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社会全体で教育をつくる原動力(エンジン)に刺激を受ける@大阪

大阪での取り組みってどうなっているのか?その原動力になっているのは何だろう?と園田学園女子大学で開催されたENGINE in Kansaiに行ってきました。

やはり大阪は東京と名古屋と並ぶ三大都市の一つであり、企業や人もほんとうに多様。そのなかで、どんな協働があるのか?どんな可能性があるのか?たくさんのヒントを得ることができました。

基調講演、熊平さんの「対話」について、メンタルモデルとリフレクションの話。

意見は、経験→感情→価値観というその人のもつ背景(メンタルモデル)から生まれる。だからそのコンテキスト(氷山の海中側、目に見えない部分ですね)を理解するところから始める必要がある。
つまり、いいねと受容するだけでなく、違い、違和感を大事にするということ。その背景に何があるのか?ですね。

ちょっと話が反れますが、経験がないことはそもそも理解ができないを解決する手段として、演劇というのはとても有効ではないかと思っています。
僕自身演劇を通して、さまざまな人(役)との関係やシチュエーションを舞台上で経験(身体化)してきており、さらに、さまざまな職を経験していることで、ビジネススキルや実績が追い付かないことはあっても、何かわかるみたいなことはそういうことなのかもしれないなと感じているからです。これは、ほんと研修や就労支援にも活かせると変な核心をもっています。

で、もし、ある程度意識合わせができるメンバーがそろっている場合、価値観ワークからビジョン共有、そしてジョハリの窓みたいなワークをいれるとチームビルディングが進むのではないかとこれまた貴重な知見をいただきました。

午後の分科会では、大阪市と大阪府と行政からの事例に参加しました。答えのない問題「わくわく問題」として、大阪府内の小学校5・6年生が年1回取り組んでいる大阪府独自の学力調査「すくすくウォッチ」は良いですね。

「わくわく問題」は、答えたことに対して、✕というのはないそうです。
これ結構採点が大変だと思うのですが、そこは民間と連携して、きちんと一人ひとりを伸ばすという視点で分析結果も全員に渡しているそうです。

大阪府の「わくわく問題」は、ペーパーで実施しているそうですが、文科省のMEXCBTがあるなかで、そのシステムも活用しながら、もっと地域を超えた学びの下支えができると良いのになというのが感想でした。どうしても行政は自治体独自にこだわりたいと思うのですが、もう少しお互いの知見を共有して、良い制度や政策はどんどん取り入れて、ローカライズしていけばよいのになと。とはいえ学校教育に対する予算がないというのは、本当にどこも共通していますよね。

またこれも学びの多い時間となりました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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