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中卒ニートわい、あまりにも暇すぎて石を探す。

タイトルのまんまである、小学生の頃から数えて14年になる付き合いの親友と共に、今年になって動画投稿を始めた、私みたいなのと14年も付き合う人間なのだから、その親友も風変わりな奴で、お互いネタを厳選してるうちに、二ヶ月経って投稿動画は未だ2本というザマだ、だが海に蹴り落とされたり、山で引きずられたりしたが、動画投稿とはそれなりに楽しめる物だと知った。

3本目の動画、採用されたのは私のネタだった、題して【拾った石でアクセサリーを作ろう】である

昔、鉱石採取の動画にハマっていた私は、川や海に行けば鉱石が落ちているのを知っていた、だがその鉱石採取の動画では、拾ったそのままの形で楽しむ、といったものばかりだったのだ。

ならばその先までやろうではないか、自分だけの宝石を見つけて、自分だけのアクセサリーを作ったらそれは、何よりも優れた装飾品へとなるのではないか!私はそう思ったのだった。

だが、ネタが決まったまでは良いものの、問題はどこで探すかということだ、私と親友の家は車で70キロほど離れた位置にある、そんな距離を何度も集まるのも洒落臭いので、石を拾う→加工までは各々動画を撮ることにした。

我が親友は行動派の捻くれ者なので、早々に家の付近の山へ行き、川で小石を拾ったと言ったが、それに対して私は行動力のないロマン主義という性格故に、どうせ見つけるなら鉱物の種類を同定出来る物で、かつレアな物を見つけたかった、そこで私は無鉄砲に川や海に行くのではなく、今は使われなくなった廃鉱山を探す事にした。

まずは自分の住んでいる福岡県北九州市の廃鉱山、鉱山跡地を調べた、すると製鉄、炭鉱の町は伊達では無く、すぐにいくつかヒットした、そして私はそのサイトで唯一、鉱山入口の写真があり大きそうな"柳浦鉱山"に狙いを定めた。

そこからは柳浦鉱山という単語で調べるが、途端にヒットするサイトや動画が減った、当然だが九州の廃鉱山に興味のあり、尚且つ発信する人間なんて、ごく一部なのだ、唯一見つかった鉱山へ行った人の動画では、ただただ山を登り鉱山へ着くといった内容だった、この時点で私には柳浦鉱山という名前しか知らず、北九州市の、どこに存在するのかすらわからない状況だった、正直もうその辺で石探して終わりでいいかなと思っていたのだが、最後に改めてGoogleで柳浦鉱山と調べ直した時、ある論文を見つけたのだ

https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/4493137/2201_p001.pdf

【門司鉱山柳浦スカルン鉱床の地質,鉱物共生および 成因について】

私は一度調べた時このサイトを開きはした、だがその時は、もっと分かりやすくキャッチーなサイトがあるだろうと、適当に流し見していたのだ、だがそんな物存在しないと知った今私は藁にもすがる思いでこの論文を読んでいった、そして見つけたのだ。

このよく分からない簡易的な地図、そもそも中卒で学の無い私はローマ字すら読みたくない、それでもまだ見ぬ宝石への執念で見つけたこの地図は、そんな労力すら忘れさせる、私にとっての宝の地図だった。

昔ポスティングのバイトをした時に培った知識で、こういった簡易的な地図を見る時は、目印になる固有名詞のある場所、そして道とを照らし合わせて目的地を見つけるのだ、そしてその固有名詞のある場所としてこの地図には"青葉台公園"というのが存在する、私は急いでGoogleマップを開いた。

ようやく手掛かりを見つけた、私の心中はそれでいっぱいだった、論文の地図にもあった山陽新幹線の線路も存在する、まさかこの論文を書いた学者さんも中卒のヒキニートが読むと思っていないだろう、この時顔もわからない学者さんに心底感謝した。

宝の地図をネットの海で見つけ、場所を特定できた、後は宝を探すだけだ、この時の私はそう思っていた、だがそこからも想定以上の困難があったのだった。


1500文字を超えたので続きは明日書こうと思う、お願いが一つあって、スキをいっぱいして欲しい、正直に言うと承認欲求を満たして欲しいのだ。

あとフォローが0なので、もしよかったらフォローして頂けないだろうか?今なら貴方が私のファン1号だ。

よろしくお願いします、中卒ヒキニート。

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