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シャッターアイランド(2009)

「ディパーテッド」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」など、名作を残してきたマーティン・スコセッシ監督✕レオナルド・ディカプリオ主演の名タッグが魅せるサスペンス映画。誰を信じたら良いのか判らなくなる筋書きはよくあるものの、それを更に一歩進めたのが本作だろう。(以下、ネタバレ?)

観る側に主人公の錯乱状態を追体験させるような演出、どこかで観たことがあるなと思ったら好んで観ていたクリストファー・ノーラン監督やデヴィッド・フィンチャー監督の十八番だ。「メメント」「ファイト・クラブ」「ゴーン・ガール」あたりが好きな方は好きな映画なのではないだろうか?ぜひ観ていただきたい。

それにしても、本作は自分の主観の不確かさを突きつけてくる。「自分こそが正しい」とは言わずとも誰しも「自分に見えている世界は正しい」とは思っているだろう。その信念が揺さぶられる。なかなか良い経験ができた。


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