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23年秋~冬にスタグフレーションが来る

本日、日経TOPICSがバブル以来の高値を更新しました
そんな、絶好調の時期に水を差す話です

話の舞台は米国ですが、
現在の米国は、インフレを退治するために
FRBによる量的緩和の終了+急速な利上げを行い
何とかインフレが下がる兆しが見えてきたところ

市場の予想では今秋には利下げを行うとされています
これは金引き締めによるインフレの鎮静化に加え、
SVBやファーストリパブリックなどの経営破綻が
今後更に増えるとの予想から利下げに向かうと見られています

参考にできる直近の金融引き締めは2018年でした
その時も利上げを受けて株式市場が暴落し
そのプレッシャーを受けた現FRB議長のパウエル氏が
一点利下げを行った経緯があります

市場参加者は2018年と同じくパウエル氏が
市場経済、企業経営の問題が出ると
利上げ停止、利下げなどの金融緩和方向に向かうと
見ています

しかし、2018年時はインフレ状況ではなかったため
金融緩和を行うことは容易でしたが、
今回は”市場環境が悪い+インフレ率が高いまま”状態で
金融緩和プレッシャーを受けることになります
これが、スタグフレーションと呼ばれる経済状態です

直近のスタグフレーションは1970~80年頃に起こり
約10年に渡りインフレ率の高低変化と経済不況が同時に起こった時期です
一度下がったインフレが金融緩和と同時に再び上昇したりと、
インフレと金融政策のいたちごっこだったようです

その歴史を現在のFRB関係者は認識していますが、
前述の2018年の対応を見ると
今のFRBはプレッシャーに弱いとみられるため
恐らく金融緩和を行い、それと同じくして再びインフレが発生する
そんな状況になると見られます

そのような状況では、インフレが高止まりし景気も良くないため
株式や債券は上がりにくいため、
代わりにコモディティ、貴金属、暗号資産などの商品の価格上昇が期待できます

来年から新NISAが始まりますが、
世界の金融市場の動向をよく見て
何に投資すべきか、または投資は一旦控えるか、
などの判断が必要になります



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