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介護士がなぜ「メンタルケア心理士」の資格を目指すのか。

まず最初に聞かれるのが「介護施設でメンタルケアなんて、高齢者のカウンセリングでもするのかい?」「そもそも認知症の高齢者にカウンセリングなんて必要なの?」という少々「それって意味があるの?」とでも言いたげな質問です。

まあ、現場の人間からすれば、そうでしょう。
しかしね。そのご家族と話をしてると思うのですよ。こちらの方が深刻かも。。。

例えばね、いろんなことがキッカケで介護施設に入居されるんですよ。そして、そのキッカケが事故や病気のように、「入居」の理由づけが、はっきりしていて、ご本人も、ご家族も納得できてるように見える。

でも実は、みんなが傷ついてる場合が多い。

しかも、ご家族の仲が良かった場合ほど、お互いの傷は深い。

でもね。

ご本人の傷は、我々職員がケアできる。任せていただきたい。

問題なのは、送り出したご家族。

後悔や、罪悪感。

特に、ご家族の中でも、一番親身なお世話をしていたご家族ほど、それは、強く出る。
そして、それは「様々な問題」を生む。。。

本来なら、これを機会に、ご自身の人生と向き合うキッカケにしてほしいのに。

これが私の「メンタルケア心理士」の資格を取ろうと思ったキッカケです。

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