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ホテル、旅館業界に見るコロナ対策「新しい生活様式」のいま(2020.9新潟旅行版)

今回の旅行で一番身にしみたのは、ホテルや旅館業界におけるコロナ対策の苦慮の跡でした。

3泊4日、2泊の時点ですが、これまでに見たコロナ対策のあれこれを触れてみます。

1.割烹旅館庭山(新発田市)

割烹旅館ということで、料理重視のお宿でした。部屋数も5つが基本という、旅館としては小さな所であったためか、最近巷で見る消毒だ検温だ何だ〜というウルサイ感覚は、ほぼ皆無でしたね。

小規模なので、従業員さんや最低限の消毒云々があれば、確かに必要以上のことは要らないのかなと思います。お風呂も部屋ごとに入るぐらいの感覚ですから、少なくとも他人と密な環境が無い。

ケアが少ないと指摘しそうなヒトもいそうですが、規模からしてもこのぐらいのライトな感じ、悪くないと思いました。


2.エンゼルグランディア越後中里(湯沢町)

ググればわかるさ、という言わずと知れたファミリー向けのホテルです。部屋数、宿泊者、初日とはケタが違います。

規模が大きいと、やることも様々。

まず、入口で検温。至るところに消毒液、レストランはビュッフェスタイルですが、マスク着用はもちろん、ビニ手袋を毎回付けかえる、だからゴミイッパイ…(でもやむを得ないかなと。)

さらに、ビュッフェの食材を自分の部屋で食べるスタイルを選べて、意外すぎるほど利用者が多かった。ちなみに、このスタイルやる方は、スーパーのレジカゴに入れて自分で運ぶという…エンゼル大きいから移動とか大変だよな…

全体的には、考えてやってるなぁ、というご苦労の跡が見えます。良いことですし、利用者側も一定の安心感があると思います。

問題は大浴場で、混雑状況の把握ができる程度でノーガード…もし大浴場が嫌なら、部屋の風呂に入るしかないです。。。


3.ホテルベルナティオ(十日町市)

ベルナティオは利用回数も多いのですが、前回は3月でコロナ禍だけど新様式前でした。

入口での検温は無し。宿泊者だけとは限らないホテルだからか、入口ガードをしてはいませんでした。

チェックインで説明を受け、いたる所に新様式スタイルの取り組みを、夕飯前にはレストラン入口で検温、手袋、マスク入れ、さらに席だけでなくビュッフェのエリアも広くなってました。この点はさすがだな、と思います。

また浴場も、従業員の張り込みこそないものの、下足入れの数で入場制限をかけていました。浴場は密の心配をすると思いますが、この点は他でも取り入れるべき手法です。

検温のタイミングからして、密なポイントをビュッフェに絞った感があるのは良いことですが、それならエンゼルみたいに最初に検温しちゃった方が面倒でないのかな…とも思いました。

こういうのは手順を、何を先に、何を後に…というもので、一番良い方法は難しいと思います。エンゼルも最初入る時だけ検温なので、今回連泊しませんでしたが、連泊により何もないとすれば、それはそれで手落ち感がありますね。

もちろん、どっちがいいか議論に関係なく、初日の庭山さん含め、「新しい生活様式」に苦慮した跡が見えたのは事実です。今回泊まった3箇所とも、100点の対応ではなかったものの、普通に利用する分には何ら問題ないなぁ、と感じました。

巷ではGotoキャンペーンなんかもありますが、キャンペーンに関係なく、旅行したければ旅行はできるんだなぁ、と改めて思うところです。

なお、今回は自家用車のみの移動なので、飛行機や新幹線等の移動手段について触れることはできませんが、コロナ対策もそろそろ「なるようになれ」という、半ば投げやりな、半ば割り切った時節へシフトします。行きたい所があれば、なにも遠慮することはありません(国内は、ですね)。充実した旅行ができるように、色々考えてみてはいかがでしょうか?

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