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岬のマヨイガと 不思議なお話

お盆期間中は、車で北へ、南へ。
移動時間が長いけれど、家族と一緒だから、本はなかなか読めません。

昨日の車中、夢中になったのは、DVDで借りてあった『岬のマヨイガ』という映画。
去年、映画館で予告をチラリと観た時からなんとなく気になっていた作品でした。

3.11直後の東北が舞台となっているリアリティある作品ですが、基本はファンタジーであり、胸に抱えるものがある少女たちの成長が描かれています。
静かに次への一歩を踏み出せるようになる温かでとても面白い作品でした。

小4の娘にとっては、怖いシーンもいくつかあったようで、目を覆う場面もありました。

劇中、「ふしぎっと」と呼ばれる不思議な妖怪たちが出てくるのです。
遠野へ出向く印象的な場面も。

映画のタイトルにもなっている「マヨイガ」という言葉。

「迷いこんだ蛾?」…なんて言って、家族に笑われましたが(笑)
遠野の言い伝えにある「ふしぎなお家」のことです。
劇中お婆さんキワさんが語る「昔話」として、このマヨイガのお話が出てきます。

若い頃、柳田國男の『遠野物語』を読んで、その流れで遠野へ一人旅に出たことがあるのですが、その旅先で買った本があったな、と。
一時帰宅した札幌の自宅の本棚から、久しぶりにこちらの本を引っ張り出してきました。

『柳田国男 遠野物語』
鵜飼久市 抄訳
高野玲子 画
星の環会

やっぱり!!
すっかり忘れていましたが、この本の中に「マヨイガの朱塗り椀」というお話が収録されていました。

この本は、民間信仰研究をされている鵜飼氏が、小学5年生の孫娘にも興味をもって読んでもらえる遠野物語を、という思いで、現代文に置きかえて綴ったという本です。

マヨイガのほかに、オシラサマとか、サムトの婆とか、河童と馬のお話とか。

映画とこちらの本を通じて、目に見えないけれどきっとある色んなもの、妖怪、神様…。
そういうものに触れる時間となりました。

遠野でレンタサイクルして一人であちこちまわったこと。
語り部のおばあちゃんからお話を聞いたこと。
懐かしいな。

明日は道南へ。
夫のご先祖様たちに手を合わせてきます。

本日のキーワード
映画の中のキワさんの言葉

「みんな自分にできることをやるしかないのさ」
「迷ってごらん。いつかたどりつくかもしれないよ」

映画『岬のマヨイガ』おすすめです♡


マカナの本のアウトプット
1ヶ月を目標にやってきました。

出張先の函館でも、帰省中も、自宅にいない日も結構ありましたが、1日も欠かすことなくなんとか1ヶ月続けることができました。

昨日が30日目で、昨日でやめても良かったけれど、とりあえず今日の31日目で一区切りとすることにします。

あとは書きたくなった時に時々…になるのか、どうなるのかな?
明日のことも決めていません笑

「毎日のアウトプット楽しみにしてる」
「メモを取りながらゆっくり考える読み方に憧れます」
「紹介されていた本を買ってきました」
「久しぶりに図書館に行きたくなった」
「私もこの本が大好き!」など
みなさんからのコメントやメッセージもとても嬉しかったです。
拙く無駄に長くなりがちな私のアウトプットを読んでくださってありがとうございます♡


自分に甘く、面倒くさがりの私が、1ヶ月といえどもこうしてアウトプットを続けられたのは、いしかわゆきさんの著書『書く習慣』を読んだことが大きいように思います。

Twitterにもいいね!してくださるいしかわゆきさん。
パワーいただきました。
ありがとうございます!!

とはいえ、SNSにアウトプットしなくとも、本を少しも読まない日はほぼないし、読書ノートを書くし。
私の中で読書とアウトプットはこの先もずっとずっと続いていきます。


▼おすすめ本『書く習慣』


▼私、マカナはこんな人

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