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夫婦の妊活日記―嫁からの提案:子どもを育てるということ

2023/7/24(月):妊活日記㊳
※この投稿は私たち夫婦の妊娠、流産、不妊治療の過去を振り返って書いたものです。
 今この記事を書いている私は、まだお母さんになれていませんが、今日も受精卵の移植手術をがんばってきました。
 このnoteのページがいつか「子育て日記」に変化していけますように…


 夫との家庭での妊活が定着し始めたころ…私は改めて夫に一つの提案をしてみることにしました。
 
 それは「特別養子縁組」という制度について。
 今までも冗談めかしたように、少し話題にしていたものの、夫の反応的に突き詰めた話はできないできたものでした。
 それまでこの話をすると、夫は
「うちはおかんが無理やわ」
「うちの家は受け入れられへんやろうな」
…そんな風に、家族の話をして議論にならない感じだったので、私も
「夫自信が避けたいことなんだろう」
と勝手に解釈して口をつぐんできました。

 だけど、話し合って妊活をリスタートできたその時の私達なら、きっと話し合いができるのではないか…そんな期待もあって、話をしてみることにしました。
 夫から「家庭の事情」ではなくて「夫の気持ち」を聞きたい。夫の気持ちとして「特別養子縁組はしない」というなら納得。
 でも、その決定が夫や私の気持ちではなく周囲の人間にあるというなら…それは納得できない!
 そんな気持ちでした。

 私の夢は本音を言えば
「子育てがしたい」
というもの。
 そしてそれは
「自分と血がつながっているのも幸せだけど、つながってないのも幸せなんじゃないかな?」
というものであり、この頃夫がより一層大好きで夫のことを一番に尊敬している私としては
「夫と一緒に育てた子どもに会いたい」
という気持ちが大きくなっていました。
 正直、血のつながりは二の次だ!…そんな本音を夫に話してみました。

 また、
「無理やり命を作り出す不妊治療より、すでに芽生えた繋いでくれる手を求めている小さな命があるなら、その方がもう少し…ほんのちょっと社会のためになるんじゃないか」
と偉く壮大な話をしました。

 夫が考えて話してくれたことは
・今まで具体的に考えたことがなかった
・家庭的に「無理やろ」って思ってた
・親戚など誰かに気を遣わせるなら養子を引き受けるのはどうだろう?
・イクみたいに自分の時間や今の生活を養子の為に注げる覚悟はもてないかも知れない
…そんな内容でした。

 この考えを受けて、私は一つのデートのお誘いをしました。
 この時、丁度公開予定だった「朝が来る」を夫婦で見ること。分からないから考えないではなく、とりあえず制度や現実を見てみませんか?
 そんな気持ちで誘ったデートで、夫の気持ちが少し変化することになります。

今日はここまで!
最後まで読んでくださってありがとうございます。

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