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ある食品を批判する理由

たとえば食品添加物を含むパンやお菓子などを

猛烈に批判する人は多い。 

「その人にとって」は世の中に不必要な食品で、見ただけでぞっとするらしい。

◯◯会社の⬜︎⬜︎みたいな添加物山盛りの物を食べているから日本人はがんやアレルギーが多い
企業はあなたの健康のことなど考えていない。無添加食品に目を向けなさい。

は??

なぜそんなこと言われなきゃならんのだ。

その会社で働く社員は、その食品があるから幸せに暮らしたり、食べていける人の命を支えている。

あなたには関係ない。

がん看護を20年近く携わってきた私が言えることは

ある一定の食品が、がんやアレルギーの原因とは考えられない
がんやアレルギーの原因は複雑で、原因は多岐にわたり、食品だけの問題ではない

カップラーメンの社長も

お菓子メーカーの社長も

長生きされている。

働く女性が増えて、男性並の収入を得ながら

みな必死に家事・育児をこなしている。

子どもを待たせている罪悪感を助けてくれるのは、市販のお菓子かもしれない。

わかっているのだ。

あなたに言われなくても。

病気になるかならないかは、からだが決めること。

無添加・無農薬にこだわっていても、がんになる人も多くいる。

無添加・無農薬生活を自慢をする人に言いたい。

無添加・無農薬生活を選ぶあなたがえらいのではなく

生産者の命があって、あなたが生かされているまでだ。


暮らしの予防医学と食養生・看護師

牧 香奈子(まき かなこ)

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