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宮古島日記6:海のある生活に憧れて

宮古島に来て早くも1か月が経った。
実はホテルで働いたあとに、オンライン日本語教師の準備をしたり、海外求人の転職活動も合わせてしているため、ゆっくり自分の時間をとってnote
やブログを書く時間がとれていない。
いや、とろうと思えばできるのだろうけど・・。
普段日常で感じている小さな喜びをできるだけ記録に残すぞ。

宮古島に来て、2回ほど車で海まで出かけた。宮古島は小さい島だが、各ポイントでビーチがたくさんある。

初めに、東洋一美しいと言われている観光スポットの与那前浜ビーチに行ってきた。名前がなかなか覚えられない。この時はまだ6月で観光客も少なかったので、ゆったり過ごすことができた。

一緒に行ったAさんは、ダイビングをしているからか、透明度や魚が泳いでいないことに不満気な様子だったが、海にめったに潜らない私からすると、生きているようなダイナミックな雲、エメラルドブルーの海を目の前にしただけで感動した。
これが日常だなんてなんと贅沢だが、ここにずっと過ごしていると、感動もしなくなるのだろうか。

海なんて数年に1回泳ぐくらいだし、欧米人はやたらビーチが好きだけど、海に行って一体なにをするんだろう。くらいに海に関心がなかった私も、せっかくだから泳いでみた。
海の水が冷たくて気持ちいい。浮かんでいるだけで、全てのことがもうどうでもよくなる。海ってこんなに気持ちのいいものだったっけ。
そう、ビーチに行ってもみんな特に何もしてない。ちょっと泳いだらビールを飲んだり、各々マイペースに過ごした。

あるときは、宮古島から橋を渡っていく来間島(くりまじま)という小さい素朴な島に行ってきた。
来間島の展望台から眺める海は、まさに絶景で、穏やかな空気が流れていた。


息を呑むほど美しいとはこのことだろう。
昨年は、ベトナムのアパートからほぼ外に出られず孤独の中、軽く絶望しながら過ごしたけれど、やっぱり生きてたらいいこともあるよね。

それから海に少しハマった私は、先週買い物帰りにパイナガマビーチでひと泳ぎしてきた。

買い物帰りに泳いで、コンビニでビール買って昼間からちょっと飲んじゃったりして。海が近くにある生活に憧れていた私はちょっとした夢が叶った気分。

海の中は、嫌なことも焦燥感も劣等感も何もない。
ただそこには「無」と静寂がある。
その中を魚と漂うだけでも、ひとときの、新たな小さなしあわせを知った。

しあわせになりたい、満たされたい、いつも足りない、嘆くよりも目の前の環境を大事にしようと思う。

職場はキツいし、人間に興味がないからつまらないけれど、それ以外の生活は結構気に入っている。


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