Over the sunを聞いた感想日記。自分の孤独に気づくとき

最近、ポッドキャストを日本語学習者用に始めたいと思い、色々検索していたところ、「Over the sun」というポッドキャストが面白い!と書かれているブログを見つけた。
ジェーン・スーさんは前から知っていたが、ポッドキャストは聞いたことがなかったので早速聞いてみた。
ちなみにOver the sunのネーミングは太陽の向こう側を目指すという意味とオヴァサン、略してオバサンの意味も入っているそうでうまいなーと思う。


互助会メンバーと言われるリスナーの方々の悩み相談が深い。時には救いようがない。
みんな必死なんだな、人生いろいろなんだな、と知らない人の人生に思いを馳せてみる。多分このポッドキャストを聞いている人に共通すると思うんだけど、聞けば聞くほどリスナーの一体感が湧くのはなんでなんだろう。

エピソード何番かは忘れてしまったのだけど、寂しさについてリスナーの人からのお便りを読む回があった。

独身を自ら選んでその道に後悔はないけれど孤独を感じている人、家庭はあるけれど不倫をして傷を埋めようとするが、本妻と仕事をすることになり孤独を感じている人、独身でファミリー層が集まるフードコートや、飲み会の話題に入っていけなくて孤独を感じる人、結婚して数年、旦那が自分よりも犬を優先して孤独を感じている人。

そしてその孤独は歳を取ったらなくなるというものでもなく、どうやら死ぬまで続くらしいこと。(銭湯の70代のおばあちゃんの会話より)

共感というか、もうみんなで円陣組んで頑張って生きようぜ、と言いたくなってしまう。

私は前の記事で今の自分が本当の人生を生きていない気がする、とか惨めとか罪悪感という言葉を使った。

人生で迎えるライフステージを諦めたわけではないけれど、レールから外れた人生。ここ数年は特に。。そのお陰で見えないもの、体験できたこともある。

私の孤独は、みんなが当たり前に持っているものを持てない寂しさが根底にあるんだろうな、とこのポッドキャストを聞いて思った。

お金、安定した仕事、結婚、子供、ペット、安心できる自分の部屋または家、コミュニティ・・。
これらは今全て自分にはないもの。普段は蓋をしているけれど無い、という寂しさが時々ふとした時にこみ上げる。

例えば、この3年で7組が結婚をして、置いて行かれたような寂しさ。
もう彼女たちの悩み(特に家庭の悩み)に私は共感もできない寂しさ。
相談者(パートナー)がいない寂しさ。

持っている人はそこからまたパートナーとの関係、お金に悩んだり、友人や生徒さんはセックスレス、子どもを持ちたくても持てなかった寂しさがあったり。

結婚してる人は私みたいに自分の時間だけがあって、好きな時に移動して自由に見えてるんだろうし。

もう答えなんてないし、みんな持ってないものを欲しがるものなんだろうなと思うけど。
その寂しさは当人しかわからない。
そしてこの孤独は死ぬまで続くのか、と思うと(銭湯のおばちゃん、特にサウナの会話をもっと盗み聞きしようと思う)気が遠くなる。

ただこのポッドキャストを通して自分の孤独に少し気づいたことをここに書けたことはよかった。

今の自分にないもの、特にライフステージに関することは本当は20代までに考えないといけないことで、それらはほぼ35歳までに起こることらしい。37歳のじぶんにはじゃあもう何のチャンスもないのか。
悲しいけれど諦めるのも違うし。

なんかまとめの文章を考えて書こうとしたけれど結局まとめたってそれは本音じゃないんだから、結論がないままこれで終わろうと思う。

孤独は辛いけど孤独を抱えた人を受け止めるくらいの優しさは持っていたいと思う。


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