プロアクティブの3原則

米国のFEMA(連邦緊急事態管理庁)には「プロアクティブの原則」というものがあり、
①疑わしいときは行動せよ
②最悪の事態を想定して行動せよ
③空振りは許されるが、見逃しは許されない
という3点を重視しているとのこと。

スピードやリスク管理が優先され、組織が複雑化するこの頃、プロアクティブ(先取り)で自走できる組織が求められている。上記の原則は私にとってすごく腹落ちするものがあり、最近は余計なお世話と思われても、たくさん空振りするようにしている。それでリスクが最小化できれば組織にとっても良いことであり、私の勤める会社では、進んでボールを拾ったり、余計なことをすることが推奨されているため、臆することなく行動できる環境があるのは大変有難い。

一方で、どんなボールでも拾っていると自分が破綻するかもしれないし、責任の所在が分からなくなり、何もできない組織へと弱体化してしまうリスクがあると思っている。アドラーの言う「課題の分離」すなわち責任の明確化が大原則であることは確かだと考えている。

結局のところ、責任は明確にしておいて、誰も責任を負っていないような合間や隙間のボールを積極的に拾っていくようなプロアクティブがベストだと考える。ここで、自分に責任のある仕事に対してプロアクティブになることには全く縛りはないことを付け加えておく。

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