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着地点を見つける①

今日も来ていただいてありがとうございます。
相変わらずニッチな内容ですが、よろしくお願いします。

献立のバラエティはどこで感じるものなのか

これがわかれば、
何に向かって仕事をすすめればいいのかがわかるわけです。

で、そもそも献立って
スポットライトを当てる方向が変わると
違った風景が見えてくると思うので、
角度を変えながら考えてみましょうか。。


定番の「献立」になっているか?

私がよく参考にしていたのは、外食メニューです。
大手外食産業の「定食」や
牛丼チェーンの定食や
カフェとかレストランのランチメニューなど。
時々店のショーウインドウの前でチェックしてました。

こういうところの献立って、
商売だから売れるように作っているので、
いろんなチェックが入って「ウケ」がいいように組み立てられてる。

で。
いつも見てるとパターンがあるのがわかってきます。
ウケるための「定番」があるんです。
食べる人に納得感があるのが「定番」。
基本がなくちゃ、バラエティもなにもあったもんじゃない。

  具体的なことについては、
  今後「献立の作り方」っていうセクションを作る予定なので、
  そこで書いていきたいと思います。。

定番に、はまっているということ。

定食やランチの「定番」にはまっていれば、
食材や料理の、細かいあれこれは
それほど気にならないと思うんですよねー。

例えば、牛丼チェーンとかで出てくるみそ汁の具は、
たいていワカメです。
いっつもワカメだけど、
「たまには大根入ってるといいなー」とか、
気にすることってありませんよね。
っていうか、ワカメじゃないとヘンな感じがする。

例えば、昼に「生姜焼き定食」食べて、
夜「ミックスフライ定食」食べたとき、
両方とも付け合わせが千切りキャベツだけど、
別の付け合わせを期待することなんかないし、
逆にブロッコリーなんかが乗ってると、気になる。

つまり、青菜の和え物を毎日1回出したとしても、
定番の一部ならば、
単なるお膳の風景になっちゃって、
そこに注目されにくくなる、ってことです。

バラエティを作るってことは、
部分的な変化を作るってことじゃなくて、
いろんなパターンの定番献立を並べるってこと、
じゃないかと、私は思います。

病院食食べてる患者さんで、
みそ汁の具の変化に期待してる人って、
ほとんどいない、よ?


数字合わせになっていないか?

これ、献立作成者にとっては重要な問題ですよね。
約束食事箋や食糧構成に合ってないと、ね。

だけどね。
私が「献立見てくださいー」って言われて
「んじゃぁ」、って見たときに、
数字合わせが優先しちゃった献立は、
見ただけでわかる。

本人に「でしょー?」って聞くと、
「あーやっぱりわかりましたぁ?」って
必ず言うし、
「ここ、悩んで変更したけど納得できてないでしょう?」って聞くと、
「ですぅ~。」って。

見ただけでわかるんだから、
リアルな食事に仕上がったら、
ますます不自然な感じになるに決まってる。

こういういびつさが違和感につながって、
次第に「飽きる」になっていくような気がするなぁ。

コツさえわかれば
数字なんていくらでも合わせることはできるんだから、
優先順位は低くていいと思う。
新人の子だって、コツを教えたらすぐに数字合わせができるようになる。
(もちろん、治療食展開についても同じです)

まずは、食卓がイメージできるような献立を作る。
そこんとこを着地点にすべきだと思うのです。


☆彡 今日の写真は江ノ島水族館のイルカショーです。
   あれ、これはシャチか?な?

   実は、最近、数年ぶりに物欲に負けて
   お買い物をしてしまいました。
   ・・・江ノ島水族館のコラボで作られた傘。
   傘なんて、死ぬまでに使いきれないほど持ってるのに、
   物欲に負けたー。
   そして、買ったとたんに雨が降らなくなったのはなぜ?!

新江ノ島水族館HPより

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