#8 書写 年金12万もらえる人の収入
タイトル:年金を月12万円もらえる人は、現役時代にどのぐらいの収入がある人ですか?
文字数 1249文字
書写時間 31分15秒
書写引用元:
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/4f892d84cb37e68f2185c16458f90859c7477697
調べた単語:
額面:
会社から自分に対して支払われる金額の合計のことです。 通常は、基本給と通勤手当(交通費)、時間外手当(残業手当)などの各種手当で構成されており、一般的な給与明細では「総支給金額」の欄に記載されています。
経過的加算:
特別支給の老齢厚生年金の定額部分を受けていた人が老齢基礎年金をもらうようになったときに、その差額が老齢厚生年金に加算されるものです。
以下書写
年収を突き12万円もらえる人は、現役時代にどのくらいの収入がある人ですか?
老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になっている人も多いのではないでしょうか。そんな年金初心者の方たちの疑問に専門家が回答します。
今回は、将来、年金を12万円もらいたい場合の現役時代の収入についてです。
♦Q:年金を月12万円もらえる人は、現役時代にどのくらいの収入がある人ですか?
「会社員として働いて将来、年金を12万円もらうためには、現役時代にどのくらいの収入が必要ですか?」(20代・会社員)
♦A:年収の目安は270万4100円(月額22万5342円)です
会社員は、受給要件を満たすことで原則、65歳から老齢基礎年金に、老齢厚生年金が上乗せされて受け取れます。老歴基礎年金は、未納機関・免除期間が全くない方は、月額6万8000円(令和6年度満額)が受け取れます。
老齢厚生年金の受給額は、現役世代の収入金額(給料など)と厚生年金加入期間によって、次の式で計算されます。
(1)平成15年3月までは、平均標準報酬月額×7.5/1000×平成15年3月までの加入期間
(2)平成15年4月以降は、平均標準報酬月額×5.769/1000×平成15年4月以後の加入期間
(※)
※スライド率等については省略。乗率は昭和21年4月2日生まれ以降の人は新乗率を使用
では、将来毎月12万円の年金を受け取れる会社員の年収はいくらになるでしょうか?
前提条件で考えると、将来、毎月12万円の年金を受け取るために、老齢厚生年金は月額5万2000円(12-6万8000円)、年間で62万4000円受け取る必要があります。
老齢厚生年金を月額5万2000円(年額62万4000円)受け取るための年収を、(2)の計算式で算出します。
●計算式
平均標準報酬額×5.769/1000×480カ月(加入期間)=62万4000円(年間の老齢厚生年金受給額)
平均標準報酬額=62万4000円/(5.769/1000×480)≓22万5342円
平均標準報酬月額を年収に換算します。
22万5342円×12カ月≓270万4100円(年収)
したがって、毎月12万円の年金を受け取るために必要な生涯平均年収の目安は270万4100円(月額22万5342円)となります。
また、65歳時点で
厚生年金の加入期間が20年以上あると、要件を満たす配偶者がいる場合に老齢厚生年金に配偶者加給年金額が上乗せしてもらえることになります。
※現在の制度をもとにした計算で、将来の年金額を保証するものではありません。
※経過的加算は考慮していません。
※年金額と給料額は額面で計算しています。
監修・文/〇〇 〇〇(ファイナンシャルプランナー)