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苦手な人

考えてみると昔からいつでも現れる苦手な人。
どの環境のどの集団にも登場、もしくは初め良好だったのが途中から一転したりも。
いつも躓く、その理由も解決法も知りたい。
最近になってやっと、こういう事なのかも知れない、という道筋に出逢えたので、どうなるのか実験しているところです。




分析し尽くす

苦手や嫌いがあって当たり前、お釈迦さまや天使のような、そんな清廉潔白になろうなんて全然思ってないんです。
ただ必要以上に不快を挿入され過ごすのは避けたいんです。
雑草魂の私は、もうこうなったら逆にこれを利用してやろうかという考えです。
もちろん、拗らせないよう現実には働きかけず対外的には無害のままで。
かといって何もせず引き下がるのはなんだか悔しい、何かしらプラスになるコト掴みたい、いっそのこと一旦思いきり凝視して分析し尽くすことに。
苦手意識が辛いのは、考えれば考えるほど問題が大きくなること、今以上に危害を与えられないかという不安感が膨らむからかも。
分からない理解できないという不安を解消してしまえば、少しはラクになるはず、と書き出してみました。最後に燃やすか破くかして捨て去れば良いので思いきり、私の勝手な上から目線で存分に書きました。

  1. 苦手な人をリストアップ
    実名でもあだ名でも、思い出せる限り。
    私はよく人の名前を忘れるので勝手に付けたあだ名を書きました、そんな風に呼ばれているとは…だけでもう笑って許せそう。

  2. 各人の "嫌point" を挙げる
    これだから苦手、こういうとこがキライっ!何でも思いつくまま正直に詳しく書きました。許し難い出来事があったならその時感じたキモチも。
    どんなことでも自分がそう感じたならそれは間違ってない、評判良い人でも、私だけが見抜いている本質だってあるんだから。

  3. 相手のメリット・理由
    私にそんな態度する理由や、どんなメリットがあってするのかを考えてみました。思いつかない時は、性格が悪いからと書くと何だか笑えます。

  4. 共通点を見つける
    自分の苦手な種類が判明します。
    私は、パワハラ・マウンティング・仲間外れ etc、支配したり管理したりする人が苦手と判明。必要以上にこちらの予定を把握しようとしてきたり、何もかもを知りたがったりというのも。



根っこの感情


さらに集約していくと嫌だと感じる理由が1つ2つに絞られ、私の場合は「自由を損なうかも知れない恐さ」。
いままで沢山の現実劇場が繰り広げられ、その度に大騒ぎしてきたけど、結局全部、根っこの感情は毎回同じだったんです。
ここまでで少し冷静になれたので、相手はそんなつもりなくもしかしたら私が過剰反応し過ぎて拗らせた面もあったかもと反省しました。
だからその傾向を受容れつつもう少し上手い対応方法を取ろうと決めました。大袈裟に反応せずさりげなくスルーする技を身につければ良いだけですもんね、これでこのケースは解決するかもです。
次の項のこともあって今は苦手な人を、拒否せず過剰に意識もせず受け身でいるだけ、の実験をしています。


鏡の法則


鏡の法則を最近知って、もっと判ったことがあります。
人生に登場する人たちは自分の写し鏡だということ、苦手な嫌な人は私自身ということです。
思い返せば…周りの人、もっと身近な家族には支配的になっていました。私の勝手な謎ルールに則って行動制限したり強制したり、暴君でした。
心を見つめてみると、アレコレ言い訳はあるけど本音のところは、私が不自由を強いられているのに人が自由に振舞うことが許し難かったんです。…歪んでる。

なかなか辛い事実ですが、理解できない相容れないと思っていた人の中に私自身を視ました。私の成長を促す課題として、外側に投影されていると捉えています。
でもこういうエピソードは全部、大いなる神々が主催した劇、私一人のために催されていると思えば有難い気持ちになります。
苦手で嫌いなアノ人は、私の為の脇役として活躍してくれただけでした。


実験の経過


苦手な人に対して、これまでは逃げの一手でしたが実際はアタマも心も囚われていて逃げきれてもいませんでした。
でも今回向き合ってみて判った事によって、また同じ状況になった時、「またこの人生劇に入り込んでたわ!」とハッとして我に還れるので負のスパイラルからは脱出成功しています。
結局のところ苦手な人をZEROにすることは叶わないように思いますので、この対処法で振り回されることを回避出来て助かっています。
もし心に余裕があれば、 苦手な人を考察して今の課題を知る事も出来ます。
この、課題を「知る」ことだけで半分クリアしているような気がするほどラクになれました。現実行動に躍起になる必要も執着も無くなったからです。

不思議なことに課題抽出した相手が自然と去っていくことに気づきました。
あんなに気に病まされていた相手が知らないうちに引っ越ししていた、なんてことも最近起こりました。
それから、密接に連絡取り合っていたような相手でもなぜか連絡が1日2日と遅れて届くようになり疎遠になるケース。これは過去にも何度となくありました。
お互いに別の人生ステージに進んだということと解釈しています、またどこかで一緒のステージになることもあるかも知れません。
目下、姉妹のように親しくしていた方が急変して昔の私のように振舞い始めたので前述のスルー術で無抵抗で成り行きを眺めているケースがあります。息子のイジメっ子対応にも役立つし実験の公平性にも役立つかと、私の対応に息子も同席したりしています。
今のところ相手の方に私の苦手意識は伝わっていないようですが、連絡が遅れて届くようになってきました。今まではここでサヨウナラの気持ちで居ましたが、今回はふと想いに上がってくるたび彼女の良い面を感謝するようにしているので、その違いが出るかどうか実験中です。


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