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「神輿が落ちる!?」ってどういうこと?事例(1)

まーこんな言葉聞いたことないですよね。「神輿が落ちる」って言葉を使うことが、一部ではあるんです。そりゃー、神輿全体がドスンと落ちてくるとかって訳ではないですが。そんなんだったらケガどころじゃ済まないですからね。

YouTubeで見つけたこちらの動画なんですが、川崎市の有馬神明神社の大神輿渡御の映像です。

こちらの御神輿、とにかく大きい!!重量2トンとのことで、通常の御神輿ってだいたい500kg〜600kgなんで、ざっと3倍強ってところ。これは担ぐと大変でしょうね。

でもって、これ神輿の片方に傾いてしまっているんですが、恐らく担ぎ手の方々の配置というか位置取りのバランス加減によって片方が落ちて(=倒れて)しまったのかと。

なんせこれだけ大きく重い御神輿ですからね。まず、担ぎ手の人数が少ないと一人あたりの重量の負荷が大きくなります。そうすると担ぎ手が重さに耐えきれず(重いし、痛いし)に担ぎ棒から肩を外してしまったり。でも、動画では人数はなんとかいるようなので、考えられることとしては、小柄の方や女性の担ぎ手が多く、その分他の担ぎ手への負荷がとんでもなく大きくなって、つまりバランスが悪く重みに耐えかねてしまったのかと。

そんでもって、そのままだとそれこそ御神輿の下敷きになりかねないんで、担ぎ棒から肩を外したりして、敢えてなのか、どうにもならなくてなか分かりませんが、結果として神輿を落とす(=倒す)ってなことになったのではないかと。

通常の御神輿では、そこまでなることはほぼないと思いますが、それでも担ぎ手のバランスによっては「なんでこんなに重いんだ!」って、苦痛に顔を歪めることもありますからね。それが2トン!の御神輿なら、そりゃー逃げ出すしかないでしょ(笑)

でもって、こうなるともう片方の担ぎ手は担ぎ棒に肩を入れたまま、じーっと我慢な訳ですよ。これもまたツライ!!で、落ちた方では、これまた超大変ですが、地面すれすれか、あるいは地面についてしまっている担ぎ棒をその低い位置から持ち上げないといけませんからね。肩を入れてなかった周りの人達も一緒になって担ぎ棒を引き上げようとしながら、それに合わせて肩入れている担ぎ手もグイッと神輿を持ち上げようとする訳です。

その時「ヨイヨイ、ヨイヤサー!ヨイヨイ、ヨイヤサー!」って掛け声をかけるんです。まー、これはこれで神輿渡御のアトラクション(?)の一つになっちゃってるかもしれませんが。やってる方はたまったもんじゃないでしょうが・・・

もし皆さんが、神輿が落ちていて「ヨイヨイ、ヨイヤサー!」の掛け声を聞いた時は、「ガンバレ!!」って心の中でつぶやきながら笑顔で御神輿と担ぎ手を見守って下さいませm(_ _)m