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2021/7/10 神田司町「みますや」

梅雨の合間で久しぶりの晴れ間。それしても、東京の最高気温は33.4度!と真夏の天気となった土曜日。そして、せっかくお店でお酒が呑めるようになった思ったのも束の間、4度目の緊急事態宣言直前の最後の土曜日。

呑みに行きたいお店は数々あれど「そう言えば、あのお店は残っているのか?」かと、微かな不安を覚えた一軒。それが明治38年創業の神田司町にある老舗居酒屋「みますや」。

なぜ微かな不安を覚えたか?それは、このコロナ渦で閉店に追い込まれている昔ながらのお店が増えているから。それも、この神田界隈の味のあるお店が段々と姿を消してしまっている現状があったので。「スヰートポーヅ」「酔の助」といったお店が閉店したと聞いたときは、かなりショックでしたよ。

ってな訳で、言わば「お店の安否確認」のため神田に参上したのですが、しっかり営業してくれておりました!「みますや」さん!!よっかた〜!!

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でもって、早速お店へ。このご時世なんで、どのテーブルも間隔をあけてお客さんが座っている。なんだか、少し寂しい感じですが、一人奥にある大きめなテーブルに通されると、男性2名と女性1名の”一人呑み”ラヴァーズ(?)が各々飲まれておりましたよ。そこに私もちょこっと陣取り、ひとりのみ開始!

まずは、キリンラガービールでスタート。そして、いんげんの胡麻味噌和えをお供にして。ちょっと濃い目の胡麻味噌和えをいんげんにちょろっとつけて、ちびちびと。

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そしたら、隣のテーブルのガタイのいいお兄さん二人連れの前に徳利が出てきたのを見つけてしまったんですよ。「でた、最高気温33度でも燗酒!」って心の中で叫んでしまい、「うわー、燗酒呑みたい!!」って。急いでビールを空けて「燗酒1合ください!」って注文しました。

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燗酒、熱燗好きではありますが、7月に飲んだ記憶は流石にない(笑)燗酒って、なんか落ち着くんですよね。暖かくすることで円やかさでるというか。でもって、これをチビチビとやりながら、さて何を肴にするか?とくれば、「みますや」の看板メニューの一つ「コハダ酢」でやるのが一番と思ってオーダー。

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夏場にお酢のサッパリとした酸味を味わいながら日本酒を呑む、このひと時!たまらん!!勝手な想像ですが、一人呑み好きな人って心の中でそう言って悦に浸ってるに違いありません。少なくとも俺はそう(笑)なんだったら、お酒を一口含んで「くぅー」って声に出したいのを堪えてますから・・・

という訳で、日本酒をゆっくりやりながら老舗居酒屋がこの先も失われずに居てくれることを願い、ほろ酔い加減で過ごしたのでした。

また、緊急事態宣言で8月下旬までお店でお酒を呑めなくなりますが、この時のことを肴にして家呑みでもするとしますかね。