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40歳のカナダ留学(6) 最初の1か月の英語力

40歳でカナダにのんびり留学する生活を記録します。

3週間が経過して、月に一度の試験を終えました。
私は英語力がないのでまず語学学校に通っているのですが、指定のレベルに3ヶ月以内に達しないと、目的の学校(カレッジ)に行けないのです。テストは月に1回で、そのうち1回合格すればいい状態からのスタートでした。
そして、最初に配置されたクラスの先生がとってもゆるくて、「普段頑張ってるからOK!」みたいなノリで、なんと初月に合格しました。

教室はこんな感じ

・・・それはそれでとても安心したのですが、
いや、全然その英語力じゃ間に合わないですね。。
私が行きたいのはビジネスカレッジ。専門学校みたいな感じです。ビジネスについてディスカッションとかすると思うんです。それについていける英語力は、学校で習うペースじゃ全然足りない。さらにカレッジ通学中は就労可能なビザなので、アルバイトを見つけて実践して、さらにインターン的な仕事先を見つけて事務職したいわけです。

うわー!全然話せないよー!

もちろんこうなることは予想済みなので、焦りますが後悔はしてません。日本にいたときの自分が、「いまは勉強に全然身が入らない。未来の自分に託そう。」と言った結果がこれなので、いまやるしかないです。

学校によっては、みっちりカレッジ準備に役に立つ英語を教えてくれるところもあるようなのですが、私にはゆるい=自分のペースでできる、ので学校自体は悪くないなと思っています。宿題もないです。その分、自分で問題意識をもって自習しなければと思います。

まず、語学学校は私にはとても楽しい学校になりました。人見知りはしませんが、引っ込み思案なのと(挨拶は元気にしますがそれ以上の会話はさほど続かない)、第一印象の雰囲気がフレンドリーな見た目ではないので(さらにみんなよりかなり年上ですし)、そんなに爆発的に友達増えたりはしませんけども、クラスでは出身がどこであろうとみんな頑張って英語で会話します。お互いに英語できないので、発音も文法もめちゃくちゃですが、とにかく授業中話す。話す練習のために学校がある感じです。(先生は私達の言ってることがむちゃくちゃでも、直したりしませんでした。これは先生によると思います。とにかく自由に喋らせる。スピーキングについてはアウトプットの場です。)

お昼もなるべく英語で話します。何度も聞き返されて凹みそうにはなりますが。。みんながマッチングアプリでパートナー見つけた話とかしてて、楽しそうでいいなぁ、積極性は重要だなあ、とうじうじしてて凹みそうにはなりますが。
生徒は東アジアと南米から来ている人が多いです。
**私のいる学校は、10代から70代くらいまでいるようですが、大多数は大学3年生~30代前半です。ワーホリの人も、仕事を休んできている人も、仕事をやめてきている人もいます。

文法も学びますが、「ネイティブの感覚を説明してくれるから、日本での勉強よりわかりやすいなあ!」と思うところもあれば、「これって、こういう意味だって言ってるのかなあ。英語で書いてあるからよくわからないなあ。」みたいになるところもあります。 やっぱり、文法は先にしっかり頭に入れたうえで、「そういうニュアンスで使い分けるのね!」というのを現地学校で学ぶのが良い気がします。特に、理論がわからないと何も頭に入ってこない私のようなタイプには。。

さらに、リスニングはめーちゃくちゃ早い。先生も早口(標準スピード)だし、YouTubeの街頭インタビューとかを、一字一句漏らさず聞いて書き起こしたりする。(ディクテーションですね。)
いままでそんなことしたことなかったので、「集中して聞くってこういうことだったのかあ!」と思いました。だから、いままでなんとなくしか相手の言ってることわからなかったんだな。
でもこれもまた、文法がわかってないと細部を推測できないわけです。(たとえば、冠詞のaとか、複数のsとかを書き漏らす。)

同じクラス以外でも知り合いは増えるので、レベルも異なり、さらにワーホリで来てすでにバイトしている人たちなどが結構英語喋れてたりすると刺激になったり、文法は苦手だとしてもガンガン発言できる南米の方のマインドに刺激受けたりします。

**クラス間の交流具合は、学校の規模などにもよるようです。私の学校はそこまで大きくなく、しかしクラスが多く、クラス変更も簡単なので、知り合いの知り合いみたいな感じでクラス間の交流が増えやすいですが、大きな学校だと同じクラスの人としか知り合わなかったりするそうです。さらに毎週入学や卒業があるので(人によって1週間しかいないとか3か月とか1年とかも異なりますし、入学時期もバラバラです)同じクラスだけでも出会いはたくさんあると思います。

というわけで、準備不足のわたしは、それを補うために、学校以外に別のセミナーにも通うのでした。。
わたしの性格上、ある程度勇気出して喋る練習も必要だけど、自信を持って話すにはもっと理論を身につけることが必要のようです。

ただ、日本にいるときは文法を学んでも「なんのために学んでいるのか、よくわからない」という状態で、どうしたらいいかわからず、お手上げでした。結果、とにかく最初に使いそうな会話フレーズを覚えるようにしていました。それはそれで、初期の会話には役立ったと思います。

文法(構造)を「どういう場面の会話に使うのか」まで落とし込まないと英作文ができず、言いたいことが文章にならないのかな、と感じています。
例えば、「現在完了形と現在完了進行形は、どういうことを話したいときに使い分けるの?(どういう考え方をしていたら使い分けたくなるの?)」みたいなのが、こちらに来て最初の大きな疑問。(それにこたえてくれたセミナーにいきます。)

日本語とはそもそも時間等に対する「表現の仕方」が違ったりするそうなので、「もともと(日本とは違って)こういう時間間隔を持っているから、英語を使う人はこういう時はこんな話し方をしたくなる。だから、こういう風にこの文法を使い分けている。」という背景がある。
こういうことは学校で教えてもらった記憶がないので、それを学べる感じは面白いです。これがわからないと私は頭がこんがらがって話せないなぁ、、と感じます。
たとえば、日本語だったら「今も過去から同じ状況が続いているかどうか」とかを気にして動詞変化する必要ないんだもの。
(「風邪ひいてるよ。」を、いつから風邪引いてるか言いたかったら
「昨日からずっと風邪ひいてるよ。」と修飾して言えばいいんだもの。
「引き続けているよ」とか「引いた状態が続いて今に至るよ」みたいなことを、動詞の形の変化で説明する必要ない。)

フィーリングで話せればいいんですが、元が理屈っぽいからなぁ私は。。

現地の出会いへの憧れは一旦置いておいて、基礎のない私は、しばらく基礎練頑張ります!


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