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40歳のカナダ留学(1)いざ出発

40歳でカナダにのんびり留学する生活を記録します。
来るまではいろいろと心配でしたが、とりあえず心配するほどのことはあまりありませんでした。

現状の英語レベル:
なんとなく相手の言っていることは理解できますが、自分が言いたいことをほぼ言えない。言葉にするのにすごく時間がかかるので、
「YES!」「I got it!」くらいの長さの言葉しか返せない。言うことを事前に用意していても詰まる。
2024年4月からカナダの語学学校に通っています。時系列は前後しますが、あったことを書いていこうと思います。

出発直前の荷物整理とさみしい気持ち

ここまでの準備についてはいつか記録するとして、出発日から話を始めます。

私は住んでいた東京の家を解約して、出発前夜はホテルに泊まりました。
この日までは準備で不安がいっぱいだったけども、すでに家もないのでなるようにしかならず、逆に気が楽になりました。
不要だけど数年後の生活に使いそうなものは遠く離れた実家においてもらえることになりましたが、
当初は「5箱くらいかな~」なんて言っておいて、
結局、段ボール20箱を超えたので、帰ったらちゃんと整理しようと思います。多すぎて親も笑うしかない。
そもそも関東にいる間に12回ほど引っ越しをしたけども(引っ越しが趣味なので)、毎回さほど整理せずに引っ越して、最終的に50箱くらいにはなっていたかもしれない。それが急に数箱になるわけもなく、私はぼんやりとしすぎていたな。

長期留学かつ、家がなくなったことにより「引っ越し」のイメージを持ってしまったため、荷物は、70L一つ、40L一つ、ボストンバック一つ。ぱんっぱんにつめてしまいました。荷物の重さをはかるはかりで、無料許容量を超えないように、何度も量りながら。。。
防寒着、最低限の調理器具、最低限の衣服、靴、生理用品、日用品、ティッシュ、基礎化粧品、PC、辞書、機内用の服や枕、ほんだし、、、
そして私は何度も何度も、入国手続きの方法をネットで確認するのでした。。

羽田国際線搭乗ロビー

利用した羽田の第2ターミナル国際線搭乗口(ANA)は、とてもきれいで新しい。2階には蔦屋書店のおしゃれな本屋カフェがありました。
友達が見送りに来てくれて、離れた場所にいる親ともカメラ通話をして、どんどん日本を離れがたくなってしまう。こんなに友達に恵まれていて、これまでも出発までにたくさんの友達が壮行会をしてくれて、そんな幸せを離れてまでどこに行こうというのか。何を得ようというのか。
もう大人だから、どこにいたって、何もしなければ何も起こらないことを知っているからこそ、
私はなんなのだ、という気持ちになりました。

友人たちとは、生活も変わるのでなかなか話も合わなくなったりするでしょう。そもそも時差があるので、私の夜はみんなの朝です。しばらく仕事もしていないので、仕事をしている人のつらさにも寄り添えなくなるかもしれなって、話も合わなくなるかもしれない。別れは少し感傷的になってしまいます。

みんなと離れて出国手続きに向かいます。手荷物検査をして、パスポートを機械に通したらそれで終わり。日本から出るのは簡単でした。
搭乗口前には、すでに多国籍な人たちが多くなっていて、日本を出たかのよう。もうしばらくみんなには会えないんだと思ったら、徐々に不安な気持ちも和らぎ、あきらめもついてきました。

いざ出発 機内食はいつ何が出るのか

最初は直行便で行こうと思ったので、羽田発バンクーバー着ANAの直行便NH116便に乗りました。
21:55定刻発で、私の座席は38列目でした。エコノミーは日本国内の飛行機とあまり変わらない狭さ。

機内食はいつ何が出てくるんだろう?とそわそわしていたのですが、日本時間23:30頃に後ろの席の私にもスナックとドリンクが配られました。すでにもういつもの私なら寝ていてもおかしくない時間。しかしドキドキしているからかまださほど眠くなく。
そのあと日本時間0:40頃に夕食が配られました。
夕食は、牛すき焼きかシーフードドリアのいずれかのメインを選ぶため、シーフードドリアにしました。さらにハーゲンダッツバニラも配られたのでうっかり受け取って食べてしまいました。すでに今日は4食目なのに。。

機内食

基本的に機内は暗く、映画を見たりうとうとして寝ていました。ただ、たまに揺れます。揺れるとシートベルトサインがつき、トイレに並んでいても席に戻らないといけないので気を付けないといけないですね。もともと寝るときに足がむくみやすいので、着圧ソックスを持ってきて本当に良かった。

到着1時間前に朝食が配られました。クロワッサンサンドがおいしかった。さらにもうひと眠りしたい眠さでしたが、揺れたり明るかったりでうとうと程度。
周りの人は旅慣れているようで、「9時間なんてあっという間だね」という顔をしている気がする。

機内食(朝食)

ドキドキ入国手続き:学生ビザ

降りてトイレに行くと周りにほぼ誰もいなくなり、あわてて向かう。入国手続きもまた機械行うので、画面で日本語を選択して、パスポートをかざし、就学目的だということや、持ち込み品は特に申告するものがないことなどを入力。滞在日数を入力する必要があったので、「2年弱って何日?」となってあたふた。終わると紙が印刷されました。

非居住者向けのレーンに並び、機械にパスポートを入れて顔写真を撮ったら入国審査は終了。

ふむ。誰も何も聞いてこない。
入国も簡単だ。
そういえば、海外旅行行ったときもこんな感じだった。同じか。

荷物が流れてくるレーンに向かい、スーツケースをピックアップ。カートにのっけてimmigrationを目指す。これが重要。観光でしか諸国に行ったことがない私にとっての初体験。これを忘れると学生ビザがもらえない。緊張MAX。

イミグレーション室の前では、荷物をあっちに置いてきて、と指示されます。そう指示があることは伝え聞いていたので、あらかじめ貴重品と書類をリュックで持てるようにしておきましたた。リュックだけをもって、指示された場所に座る。部屋の中に入るように言われて並ぶと、並んだまま前のほうから20人分くらい一気にパスポートと書類を回収されました。私は必要な全書類と、さっき印刷された紙をパスポートに挟んで渡したら「perfect」と褒められました。ほかの人は、どうやらパスポートだけだったり、パスポートとさっき印刷された紙くらいしか挟んでいない。そして、褒めてくれた割に、全員のパスポートをバサバサっと落としていた。
あーあ、そりゃいっぺんにたくさん持つから。。

無事書類が混ざることもなかったようで、名前を呼ばれて窓口に行きました。「education and employee(と、言われたかどうかは定かではない)だね」みたいなことを言われて、「就労できる学生ビザですね」と聞かれたんだと思うので「YES」と答えました。そしたらビザを渡されて終わった。

ちなみに私の場合、語学学校に行ったあとにカレッジに行く予定なのですが(カナダの制度で、"COOP"のdiploma取得を目指す)、語学学校を無事に修了することがカレッジに入学する条件になっているので、語学学校3か月分を賄えるビザしか現時点では出ません。といっても1年間は滞在猶予あるけど。
(しかも、就労許可は下りているけど、語学学校に通っている間はバイトできない。)
ビザの書類は、名前や期間などが「よく間違っている」らしいので、エージェントに写真を見せてWチェックしてもらいながら、じっくり確認します。幸い、間違っていなかった。

ただ、席に座って確認しすぎたせいで、もう一度呼ばれてしまい、
「もうビザ持ってるよ」といってビザ書類を渡したら、
「今日出たやつ?なんでじゃあここにいるの?することないから早く帰って!」と英語で言われました。
日本ではあんまり無い扱いで、海外を感じるなあ。

バンクーバー国際空港出口

迎えに来てもらう約束をしていたので、指定の場所に行って車に乗せてもらう。とてもあっさりと入国できて、それまでの不安がすべて杞憂に終わってよかった。

それにしてもあっさりだった。ビビりすぎた。

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