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旦那と「年収・仕事の充実度・キャリア」を比較してしまう気持ち

年収や仕事の充実度、キャリアを旦那と比較してしまう。

そして毎度毎度苦しくなる。Twitterに書いて非難も浴びましたが、あえて考えをここに書こうと思います。

体調不良としか闘っていない三年間

私は今二人目を妊娠中。妊娠6ヶ月。
前回妊娠時もつわりで休業し、今回も2ヶ月休業してました。

上の子は1才8ヶ月。
0才7ヶ月から職場復帰している。
当初はフルタイムで復帰しようと思ったけど、
息子の体調不良・私の体調回復の遅さ・家事と育児と仕事の両立で無理だなと判断し、早々に時短勤務へ変更。
途中から2時間時短勤務にしてました。

2時間時短勤務にして、息子が1才4ヶ月を超えたころにようやく自分の体調も戻ってきて心の余裕が少し出てきた。

この辺でまた二人目の妊娠発覚
怒涛のつわり生活
しんどくて休業

ようやくつわりが収まったころにコロナ勃発
在宅勤務ができるようになったのは妊婦として大変ありがたかった。
(一人目の時は技術職が在宅勤務なんてと門前払い。
こんだけ大事にならないと在宅勤務許可が下りないなんて。)
じきに登園自粛在宅勤務×育児×妊婦のトリプルコンボで無事死亡。

先日緊急事態宣言が解除された←イマココ

ひとことでまとめると、この三年ぐらい体調不良と戦ったことしかない
技術者としてなんにも成長してない
努力もしてない。
毎日毎日精いっぱい

産休・育休で私の年収は激減。
仕事に復帰しても2時間時短勤務で年収激減。
増えたのは体重と毛穴とクマだけ。


私は上司から「●●さんは二年連続、業務評価が-1だから昇格はまだ厳しいかな」と言われた。
そりゃそうだ。
技術者としてのアウトプットもしょぼい
年休も使い果たし欠勤祭り
そんな私に給料が支払われるだけマシなんだろう。


似たようなバックグラウンドをもった夫婦


私と旦那は同い年だ。
大学のレベルの差はあっても一応どちらも理系院卒
最初の仕事は同じような製造業での技術職。(専門は違うけどね)
夫婦ともに転職して同じ会社に入社した。
こちらも製造業・技術職で入社したが、旦那はじきに企画職へ異動となった。

同じ会社でも私と旦那のいる場所は全く違った。
私は工場付きの技術職で、働き方も考え方も「昭和」で「おじさん」だ。
よくわからないルールや仕事が多い。

もともと技術職が向いていないなと感じ始めていたので
仕事が面白くないのもあり私は愕然として絶望した。
転職失敗したなぁと思ってた。

企画や営業に興味があったので、旦那の異動は素直に喜べなかった
もともと転職が先に決まったのも旦那だったので、心は嫉妬の嵐だった。

ここまで書いてツイッターでも散見されましたが、
「旦那さんは努力したんだろ。努力もせずに言うんじゃねぇ」的な批判が毎回来ます。
ありがとうございます。
努力しとるわ。ぼけなす。
「努力の方向性を間違えているのでは?」等のご意見もたくさん頂きます。
じゃあ方向を教えてくれよ。こちとら人生迷い中だよ。


そうこうしている間に不育症治療もあり私は妊娠した。
卵巣の病気になったり、流産したり、治療した後での妊娠でうれしかったはずなのに
思った以上に体調不良が続き、完全に心が折れていた。

余談。
これ、妊娠・出産・(育児)ですごいところは心が折れても止められないんだよね。
病気の治療もそうなんだけど、人の生き死にに関係することって心が折れても止められないんだ
ほんとにきつい。
「妊娠やーめた!」とか「妊婦、ちょっと休憩しまーす」とかできない
やるしかない。続けるしかない。
自分との闘い。
だから生き死にに関係しないこと(やーめた!ってできること)は心が折れる前にやーめた!ってしてもいいと思う。
人間には止めたくても止められないことがあるから。


前述したとおり、1人目の妊娠・出産・育児、2人目の妊娠ときて、
毎日の「なんとなく怠い、しんどい、眠たい」を抱えながら日々の生活を送るので精一杯な私は自己研鑽なんてする心の余裕や肉体の余裕はない

「マンガを読む時間や音楽を聴く時間があればスキルアップの勉強すれば?」
等のご高説も賜りました。
どうもありがとうクソバイス。00年代洋楽パンクとともに流します。



体調も、キャリアも、容姿も、たくさん失う


そうこうしている間に旦那は再び転職した。
ベンチャーの技術営業職になり年収もアップ
見るからにウハウハしている旦那にいら立ちが隠せない。
嫉妬の嵐だ。

そんな旦那は1人目の時に育休を4ヶ月取ったり、
家事も育児も私同様に行える。
寝かしつけ以外←唯一ここだけが彼と比較して私のアドバンテージ。悲しい。
私へのキャリアの理解も深く、父親としてパートナーとして向かうところ敵なし、隙なし。



はー。
どこにぶつければいいんだ。この感情を。
誰か教えてくれ。
このモヤモヤを何にぶつけりゃいいんだ。


まだ旦那に不満があれば旦那に攻撃できたものの。
(いやちょいちょい旦那に八つ当たりしてるけど)

別にこのもやもやしている状況は旦那のせいではないので旦那に怒ってもしょうがない。

じゃあ自分を責めるか?
努力が足りねぇんだよバカヤローと。
でも単純に肉体的にしんどい
3キロの臓器(一式揃ってるボディ)を1年弱かけて作って捻り出したら、そりゃ本体のダメージは大きいよね。
戻るのに同じぐらいの時間はかかるよなそりゃ。
ましてや今は妊婦だから毎日もう怠くて怠くてしょうがない。
メンタルもアップダウンが激しくて自分で自分に疲れる
そんな中でさらに勉強などムリ。
毎日家事して仕事してるだけ自分偉い。
いや、自分で顔洗ってごはん食べてトイレに行けてすごい自分。つわりのときこういう事も出来なくなるのかなと思って恐怖だった。


結構毎日、がんばってるんだけどなぁ。
誰も褒めてくれなくて、足りない足りないと誰かに責められている気がする。

「世帯年収で見れば旦那さんが稼いでくださっているのは心強いのでは?」
という意見も多数いただいた。
そうだよね。普通そう考えるよね。
旦那が年収アップしてバンザーイ!だよね。

私の考え方がおかしいのかな。
素直に手放しで喜べないんだ
リア充め…って、嫉妬の嵐が吹きすさぶんだ。

確かに私の年収が激減している状況で、しっかり稼いでくれてありがとう、だよ。
そこはこの意見をもらって反省した。


「私は妊娠中に〇〇の資格を取り、育休復帰とともに外資系企業に転職。
マネージャーに昇進し、年収は1000万以上あります。
あなたの努力が足りないのでは?」

「いろいろ不満があるみたいですが、あなた自身が選んだ道ですよね?
時短勤務も今の仕事に就いているのもあなたが選んだのになぜ不満なんですか?
年収が下がって嫌ならばフルタイムに戻ればいいです。
体調が原因で~と言い、時短勤務をするならば年収が下がって当然です。
こんな当たり前のこともわからないんですか?

「そんなに子供を見てくれる旦那ならば、
子供の世話を全部任せてあなたが稼ぎ頭になればいいんじゃないですか?」

等の意見も頂いた。

確かにね。努力が足りないのはそうだろう。
みんなそうやって色んなものに折り合いを付けて努力しているんだろうね。
子供を寝かしつけて徹夜で勉強して資格取って…
子供のお世話は旦那に全部任せて…

そうじゃない選択をしたのは、まぎれもない私自身だ。

病気の子供を旦那に任せたくないな、
こんな時ぐらい「私」が一緒にいてあげたいな、と思った。(毎回じゃないよ)

体調が悪い中で資格の勉強をして終始イライラしている状態で家族に接するのもいやだなと思った。
2人目も欲しいと思った。

そう、全部私が選択したんだ。
だけどなんでこんなにモヤモヤしているんだろう。


他人に褒められたい=評価されたい

男に生まれたら、そうじゃない人生があったのかもと、旦那を通して見ているのかもしれない。

流産の悲しさや、手術の痛み・恐怖、
妊娠のしんどさや、出産の痛み、産後のしんどさを知らずに

キャリアや年収を損なうことなく
「子」を授かり「親」というポジションを得ている。

私も男なら、ダメージを食らわずにそのポジションを得られていたのかもしれない。
そう考えてしまって虚しくなっているのかもしれない。


悔しい!
お金が欲しい!
仕事で認められたい!
褒められたい!!
私はもっとできる!!できるんだ!!
なんで毎日毎日疲れて終わりなんだ!!

と思ったんだけど、これって他人に褒められたくてしょうがないってことなのかな?なんでここまで他人に褒められたいのか?もう少し考えてみようと思います。


「仕事やキャリアを犠牲にしてお子さんを授かっているんだからいいじゃないですか」
という意見も頂いた。

私はそう考えられないんだな。

肉体は一つだから、今はバランス取りながらやり繰りするしかないんだけど、

でも仕事での「もっとできたな」という感覚は仕事じゃないとやり返せない。
キャリアのコンプレックスはキャリアで克服するしかない。

子供がかわいいのは子供がかわいい、それ以上でもそれ以下でもない。
誰が褒めてくれるわけでもない、
むしろ妊娠したり子育て世代に厳しい世の中だけど、
私が子供をかわいいと思ってるのは他に代えがたい価値である、
と思ってる。
(でも不育症治療していたから、子供がいない人生を否定する気はさらさらない)



トレードオフの選択をしているという自覚はある。
だから絶対、人生の間でこのうっぷん達を各ジャンルで晴らしてやる…
って思ってる。

うおー!!



そうやって今日もお腹のハリを気にしながら、ぼちぼち在宅勤務をする。
そんな感じです。
読んでくれてどうもありがとう。

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