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『創作劇』(上演可能)

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愛知県、主に三河地方の昔話や歴史、出来事を題材にしています。 「三河一向一揆」「岡崎空襲」「奥殿の陣屋替え騒動」「オヤケアカハチの乱」「甲山焼き」「吉良の忠臣蔵」「ヌタ―バックス…
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#岡崎市

『天まつりちまつり鬼祭』

『天まつりちまつり鬼祭』

あらすじ
岡崎市の北部の滝町の滝山寺の境内。鬼の伝説のあるお寺で毎年節分には鬼祭と呼ばれる祭りが開催されている。
三人の子どもが遊んでいる。そこにふたりの老婆と老爺が現れ、鬼祭のはじまりを話しはじまる。
時は室町時代・応永27年、外国からの侵入や飢饉にあえいでいた。そんな滝村にふたりの修験者が現れ、平安と豊穣の祭りを催したいと村人に申し出る。
村で意見は分かれたものの、滝山寺に伝わる鬼面を使って祭

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『新・かぶとやま焼き縁起』

『新・かぶとやま焼き縁起』

登場人物
  小島丸愚
  小島伊万里
  芳賀益子
  九谷巌
  瀬戸主任補佐控え
  有田総代 
  黒服の警官男女数人

〇シーン① かぶとやま焼き工房

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『門徒衆よ、家康を討て!』

『門徒衆よ、家康を討て!』

あらすじ

戦国の世、三河一向一揆で矢作の上宮寺に立て籠った門徒と家康が対立し、寺内にいた信念と雑念という二人の幼な馴染みの小坊主がいた。信念は弥陀の本願を説き、お寺に介入する家康を敵視し、門徒を督戦するが、雑念はどうしても納得できない。家康方に『厭離穢土 欣求浄土』の旗が上がる。門徒衆側に『進者極楽往生 退者往地獄』の旗が上がる。「家康が悪いのはわかるが、門徒衆もおかしいだろ」と疑問が湧き、寺を

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『かやのなか』

『かやのなか』

登場人物

ガヤ
ガヤのお母ちゃん
妹二人(ミミ、ネネ)
弟二人
東のカヤネズミ四人
西のカヤネズミ二人
西の看護士
東のカヤネズミお婆さんと四人の孫
アオサギ
イタチ 七匹
人間母さん 
人間赤ちゃん

〇シーン1 東の萱野

●舞台背景は萱の野原。右隅にスポットライトが落ちている。背景に空襲の記録画が映し出される。

(声) 「人間暦西暦1945年7月20日未明。愛知県岡崎市はB29、90機に

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