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いながキネマ

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2023年9月の記事一覧

『いつかの君に』

『いつかの君に』

韓国ドラマですが、原作は台湾の大ヒットドラマとのこと。

1998年の高校2年生のミンジュに、2023年の30代の恋人を飛行機事故で失ったジュニがある歌を聴いたことをきっかけに入り込んでしまう。

タイムスリップものと、魂入れ替わりものと、サイコミステリーが混ぜこぜになったドラマ。
どのジャンルが好きにもよるのでしょうが、わたしはタイムスリップ物が苦手。
正直言うと、頭の中で時間の前後がこんがらが

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『愛の讃歌ーピアフ』

『愛の讃歌ーピアフ』

エディット・ピアフって誰?
『愛の讃歌』ってどんな歌?

今度(9/28)の岡崎演劇鑑賞会で『愛の讃歌・ピアフ』が上演されるにあたってググっていた。

シャンソン歌手。
ピアフが恋人(妻のいるボクサー)のことを思い、書いた詞。彼は飛行機事故で亡くなった。
そうだったんですね。

そんな彼女の自伝を、栗原小巻さんが一人舞台で演じます。

岡崎演劇鑑賞会は年間五作品が岡崎市民会館で上演され、観劇するこ

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『私たち、恋をしていたのかな?』

『私たち、恋をしていたのかな?』

韓国ドラマ。

大学時代の三人組み。

主人公、映画プロデューサーを夢見るノエジョンと俳優志望のリュジン、そして作家監督志望のオデオ。
そしてもう一人、ケガのためプロバスケ選手を断念したオヨヌ。

それぞれの14年後。
ノエジョンは大学を中退し、シングルマザーとしてパートとバイトにフルスロットルで奔走。でも映画への夢は諦めない。ついに小さな映画会社に事務仕事ながら入社できた。
8年真面目に勤めて、

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『私の解放日誌』

『私の解放日誌』

ソウルから電車とバスと徒歩で1.5時間の限界集落から毎日往復3時間かけて通勤している三人の姉兄妹。
父は無口で工場で畑で働く一辺倒の昔気質の男。母はひたすら支える女。

そこに一人の名前もわからない従業員(ソンソック)が現れ、酒をエネルギーに無口に真面目に虚無的に働き始めていた。

次女(キムジウォン)はある事情からその男の郵便ポストを借りることに。二人の交流が始まる。

丁寧に作られたダウナーな

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『金子文子と朴烈』

『金子文子と朴烈』

『金子文子と朴烈』

1923年9月1日。
100年前の今日。
関東大震災が起こり10万人を超える被害者、まさに大震災。首都圏が壊滅しました。
被災者、亡くなられた方には本当に突然の悲劇でした。思いを寄せます。

この映画は、その時に起こった事件にまつわることが描かれています。
東京で暮らしていたアナーキストの朝鮮の若者たちが一斉検挙され、震災に乗じて暴動を起こそうとしていた嫌疑をかけられた。

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