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推しに好きだと伝える尊さよ


昨日、推しにファンレターを送った。

推しと言ってもアイドルとかではない。
一般の方で、趣味で絵を書いている方だ。

その人のTwitter(x)のツイートが
同人誌即売会(以下イベント)に参加して良かったとか、本当に絵を描くことが好きだというツイートがとても好きで、少しでも気持ちを伝えたくてファンレターを匿名で送った。


なぜファンレターを送るに至ったか

私もイラストと小説をかいている。
絵ばっかり描くなと親に言われ、
高校生の頃に辞めてしまった絵を描くことを約10年ぶりに再開した。
絵と小説を描き出して5ヶ月経つ。
それを二次創作用Twitterのアカウントを作って少しずつ公開していた。
今回、ファンレターを送ったのは
10年以上同じジャンルで絵を描かれている方(以下推し作家)だ。
ずっとpixivでイラストを見ていたのでアカウントを作ったのを機にフォローした。

この人の落書きが見れたらいいなーくらいの気持ちでフォローしたのだが、
絵を描くことへの愛やイベントに参加して良かったというツイートが
思いの外私に響きまくった。

その方のツイートがきっかけで、今私にはイベントに参加してみたい!
という気持ちが芽生えている。
作った本が売れるどうこうではなくて
自分の絵を見てくれる環境が嬉しいと彼女がツイートしていたの見て、
確かに、生で私を知らない人に自分の絵を見てくれる環境ってイベントに参加しないと生まれないのか!と気づいたし、
同じ趣味を持った仲間が近くにいない私にとってその環境っていい体験になるんじゃないかと思いだした。

ちょうどコミケなどのイベントがたくさんあった時期だというのもあって、
イベント関係のリアルタイムなツイートも見れた。それで余計にイベントに参加してみたくなった。
私は一般参加もしたことがないくらいイベント初心者なのでまず一般参加することが当面の目標だ。
そしてそのメインtodoがその推し作家に直接挨拶をすることだ。
気分はアイドルの握手会に行く気分だ。(行ったことはないけれど)

そしてどうしても推し作家に私をイベントに参加したいと思わせてくれて感謝していると伝えたかった。

今までネット上で他人にメッセージを送るのが苦手で、フォロワーともほとんど交流がない私がだ。

いざ書こうと思うと過る不安

さて、推し作家にファンレターを書こう!と決めたはいいが
これって送られた推し作家ってなんて反応したらいいかわからんのでは…?
知らんやつに熱い気持ちぶつけられると困るのでは…?と不安にもなった。

なぜなら私自身が自分のイラストや文を褒められた経験が乏しかったからだ。
すごく迷った。ここまで迷うなら無理して送らなくてもいいのでは。と思うくらい迷った。

そんな時に目に入ったのがしいたけ占いである。

しいたけ占いの下半期、9月のテーマが「0.1秒の告白」だった。
大まかにいうと自分が気づいた「相手へのリスペクト」を迷惑にならないぐらいに“薄めて”、伝えていく時。ということだった。

今の私の気持ちって推し作家に対する憧れだとかリスペクトの気持ちじゃん。
タイミングバッチリじゃん。絶対伝えたほうがいいじゃん。

ほんとにしいたけ占いのおかげで私は推し作家に無事にファンレターを送れた。
なお、薄めては伝えられなかった気がする。まあまあ濃かった気がする。

推しからのお返事に感涙

今日の朝、推しからお返事が来ていた。
めちゃくちゃ長文。
私のためにこんなに時間を割いてくれたのかと思うと嬉しいやら申し訳ないやらの気持ちでうるうるしてしまう。

すぐにスクショして保存した。
中にはイベントに初参加した時の思い出まで書いてくれて
とっても微笑ましくほっこりもした。
ここまでで少なくとも3つの感情を引っ張り出した推し作家すごい。

ファンレターでいつか貴女に会いに行くのが目標ですと伝えたので
こちらもその時まで参加できたらいいなと目標になるとまで言ってくれた。
なるべくすぐに行けるように環境整えます。

その返信にまた熱くなってしまったのでまたコメントを残した。
でもこれ以上推しが私に時間を割いてくれるのが申し訳なさすぎて
返信不要の一言を添えた。これってオタクの独自文化な気がする。
みんなする?

私にも感想メッセージが!!!

そして推しからの返信に感情が振り回されている時、
pixivからメッセージの通知が届いた。
そんなことは初めてだったので
なんかpixivからのお知らせ?くらいにしか思っていなかった。

開いてみたら、最近私をフォローしてくれた方で、
シリーズもので全部読んだら5時間以上かかる私の小説を全部読んで
その感想を送ってくれたのだ。

今まで小説なんて書いてこなかった私が書いている初めての文で、
これでキャラの心情や性格が伝わるだろうかと思っていたところを
その方はとても綺麗に汲み取ってそれを言語化してくれていて、
またまた胸熱だった。

そしてその小説を何度も読んでいるから紙で刷る予定はないかと聞いてくれた。

元々創作活動の記念にイベント参加が叶ったら、少しだけ作ろうかなーとうっすら思っていたところにそのメッセージが届いて、とても嬉しかった。
私の文を好きでいてくれて、それを手元に置きたいと思ってくれる方がいることが嬉しかった。

その人一人のために発行してもいいと思えた。

そのくらい感想をもらって嬉しかった。
人から感想や気持ちを伝えられることがこんなに嬉しかったなんて知らなかったから、自分も人から感想をもらえたことで推し作家にファンレターを送って良かったと思えた。
このタイミングで私を見つけ出して小説を読み、感想を送ってくれた方には本当に感謝している。

そして私は推し、ひいては他人に好きだと伝えることが
どれだけその人の活力になるのかを知った。
いいねをいつも押してくれる人にはもちろん感謝しているし、嬉しいと思っている。でもそれを言葉で、大事な時間を割いて送ってくれることに私は嬉しかった。

気持ちのまとめ

今回の件で、感想・感謝を伝えること、伝えられることを同時に知れた
私の人生はもっと素敵になった。
人生なんて大げさだけど、そのくらいの感動があったのだ。
感動があったから今私は半年以上ぶりのnoteを書いて
みんなにこの気持ちを知って欲しいと思っている。

これからも好きだと思ったことやモノには
その人にいいねを押すだけではなくてもっと文章として伝えていこうと思った。

伝えた人が少しでも嬉しいという気持ちになって、その日をもっと素敵に過ごして欲しいから。


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