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迷子に対するアニキと妹の距離

心配性だ。
とてつもなく心配性。
昨今の幼い子どもに対する酷い事件は目を覆うものばかりだし目を離したわずかの隙に事件は起こる。
子どもたち、特にムスメが視界から離れると恐怖にかられる。
「何が嫌かってめっちゃ大声で名前叫ぶじゃん。あれが嫌だった。声大きいし怖くて怖くて」大きくなってからムスメに聞くと私とはぐれれると半狂乱の私が大声で名前を叫ぶので「ヤバいおかあさんが狂う💦」と焦ったそうだ。はぐれて心細いとかそういう事じゃなくてただただ半狂乱で探す私が怖いということだったらしい。なのでなるべく母親から離れないように自分から『していた』らしい。私は子どもから気を『遣われて』いたのだ。しかも、兄弟で私が半狂乱で探すことを共通の話題として話し合っていたと言うからさらにオドロキだ。
アニキ「あれ、マジで勘弁な」
ムスメ「名前やめて欲しいよね」
アニキ「はぐれると面倒だからお前絶対そばにいろよ」←この時小学生(笑)まァ、推察するにこのような会話がなされていたらしい。案外親が思うより子どもはしっかりしてる。アニキは二歳児のとき迷子になった。かなり大きな公園に遊びに行き父親にみてもらって用を済ませて戻ると姿がみえない。「そこら辺にいるべ」
「!」
なんと目を離していたのだ。
それこそ半狂乱で探し回り友人夫妻に協力してもらい公園の管理先にも事情を話して放送したり手を尽くした。無事に親切な方が知らせてくれて保護されていた。もう少しで公園から出て大きな道路へ出てしまうところだったらしい。
父親の信頼ガタ落ち。
以後彼を信用したことはない。
私のトラウマとなった。アニキはかなりしっかりしている方でこの事件以後迷子になることはまるでなかった。
スーパーではぐれた時は必ず自分から「お母さんとはぐれました」と店員に申告して待っていたしはぐれても探し出す方向感覚はちゃんとあった。自分からはぐれた旨をキチンと泣くでもなく伝えられる能力はどうやら彼本来の性質。特にうるさく言った覚えがない。「迷ったらお店の人に声をかけなさい」とだけ言ったかな?次第に面倒になったのか探さずすぐ大人に言うようになってショートカットを覚えた(笑)アニキに妹を任せておけば大丈夫だったしなんなら父親より信頼していた。
感謝している。
ムスメの方は方向感覚がまるでない。
アニキがしっかりしていたので子どもとはそんなものだと思っていたらどうやら妹の方は方向感覚がないぞ、とすぐ気づいた。
目の前に私がいるのに自分の目線周囲しか見ないのでぐるぐる回って「おかぁさぁ〜ん😭」となる。
「ここやん」😅 アニキはちゃんと上へ目線を動かすし多分立体的に捉えているので分かるんだと思う。
ムスメは絶対に目を離せない。
目を離したことで何かがあったら堪らない。
手を繋ぐことが当たり前になった。

私の母親は手を繋ぐのが嫌いだ。母親と手を繋ぎたくて手を差し出すと一応繋いでくれるけれどあの人はさりげなく←バレているのでさりげなくはない。少しづつ繋いでいる手をずらしていきサッと離してしまう。嫌なんだな、と気づくのに時間がかかった。万事が鈍いのだ。
ムスメと手を繋ぐのが大好き。そして安心。いつも身体を右半歩振り返って「ん」と手を出す。するとムスメは走りよって笑顔でギュッと握って並んで歩きだす。「お母さんが振り返って手を差し出してくれるのが嬉しくて」ムスメにも手を繋ぐ一連の儀式みたいなものは、大事な思い出になっていた。
今でも冗談で手を差し出すと笑って繋いでくれる。
とても幸せだ。
子育て真っ最中の親御さん達は大変と思う。
目を離せない時期は気を張るし大変。
今は便利な道具もあるしフルに活用して目を離せない時期を乗り越えて欲しいとおもう。手
を離されることは寂しいし悲しい。
できるだけギュッと手を繋いでいて。
本人がスルッと手を離して巣立つ日まで。

#PLANETSCLUB #子ども未来部 #迷子 #教育 #子育て

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ちょっと寂しいみんなに😢