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絵本の選び方🥰(改訂版)

子供時代は案外長い・・・
絵本を読む時期は結構幅があります。絵本選びはどうしていますか?

ムスコは夜泣きが酷く半年以上夜中2時から4時まで泣き叫ぶ時期がありました(2歳頃)
小学校に上がっても「お母さんっ足にムズムズ虫きたっ!」と言って泣き叫びます。
彼が寝るまで足をさすって落ち着かせました。
後年ムズムズ脚症候群という病気があることを知ってムスコのネーミングセンスに(笑)びっくり😳

彼の繊細さに悩み私は自分を責め周囲に「関わり方がだめなんじゃない」等、随分心無いことを言われました😢
様々な講義を受けたり本を読んだりして子育てに向き合っていました。
そうした中で「絵本の選び方」という母さん達を対象にしたお話を聞く機会がありこれに参加したことがとても役にたちました。
その後の読書歴に確実に貢献したと思います。

ここからが本番(笑)
参加しているオンラインサロンPLANETSCLUBの分科会放課後planets内で、ある絵本が話題になりました。
お母さんが亡くなって幽霊になる、といった内容です。少しお母さんの承認要求に沿った絵本ではないか?誤読が生じるので対象年齢をあげましょう、という運動が起こった本です。

はっきり言って親の欲望に合わせた絵本なんですね。
ターゲットが親。
先程私の体験の話を出しましたが母親(主に)は「自分は頑張ってる」という思いがあるんです。本当はここをパートナーがケアしたりするべきなんですけど(笑)
そこを上手くついた本なのかもしれません。
あまり上手い絵本ではないのがわかる人にわかる。
でもわからない人にはとても良い本に思える。

リテラシーのない親御さんは説明過多の説教くさい内容選んでしまう場合があります。私にも身に覚えがありますが子供のことを考えて絵本選んでるつもりでも自分の欲望が先に来てわかりやすいものを選んでしまいがちです。こうなって欲しいああなって欲しい。
仕方ないですね😢
先ず子供のこと優先、は頭の隅に。
自分はどうだろうか?真摯に子供のことを考えているだろうか…振り返ってみてください。

さて、お持ちかね具体的にいくつかあげていきます☺️

①対象年齢を把握しておく。
②版を確認。
③図書館を利用する。
④買う本と借りる本を選んでいく。
⑤買う時に本人の選択をよく吟味する。
⑥自分の好きだった本は一旦除外。

読み聞かせについて。
⑦読み聞かせ兄弟がいる時は交互に。
⑧読み聞かせはお母さんお父さんと過ごす時間が目的です。あなたと過ごしたいんです☺️

詳しくみてみましょう。
①対象年齢を確認しておく
当たり前のようですが案外よく見ない人多いです。
自分を優先してしまう傾向のお母さんは自分の好きな本選んだり年齢に合わない本選んだりします。お子さんには早いかな、これくらいは読めそう。は把握に務めてください。これが難しいんですけど。対象年齢は客観的なのでわからない時はココは大事です。

②版を確認
ベストセラーは版を重ねています。
例えばノンタン。3桁とか恐ろしい数刷られています。それだけ淘汰のはげしい絵本の世界で親子の要求に応える内容なんですね。

ベストセラーは行間を読むチカラ、余韻、語感など普遍的な要素を含んでいるので淘汰されないで名作なんです。対象年齢を確認して選んであげたら良いと思います。間違いがない。
しかしその時に流行っている絵本はよく把握しましょう。詰め込んでいたりそれこそ説明しすぎでかんがえる余地がないものがあります。
流行りには注意。(上記の絵本は流行り本になると思います)
もちろんよいものもあります。
本屋さんで中味がみられない時は検索で。
刷った数ココで確認↓

③図書館を利用する
図書館を積極的に利用しましょう。おやすみの日に図書館へいってゆっくり選ぶ時間も子供にはあなたと過ごす大好きな時間です。静かにする習慣も身につきますし。毎回買うと高いですし絶版も探せます。買うか迷ったらお試しもできます。

④買う本と借りる本を選んでおく
図書館で大好きな本が出来たら購入してもいいと思います。傍に置きたい本を親御さんが選んでもいいですね。しかし必ず購入しなくてもいいです。絶版のばあいもありますし。図書館で何度も借りる本。これもお子さんにとっては楽しい記憶です。

⑤買う時に本人の選択をよく吟味する
子供の選択に意味づけしない。
「子供がこの本と言って持ってきた」はとても嬉しいです。こんな内容が難しいのにとかここに感動したのかしら、と親は想像するかもしれません。
ところがあんまり意味無く選んでいる場合もあるのです。ココです。

ココはあくまでクールに行きましょう。

本当に好きで選んでいる場合もありますが絵がパッと見よかったとか選べと言われるので何となく選んだ時もあります。内容が年齢に達しているか本人の普段の志向とあっているか。図書館なら借りてもいいですが購入は気をつけてあげましょう。
それであまり読まなくて「〇〇くん、〇〇ちゃんが選んだのに」とか言われてたら本人も嫌になってしまいますから。
「これ」 と言って持ってきてあまりにも「ちがうだろ」と思ったら「素敵なのえらんだね」と一旦受け入れてから誘導してあげてもいいですね(自分の好きに寄りすぎないように)
子供にはなるべく自分のファンタジー(成長したとか自分のストーリーに沿った感情)を排除しましょう。子供のファンタジー(これ好き)優先です。
もちろん、どうしてもということなら買ってあげてもいいです。繰り返し読めばよし、読まなくてもよし、です。

⑥自分の好きだった本
一見微笑ましいですし、自分のよかった体験を子供にもというのは良い時もありますがそれはあなたの体験です。
絵本選びに良い時もあるので一概に否定している訳ではなく頭の隅に置いて欲しい。子供だけの体験をさせる環境をつくるのがあなたの役割です。
こだわり過ぎないであくまで本人の読書の世界を広げること。 絶版なら諦める。与えても刺さらない場合はサラッと流して次にいきましょう。もちろん興味を示したら思い出話をしてあげてください。

⑦読み聞かせ兄弟が居る時は交互に
兄弟がいる時は「今日はお兄ちゃん(お姉ちゃん)の本ね」など交互にしましょう。最初は上の子。次の本は下の子など。ルールを決めてもいいですね。小さい子は分からないなりに聞いていますし、上の子は自分が読んでもらったものを何度でも聞きますから大丈夫です。自分が大事にされているとわかったら大人しいものです。

⑧読み聞かせはお母さんお父さんとの時間
別にいいんです。絵本じゃなくても。
あなたとすごしたいんです。あなたが自分と向き合ってくれているという実感が欲しいんです。

名作がわからない時は自分が小さい時に棚に並んでいた本。それこそ版を確認したり保育士さんに聞いてみたり。どこかでオススメ図書まとめていたら参考にしてみてもよいとおもいます。

先程上げたお母さんをなくした子供の絵本の話。
同じお母さんを亡くした子供の絵本でも説明が少なく最低限の言葉と絵の切り取り方が的確な名作があります。

むくどりのゆめ (大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本)
https://www.amazon.co.jp/dp/4323038852/ref=cm_sw_r_cp_api_i_larjEb9FZ7A8Q

もし宜しければ読んでもらいたいとオススメ出来る本です。
行間を読んだり書いていない所を想像するのが国語のチカラ。それを養うのは説明過多の絵本とどちらが良いかは自ずとわかると思います。
物足りないと思うかもしれませんが子供はたくさんの情報を感じ取っています。
信じてあげましょう。

絵本選びの講義を聞いてから絵本への関わり方を学び取り組む意識が変わりました。上の①から⑧までは講義をもとに経験して学んだ結果です。当たり前のことばかりのようですが改めて向き合う機会なれば幸いです。

さて、うちの失敗を書いておきます。
ムスコは繊細さはそのままに(笑)とても読書家になりました。自分で好きな本を選んで勝手に読むようになって安心していましたがそこから大人の本には行きませんでした。中学生のときはラノベ一直線(笑)まァいいですけどね😅
読書習慣は身につきましたが書くことは苦手。読む習慣がついたので大丈夫かなとそのまま放っておいたのがよくなかった。読むことと書くことは別です。別なアプローチが必要でした。
ムスメは読むのがゆっくりでいわゆる遅読です。なので乱読が苦手。何か調べ物をする時致命的です。
しかし精読するタイプ。しかもアウトプットすることも出来たので書くことは得意になりました。かと言って特に読書は好きでもない。

思い通りにいきませんね(笑)
いろいろ書きましたがこれはあくまで参考に。
絵本を卒業するまで毎日の絵本タイムは私の癒しともなりました。一緒に笑ったり悲しんだり、考えたり。私の方が幸せでした🥰

あなたのおうちのルールは親御さんとお子さん達でつくってください。
良い絵本ライフをおくれますように☺️
PLANETSCLUB下記まで↓

https://community.camp-fire.jp/projects/view/65828

#PLANETSCLUB #教育 #子育て #絵本

ちょっと寂しいみんなに😢