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舌でみつける、ワタシの養生②【ワタシスキャン+】

前回に引き続き、養生漢方コンシェルジュのタケウチアツコが、舌のタイプ別に体質改善のアドバイスをお届けします。(前回の記事をまだご覧になられていない方は、ぜひチェックしてみてください!)

養生漢方コンシェルジュ タケウチアツコ
関西在住40代漢方薬剤師。二児の母。特技ミシン。
今年の目標はオーダーメイドカンポウ茶を多くの人に知ってもらう事。
自宅マルシェも主催するパワフル薬剤師!めぞめぐイチのしっかり者…と見せかけて永遠の妹キャラ。

まずはその前に、舌のチェックの仕方と健康な時の舌についておさらい。

舌のチェックの仕方

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まず、朝起きてスキンケアの時などに鏡に映してチェック。毎日決まった時間に見ると変化がわかるようになります。食事の前に見ること、力を入れすぎずササっと数秒間素早く見るのがポイントです。

健康な時の舌

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形:薄くも厚くもなく歯の内側にきれいに納まって口角にすきまがある。真ん中がふっくらしていて、適度な弾力がある。
色:ピンク〜淡い赤色
コケ:舌の色そのものがわかる程度にうっすらとコケがあり、適度な潤いと光沢がある。

色が薄い舌は貧血にご注意

中医学イラスト (15)

色が薄い舌は「血」が不足して貧血気味の状態です。このまま放っておくと不眠やめまい、髪のパサつき、爪が割れやすいなどのトラブルに。女性の方は生理不順や不妊、早い閉経など婦人病を引き起こす可能性もあります。

食事では「血」を補う食事を偏食せず満遍なく取ることが重要。特に、にんじん、トマト、マグロ、くこの実、なつめなどの赤い食材、黒ゴマ、黒豆、黒きくらげ、レーズンなど黒い食材などを意識して取ることがオススメです。肉類なら鶏肉を。生活面ではできるだけ早寝をして「血」の消耗を防ぎます。

舌に茶色や紫色の斑点があり、全体的に紫っぽい人は血行不良

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デスクワーク中心で運動不足の人に多いタイプです。舌が全体的に紫っぽいだけでなく、茶色や紫色の斑点があったり、舌の裏側に紫色の静脈が蛇行しているとことも。血行不良が原因なので、放っておくと頭痛や肩こり、ひどい生理痛、肌にクマやシミが様々な不調が出てきます。

玉ねぎやニラ、生姜やニンニクなどの血の巡りを良くする食べ物、肉よりもイワシやサバ、アジなどの青魚を食べて血行改善を目指してください。

血行が悪いため、手足やお尻、など冷えやすいので、デスクワークで座りっぱなしになるのを極力避け、ストレッチや肩をぐるぐる回す、立ち歩くなどを1時間に1度は行うように意識してください。それが難しい方は、デスクの下で足首を上下する方法などでもできる範囲でトライしてみてくださいね。

あなたの舌はどのタイプでしたか?

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毎日、朝の洗顔後など決まった時間に舌を見ていると変化が分かるようになります。睡眠や食事、生理の周期などによって体調がどう変化するかもつかめるようになると、不調が本格化する前にセルフケアできるようになります。
お肌の調子を見てスキンケアをするように、舌のワタシスキャンで体調ケアしてみましょう!


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