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“オンナの幸せ最上級!”の叶え方とは?
キレイなることも、愛されることも、好きな仕事で輝くことも、願いはそれぞれ違えど、根本的な叶え方は一緒だと思う。
この10年、<美・愛・好きな仕事>を追いかけてきて感じたことだ。
そして、この3つの幸せを叶える「おいしそうな女」という女性像を提唱していると、それらを同時に叶えた人が“オンナの幸せ最上級!”として思うかもしれないけど、ほんとうの意味での“オンナの幸せ最上級!”は「自分が決めること」だと言っておきたい。
話はいったん過去にさかのぼるのだけど、私が20代後半のとき、ひと足早く結婚した友人が言っていた言葉が印象に残っている。
「結婚をしなければ死んじゃう!くらいの気持ちだったけど、結婚したらそんなことはなかった」
いささか極端な例えかもしれないけど、私も「とにかく結婚したい」と思っていたからハッとした。
当時「愛されたい」という願いは、私の悲痛な叫びとも言えるものだった。東京での恋と仕事に挫折し、心身ともに疲弊した末に現れた「オンナとしてほんとうにしたい生き方」。中でも「最愛のオトコに愛されること」という願いは、私の心の中に大きく嵐のように渦巻いた。
「愛されなければ幸せじゃない」とさえ思っていて、実際それを涙ながら口にしては母親から、
「そんな考え方自体が幸せじゃないよ」
と諭されたものだった。
今ではよくわかる「相手がいてもいなくても、幸せと思えることが大事」という考え方も、あの頃の私にはまるで通用しなかった。
ただ、そんな依存心の濃い状態で男性に会ってもうまくいくはずがなく、不毛な恋愛を繰り返したあげく、ようやく目が覚めたのだった。
「まずは、自分を立て直そう」
朝5時に起きる規則正しい生活を繰り返すことはもちろん、今では世間でも当り前の言葉となった「自分を大切にして自分を愛する」ために心と体を整えることに集中した。
すると、こなごなに砕かれていた自信がじょじょに復活し、希望という光も見えてきた。
そんな中で、お付き合いがはじまり結婚に至ったのが今の夫である。
自分を必死になって立て直すときにも忘れなかったのが「愛されたい」という願いだった。おそらく「愛されたい」という心の底からの願望がなければ、自分の足で立ち上がるための努力を、あそこまで頑張れなかったと思う。
だから、友人が言っていた「結婚しないと死んじゃう!と思っていた」という気持ちもわからなくない、というか理解できるのだ。
それくらい今の状況を変えたいと思ったときにこそ、人はこれまでなかったオンナの底力を発揮する。要はその願いを叶えるのに本気になる、ということ。
と同時に、母が言っていたことも忘れてはならないと思うのだ。「願いが叶っていない今も幸せ、叶ったあとも幸せ」というフラットな状態こそ、究極の幸せだということを。
「手にしていない今も幸せ」と思うのはもちろん「どんな状況でも幸せ」と思いながら、「美しくなりたい、愛されたい、好きな仕事で輝きたい」という3つの幸せを追いかける、それが、ある種の“オンナの幸せ最上級”だと私は思う。
だからあなたが今もし<美・愛・好きな仕事>を手にしていなくても、嘆くことはない。
今のあなたも幸せ、3つの幸せを叶えたあなたも、ぜんぶ幸せなのだから。
柴崎マイ
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