【教訓】名言の後に余計なことを言ってはイケない…
名言、と言って良いのではないか。
1.「愛とは、逆境の時に分かるもの」
2.「逆境の時に愛してこそ、本物の愛」
3.「パートナーが何度も浮気し、それでも
別れないというのは、それは単なる依存」
以上のセリフだ。
このセリフは、僕の目の前で、その人自身の考えとして言い放たれた。
決して、借り物の言葉などでは無かった。
この名言は、誰が言ったのか。
妻の、ゆかりちゃんだ。
名言の後、部屋の空気が、凛と清められた感があった。
高潔な空気を感じたからか、ゆかりちゃんは間髪入れず、以下の言葉を付け加えた。
「今野。
そこに愛は、…あるんか?」
・・・。
僕は絶句した。
…CMやん!
…大地真央さんのマネやん!
ゆかりちゃんは、これらのCM ↓ が大好きだ。
大好きなCMだと、僕は知っていた。
しかし!
名言の後に言うセリフではない。
名言の後には余計なことを言うべきではない。……と僕は思った。
照れくさくても、何も付け加えてはイケない。
そんな原則を、
そんな人生哲学を、
僕は、妻のゆかりちゃんから学んだ。
おしまい
PS
私、奈星 丞持(なせ じょーじ)は、note創作大賞2024に応募しました。
小説です。タイトルは『恋の賭け、成立条件緩和中』です。
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