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【書籍】この想い、娘に届け!…いや、想いは届かなくてイイから、この本の知識は届いてほしい!

先月の19日に、キングコング西野さんが新刊書を出しました。
タイトルは『夢と金』です。

出版不況、本が売れない時代、などと言われているこのご時世に、
発売初日に増刷が決まり、10万部突破!

初日ですよ!

そして、また増刷が行なわれて、もう15万部を突破しています。
4月19日に発売された本がです。

もの凄いことになっています。

僕も購入済みです。
そして、さっき読み終わりました。

なので、この『夢と金』の、感想文を投稿いたします。
ホンの少しですが、ネタバレになります。ご承知ください。

◆この本の結論(表の結論)

この本の結論はまえがきに書かれています。にもあります。

「夢か?金か?」という議論をキミのまわりの連中は繰り返すだろう。
耳を傾ける必要はない。あんなのは全て寝言だ。
「夢」と「お金」は相反関係にない。僕らは「夢」だけを選ぶことはできない。
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。

『夢と金』の「まえがき」から引用

夢を追うために、お金の勉強をしろ!
夢のために、お金の問題から逃げるな!
夢と、あなたの大切な人を守るために、お金の”正しい知識”を得ろ!

これが本書の、表の結論です。
その具体例を、西野さんの実体験をもとに書いています。
机上の空論ではなく、体験談です。


◆この本の結論(裏の結論)

この本の裏の結論も、まえがきに書かれています。

もしも、キミの両親学校の先生「お金の話をするな。はしたない」と言ったなら、彼らのことは軽蔑した方がいい
もしも、貴方が子供達に対して、そのような言葉を過去に一度でも吐いたことがあるのなら、猛省し、子供達に正面から謝罪した方がいい
≪ 中略 ≫
なぜ、貴方は夢を諦めた?
≪ 中略 ≫
なぜ、それを子供達になぞらせる? 

逃げるな。
今、この国に足りていないのは『希望』だ。
希望をもつためには、夢を語り、「お金」を学ぶ必要がある
子供は勿論、子供に背中を見せなければいけない大人もだ。

『夢と金』の「まえがき」から引用

本書の、裏の結論は、

「いい加減にしろ!」

という、怒りです。
お金の正しい知識を学ばない大人たちに対する怒りです。

こらえきれずに、つい、吠えてしまった……。
そんな、西野さんの叫びです。


◆すべてに『良い』と『悪い』がある

ここでは、この本の文章の引用ではなく、この本を読んで抱いた、僕の感想を書きます。

すべてに『良い』『悪い』が、あると思います。

・良いお金持ちの人、悪いお金持ちの人
・良いお金の稼ぎ方、悪いお金の稼ぎ方
・良いお金の使い方、悪いお金の使い方

などです。

さらに、お金の使い方でも、

・良い貯金(預金)、悪い貯金(預金)
・良い投資、悪い投資
・良い浪費(贅沢)、悪い浪費(贅沢)
・良い借金、悪い借金
 

などがあるのです。

「え?」と思う方が多そうな所だけに、僕なりの解説を加えておきます。

「悪い貯金」とは、過度な貯金です。
貯金には、インフレリスクがあります。過度な貯金をして「安心だぁ~」というのは、正しいお金の知識とは言えません。

「良い浪費」は、短文での解説が、僕にはできません。
両学長のYouTubeで学んでください。


「良い借金」とは、「良い投資を行なうためにする借金」のことです。
注意点がいろいろありますが、ここでは省略します。
ここは、『夢と金』の「番外編」というコラムで解説されています。
詳細は、是非そちらを読んでください。オモシロイですよ~。


さて、もう1度書きます。
なんにでも、『良い』と『悪い』があります。

そもそもお金は道具です。お金に、良し悪しはありません。
稼ぎ方や使い方、持っている人などに、良し悪しがあるだけです。

投資も借金も、お金の使い方の種類です。
同じように、その種類が「良い」とか「悪い」とかではなく、
どれにでも『良い』と『悪い』があるのです。


その昔、「インターネットは良くない!」という人がいました。今となっては、苦笑いしかありません。
インターネットには、良くない面もあるでしょうが、良い面もいっぱいあります。というかインターネットの便利さは、もう誰も手放せませんよね。

今、ChatGPTチャットジーピーティーは良くない!」と言い出している方がいます。
ChatGPTとは、簡単にいうと、AIが文章を書いてくれるサービスです。
いつの時代も、新しいモノが出ると「良し悪し」が叫ばれます。

良い使い方もあれば、悪い使い方もあるでしょう。
良い使い方をするもいれば、悪い使い方をするもいるでしょう。
僕は、そう思います。


わが家にも、包丁があります。

包丁を使った殺傷事件は、年に何件か発生していますよね。
でも、誰も、「包丁が悪い!」とは言いません。

道具とは、使い方次第です。使う人次第です。


◆知って、使って、慣れる

人間は、知らないものを嫌います。
これは、生物学的には正しいのだそうです。

知らない動物は、敵かもしれません。毒を持っているかもしれません。
警戒して当然です。

見たことのないキノコは、大昔から、ほとんどの人は食べなかったハズです。毒キノコの可能性がありますからね。

人間の本能として、知らないものを警戒する。
これは分かります。

しかし人間には、理性がありますよね。
知性もあります。

知らないのに、「知らない」という理由で、嫌ったり否定したりするって、「あなたは昆虫ですか?」と、僕は問いたい。
せっかく人として授かった大きな脳を、ちゃんと使いましょうよ。
そう言いたくなります。

知らないものを悪く言ってはイケません。
ちょっと触ったくらいでは、まだまだ「知った」とは言えません。

良し悪しの結論を予言する必要なんて、ないですよ。
本当に分かるまでは、「まだ分からない」でイイと思います。

知ったかぶりは危険です。逆に、アホがバレますから。


◆『夢と金』を読んだ僕の感想

感想①
僕には、学ばなかった15年があります。
38歳~53歳。その15年間を、妻のゆかりちゃんに謝りたい。
ちゃんと学び続けていたなら・・・。

感想②
26歳の娘に、読んでほしい。
あえてカバーをしないで、電車や喫茶店で読んでほしい。

「あ、その本・・・」

と話しかけてくる人は、この本を知っているという理由だけで、素晴らしい人だから。


娘に読んでほしい理由が、もう1つあります。
それは、
若者こそ読むべき本だから。

世界は”最初に勝った人間”を贔屓し、”最初から持っている人間”を贔屓する。学校じゃ教えてくれないけど、これが世界のことわりだ。
後から取り返せると思うな。
1日でも早く学べ。

『夢と金』315ページから引用

20代で勝利すると、それ以降話の合う人とは、”勝利した人”になります。
逆の場合は、傷をなめ合う間柄に、居心地の良さを感じます。
僕自身の、体験をもとにした人間観です。

また、
お金努力も、複利の効果が働きます。
複利の効果は、先に始めた者勝ち、です。

しかし!

今、僕が娘に「読んだら」と勧めても、かえって逆効果になりそうです。
娘に、(言われたから、あえてやらない)という心理が働きそう……。

かといって、言わなければ、この本の存在も知らずに終わるかも。
本棚に置いてありますが、目に留めたとは思えません。

妻のゆかりちゃんが鍵ですね。
ゆかりちゃんも読んだ、となると、さすがに目に留まるでしょう。

だから、ゆかりちゃんには、あえてリビングのソファーで
娘が在宅のときに読んでほしい
もちろん、そうするか、しないかは、ゆかりちゃん次第です。

娘が大事なら、読んでいる風を演じてくれると思うのですが・・・。
というか、ちゃんと読めよな。 読んでくれると思うのですが・・・。

感想③
小学校、中学校、高校の授業に、『夢と金』を加えるべきです。
真面目な意見です。

国語、数学、英語、夢と金、です。
暗記の時代は終わりました。
真面目に、教育改革すべきです。早急にです。


◆リンク集

紹介した本『夢と金』(西野亮廣著)を買って読むか、まだ迷っている方に、
参考となる動画のリンクを貼っておきます。

すべて無料で視聴できる動画です。
これらの動画だけでも、かなりの学びが得られます。目から鱗が落ちます。


本書のAmazonのリンクも貼ります。

今日現在でも、カテゴリー 本 で、ベストセラー 1位です。
売れ続けていますね。


◆〆

この記事を要約して、Amazonのレビューに投稿します。
レビュー記事って、何文字まで書けるのかな。

ゆかりちゃんの反応も気になります。
なんって言うかなぁ。

僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






チャオ!


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1130話です


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