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【人生論】【ビジネス論】学びの成果=教えの内容×聞き手の意欲×聞き手の正しい心の姿勢(主体性)

今朝の、鴨頭義人さんのVoicyを聞いていて、この記事を思いつきました。
鴨頭義人さんは、炎の講演家です。
YouTube講演家という肩書もお持ちです。


鴨頭さんの、
今朝のVoicyはコチラ ↓ です。

※本題は、チャプター2と、チャプター3です。

鴨頭さんは、

コンテンツの質がどんなに高かろうと
聞き手の意欲が高いか、あるいは低いのかで、
学びの結果は変わってしまう。

と言っていました。


* * *

この鴨頭さんのVoicyを聞いて、僕は、稲盛和夫さんの「聞くが全て」というエピソードを思い出したのです。

松下幸之助さんの講演会。
参加者は、企業の経営者がほとんどです。

松下さんは、ダム経営の重要性や有効性を解説しました。ダム経営とは、企業の『お金』をダムに溜まった水にたとえて、
「ときにはチョロチョロ出し、ここぞというときにはドバっと出す」
みたいな話です。(きっと、もっと深いお話です)

質疑応答タイムで、ある経営者が聞きました。
「ダム経営したいです。でも、わが社には、ダムに溜める『お金』がありません。この場合、どうしたらいいのでしょうか?」

「そうですな。まず、『ダム経営をしたい』と、そう思うことです」

と、松下さんは答えました。

受講者の経営者たちは、ドッと笑いました。
松下幸之助さんが、ジョークを言ったと思ったのです。

しかし、1人だけ、笑うことなく「ハッ!」と気づいた、小さな会社の社長だいました。稲盛和夫さんです。

(松下さんは、冗談を言ったんじゃない。本気のアドバイスを行なったのだ。今、笑った経営者は皆、『ダム経営をしたい』とは思っていない。『ダム経営ができたら、そりゃあイイなあ』と思っているだけじゃないか

稲盛和夫さんの「聞くが全て」というエピソード
稲盛和夫さんの著書を読んだじょーじの記憶から


稲盛さんも、「同じ講演でも、聞き手で、学びは変わる」と言っています。
鴨頭さんも、「同じコンテンツでも、受け手の意欲で、学びは変わる」と言っています。

* * *

僕は、「ああ、同じだな。やはり、大事な本質って、あるんだなぁ」と思いました。

そして、「ん? まてよ」と思いました。

稲盛さんのエピソードの、講演会の受講者は経営者です。
学びの意欲が低いとは考えにくい……。

意欲は高かった、仮定してみましょう。
でも、大事なメッセージは、受け取らなかった。

そして、
その中で唯一、稲盛さんだけは受け取った。

この違いは何だろうか?

・石にかじりついてでも、学びを、絶対に持ち帰るという気迫
・対して、即、効果が現れる。そんな妙手妙法を求めてしまう甘い心。

・学びのヒントを得たなら、実行し継続する覚悟。
・対して、もっと分かりやすく教えてくれ、
 何ならダムに溜めるお金をくれと言わんばかりの甘い考え。

松下さんが、ここで、冗談で誤魔化すだろうか?という熟考。
・対して、そんなこと言ったってお金がないんだもん、という思考停止。

・自分の思考より松下さんの思考が優れているに違いない、という素直さ。
・対して、講演を聞きに来ていながら、己の思考に固執する傲慢さ。

分かりやすくまとめて言うなら、

「経営の大事なコツをつかむ!」という意欲か、
「経営の大事なコツをくれ!」という意欲か、

こういう違いが、あるのではないでしょうか?
主体性が、あるか無いか。

僕は、そう思ったのです。

で、
この記事のタイトルを、もう1度、書きます!

学びの成果=教えの内容×聞き手の意欲×聞き手の正しい心の姿勢(主体性)

長くて分かりにくいので、短くします。

学びの成果=教え×意欲×心の姿勢


です。


僕は、鴨頭さんの説に、「心の姿勢(主体性)」プラスしたい!

稲盛和夫さんのエピソードのコアです。
間違った心の姿勢では、間違った意欲になってしまいます。

なんなら意欲より、心の姿勢の方が重要。
僕は、そう思います。

正しい心の姿勢があれば、
川の流れや、蝶の舞いや、遠くに見える山のたたずまいからでも、
学びを得たりしますよね。

鴨頭さんのVoicyのエピソードにも、聞き手の方の心の姿勢の良さが、多分にあったと思います。


◆〆

思考を言語化する。
noteを、2年と10ヶ月、毎日投稿したおかげで、かなり上手くなってきたと思います。

僕は、ゆかりちゃんが大好きです。







チャオ!


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1030話です


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