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嫌なこと言われた時、僕は、「嫌なこと言われた」とは解釈しない

チェーンナーさんの記事で知ったnote勉強会
テーマは、

『嫌なこと言われた時』

です。

これまで、7記事書きました。
この記事で、一旦、締めます
最初から読む場合は、マガジンの固定記事からどうぞ。

◆僕は攻撃なんてしていない

過去に僕は、攻撃なんてしていないのに、そのように誤解されたことがあります。
他人ひとが、どれくらい誤解されているのかが分からないので、根拠があるワケではないのですが、僕は、誤解されることが多いかもしれません。

いくつか、実例をご紹介いたします。


・ゆかりちゃん

妻のゆかりちゃんに誤解されることは、しょっちゅうです。
最近やっと減ってきましたが、1年前までは本当に”しょっちゅう”でした。

例1
僕「トイレの電気、ついてるよ」
気づいてないよね、今、振り返って消したら? ソファーまで移動してから戻るのじゃ面倒でしょ)、という意味

ゆかりちゃん「あ? 今消そうと思ってたし!」
or「じょーじだって、昨日、消してなかったからね! ったく!」
 (は? 消しますけど何か?
or(私を責めないで、アンタだって消してない時あるやん)、という意味

例2
僕「こういうドラマが好きなの?」
ゆかりちゃんが好きなら憶えておこう。ドラマ脚本書くときに参考にしたいから)、という意味での質問

ゆかりちゃん「なに? 好きだけど、悪い?」
また、「下らないドラマを観て」と説教するの? 何を観ようと私の勝手でしょ)、という意味
or (ケンカなら買いますけど)、という宣戦布告


僕が、誤解されるような言い方をしてしまう(僕が原因)のと、
ゆかりちゃんは自己肯定感が低いのか、悪い方にとってしまうクセがあるみたいで(ゆかりちゃんが原因)、

この相乗効果で、ケンカが多いのではないか?と、分析しています。


・Zoomで

Zoomで数名と話すことがありました。
全員が初対面です。

僕は、前もって、参加者のnoteやTwitterやFacebookなどを予習した上で参加しました。

その中の1人が、僕と同じ岩手県出身でした。
僕は、勝手に親近感アップ! お話しできることが、すごく、楽しみだったのです。
その方のSNSやホームページなども拝見して、ものすごくニッチなジャンルを教えていらっしゃる方だと認識しました。
趣味・教養のジャンルでした。すごくニッチなジャンルなのに、ちゃんと集客できているって、「スゴイなぁ」と、心の底から感心していたのです。

メリットを提示しても、集客は、そう簡単には成功しません。
ましてや、メリット(損得の得)ではなく、学ぶ意義や、楽しさ・面白さ(興味深さ)を訴えて、それでいて、集客を成功させている。

僕は、とても難易度が高いと思ったのです。

集客の工夫をキッチリと行なったのでしょう。また、その教えのクオリティーがめちゃくちゃ高いのでしょう。
チャンスがあれば、その辺のことをお聞きしたいと思っていたのです。

僕は、
「○○さん、★★のジャンルを教えていて…。小難しいことを教えているのに、ちゃんと集客できて、ホント凄いと思います」

と、言ってしまったのです。
(あ、しまった。言い方が、誤解があり得る言い方になっちゃった)と、
言ってしまってから、即、気づきました。
訂正しなきゃとも思ったのです。

○○さんは、
「ふふっ『小難しい』って…」

と、笑いながら、さも、面白いという表情をされていたのです。
ニコニコでした。

その表情を見て僕は、油断したのです。
(あ、大丈夫だ)と思ったのです。
「小難しい」という言葉の、訂正なり説明を、省いてしまいました。

Zoom会談の最後の方になって、僕は、○○さんが怒っていることに気づきました。
しかし、即、説明しなかったがため、時すでに遅しです。
90分も経過して、今さら弁解しても、ウソ臭さが漂いそうでした。
何を今さら?
という空気になりそうです。
怒ったから、あわてて後づけの言い訳?
となってしまいそうなのです。

僕の言い方が悪かったのです。
「小難しい」は、小バカにした言い方です。誤解するな、と言うにはムリがあります。

僕が100%悪かったのです。


・懐かしの上司

3年くらい前でしょうか。
Facebookで、メッセージがありました。

僕が20歳のころ、上司だった人からです。
僕に、営業のイロハを教えてくれた人です。

30歳の社長、28歳の男性の部長、30歳の女性の部長という、わずか3名のベンチャー企業に、20歳の僕は、営業職で入社したのです。

斎藤(仮名)部長は、女性の部長です

小人数なので、家族的な接し方をして下さいました。それこそ、箸の持ち方から教えてくださったのです。
斎藤部長は、28歳の男性の小野部長と恋人でした。(その後、お2人は結婚しました)

その会社では、僕は、結果が出せずに、別な会社に転職します。
次の会社では、何とか結果が出せて、僕は、セールスマネージャーになり、支社長になり、エリアマネージャーへと出世しました。

営業マンとしての基礎を、斎藤部長に教わっていたからだと、心底思っていました。
斎藤部長以上に営業力のある人を、僕は知りません。見込み客のハートを、ガッチリと掴む天才でした。

恋人の小野部長はイケメンで、豊川悦司さんに似ていました。
性格は自由人です。

「じょーじ。オレがなぜ営業マンになったか分かるか?」
「稼ぐ為ですか?」

「パチンコしていると、スーツ姿のサラリーマンが来るんだ。その人たちはみな『営業マンだ』って言うんだよ」
「はぁ…」

「遊んでて給料をもらえる。それが営業マンさ。だからオレは営業マンになったんだ」
「え? それ、本当ですか?」

「本当だよ」
「・・・」

こんな会話があって、小野部長は、本心から自由人だったのです。
北斗の拳でいうなら、雲のジュウザといったキャラなのです。
僕とは真逆で、だからこそ僕は、実はある意味、憧れてもいました。決して僕が成れるタイプの男性ではないと知りながらです。
飄々としていて、頭が良くて、カッコ良くて。

池袋に行ったときに、寄ったこともあります。
その小さなベンチャー企業は、池袋にあったのです。
28歳になり、1度目の結婚直前に、僕は婚約者を連れて挨拶に伺いました。

社長は親分肌で、ザ・セールスマンというタイプ。足で稼ぐタイプです。
社長も小野部長も斎藤部長も、僕は、全員が好きでした。

恩のある、大好きな元上司からの、約30年ぶりのコンタクトでした。

2度目か3度目かのやり取りで、斎藤部長とは、メッセージではなく、電話で話しました。
斎藤部長は、
「時々仕事で、愛知県にも行くから、今度会って、話でもしよう」
と、誘ってくれました。
もちろん僕は、OKしました。

「来月の予定が分かったら、連絡するね」
「分かりました。小野部長とも、会いたいなぁ。お元気ですか?」

「うん。あの人今は、大手企業の会社員で、管理職なのよ」
「ええ~! あの小野部長が! わ~! なんか信じられないなぁ」

そんな会話をしたはずです。

さて、翌月、斎藤部長から電話がありません。
予定を確認して電話があるはずだったのです。

Facebookがブロックされています。

ここで、僕は気づきました。
(あ、小野部長をバカにしたと、そうとられたんだ…)
(僕は、小野部長に大手企業というワードが、イメージギャップで)
(で「信じられない」って言ったんだけど)
(大手企業の管理職に対し、「信じられない」って聞こえたのかな)


斎藤部長は、僕の現状を知りませんでした。
聞かれたなら、あたりまえですが、僕は事実を話しました。

3年前は、僕は、タクシーの運転手でした。
人の職業をバカにするような、そんな立場じゃなかったんです。
自分から率先して言うような職業でもありません。というか、できれば聞いて欲しくないと願っていました。
斎藤部長は、そのことを知らなかったんです。

かつての部下が、自分たち以上の多くの部下を率いている。大活躍している。そこまでしか知らなかったのです。

(上から目線でモノを言われる)(きっと不愉快な思いをする)
そう考えたのでしょう。

僕の、配慮の足らない一言のせいでした。

そして、そのことに怒りを顕わにしたりせず、静かに離れる。
この対応は、(さすがだな)と思います。

嫌な思いをするくらいなら、近づかない。
これは賢明な考えですから。


・共通点は、親近感

僕の失敗は、僕が親近感を抱いている相手に発生しています。

僕もさすがに、赤の他人なら、気をつけて言葉を選びます。
しかし、親しい人なら、ブラックジョークも笑ってくれるだろう(ジョークと分かってくれるだろう)という思いがあります。

誰しもが、仲良しに敬語では話さないでしょ。堅苦しいし。
仲良しなら、「無礼だ」などと、誤解される怖れもありませんしね。

そして、だからこそ、油断が生まれます。


◆攻撃なんて、ごく稀では?

攻撃目的の発言なんて、僕は、ほとんど行ないません。
ごくまれに、イラっとして、ゆかりちゃんに言うくらいです。

ほとんどの方が、同じではないですか。
ならば、

聞き手が、攻撃と誤解している。

これが90%なんじゃないかなぁ。


攻撃が考えられるケースは、攻撃することにメリットがある場合でしょう。

気になる異性がいて、その場に恋敵こいがたきもいるとか。
ライバル女子の評価を下げたい。そんな場合とかです。

男性なら出世争い。
ライバルの足を引っ張りたい。ライバルの功績にケチをつけたい

嫁姑の争いも、攻撃しそうですね。
嫌味とか言いそう

職場や小さなコミュニティーで、アイツが気に入らないからと攻撃する人もいるかもしれませんね。
SNSでの攻撃は、憂さ晴らしや、バズることなどが目的で、やはりメリットがあるのでしょう。その人にとっての、なんとも情けないメリットですが。


これら以外であれば、攻撃って、まずないんじゃないかな。
聞き手の誤解なのでは?

これが僕の仮説です。


◆嫌なことを言ってしまう怖さ

失言で、相手を怒らせてしまったら、どうしよう。
僕も、そういう心配は、少しはあります。

でも、少しです。

僕が、どんな意図で言うのかは、僕の課題です。
僕は、攻撃ではなく、親近感を持って言葉を発しています。

それを、

相手が、どう解釈し、どう受け止めるかは、相手の課題です。
僕の課題ではありません。


相手が、僕の言葉にムッとしたとします。
僕の対応は、こうなります。

A.相手が、悪い方に決めつけていても構わない、と放っておく
B.相手に、「誤解です、違いますよ」と説明を試みる

Bを行なうのは、2つのケースが考えられます。
①簡単に誤解を解けそうな場合
②どうしても誤解して欲しくない、大切な人の場合

ゆかりちゃんは②です。
だから僕は、頑張って誤解を解こうと説明します。
ゆかりちゃん以外なら、頑張りません。

僕には、親友が3人います。
お世話になった方の中には、尊敬してやまない方もいます。
その人たちには、僕は、全力で誤解を解くことでしょう。

でも、その人たちは、そもそも誤解をしません。

僕の発言を、悪くとるなんてしないのです。
もし、「ん?」と思ったら、「どういう意味? もっと詳しく教えて」などと、ちゃんと確かめてくれるハズです。

じょーじが、悪い意味で言うハズない

という大前提が、不文律ですが、できている気がします。


夫婦にも、この不文律はありました。

結婚前の、交際期間中とかです。

夫婦や家族の場合、近すぎるからゆえの甘えが出るのでしょう。
言う方は、(分かってくれるハズ)と甘えて言い方が雑になる。配慮が欠けてくる。
聞く方も、悪い意味で言うはずがない、と考えるのが面倒だったり、悪い意味で受け取った方が、八つ当たりができて便利だったり。
ちょっと前に「カチン」ときたことの、その仕返しにも使えます。

甘えても、ケンカしても、誤解されても、いざとなれば話し合うこともできるし、まあ、許してくれるだろうという、おごりや慢心がありそうです。(ゆかりちゃんのことを言っているワケではありませんよ~。
 僕やゆかりちゃんや、その他大勢のご夫婦のことです。一般論ですよ~)


◆嫌なこと言われた時(された時も同じ)

勉強会のテーマ『嫌なこと言われた時』への、僕のアンサーです。

①嫌なことを言われたと、とらない
 僕は、ノー天気な、脳みそがお花畑な人間と、そう思われて構わない
 良かれと思っての発言(行為)と、そう解釈する

②もし、本当に攻撃目的で、嫌味を言ったのなら
 (ジョークでないのなら)
 そんな人には、2度と近づかない


僕は、これまでに何度か、好きな人に誤解されました。
大好きなゆかりちゃんにも、何度も、誤解されました。

僕のことを、そんなヤツだと思うのかい?
と、正直僕は、かなり哀しい思いをしました。

だから僕は、
悪意のなかった発言者に、哀しい思いをさせたくありません。
悪意のなかった発言者を、ガッカリさせたくないのです。

「あなたが、悪意を僕にぶつけるなんて、あり得ない」と信じます。


◆【note勉強会】主催者さん

【note勉強会】嫌なこと言われた時 は、4名の方が主催者の勉強会です。

🍀チェーンナーさん

🍀雅樹(かつお)さん

🍀shogoさん

🍀しんちゃん


今月、31日までの勉強会となります。


◆〆

ゆかりちゃんの誤解が、どんどん、減ってきた気がします。

僕が、草薙龍瞬さんの『反応しない練習』を読んでなかった頃。
アドラー心理学の教え、『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』を読んでなかった頃。

僕は、この世界には唯一の正しさがあると思っていました。
考え方にも、優劣があると思っていました。

課題の分離ができていないから、
ゆかりちゃんの思考や行動を、変えようと思っていました。
良かれと思って。

こういうときの『良かれと思って』って、逆に性質が悪い。


あ、
最近の傾向は、こうやって僕が反省を書くと、ゆかりちゃんは決まって、

「やっと分かったか?」
「遅いで」
「緑の紙、出しそうになったわ」
「まだ油断できんけどな」
「ほら、そういうとこやで」

と、かなり調子に乗ります。
積年の恨みを晴らしたいようです。
(これは攻撃だよね?)(僕は、スルーしているけどね)

確かに、僕に正論をぶつけられて、さぞ苦痛だったでしょう。
でもね、
100%、良かれと思ってなのです。
うそ偽りなく!
100%、愛!
マジで!

僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






チャオ!


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1080話です


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