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第254話 おとといの記事の【復讐】は、机上の空論だった


おととい、こんな記事を書いた。


スナックのお姉さんが、【彼氏が自分を裏切った場合に行なう復讐】を語って、それが、めっちゃ怖い。という記事だ。

お姉ちゃんが語った復讐プランが ↓ これ。

裏切った彼には、【至れり尽くせり】を徹底し、それを継続する。
例1)彼の部屋に行ったとか、彼が来たとか、同棲しているとかなら
①靴下を履かせてあげる
②入浴中に下着を揃えて、キチンと置いておく(タオルもたたんで置く)
③家事を完璧に行なう(掃除、炊事、洗い物、洗濯、収納など)
例2)浮気には気づかないフリをする
例3)一切の口ごたえをしない
例4)その、男性の好みの女性をキッチリ演じる
例5)食事も映画も娯楽も、男性の好みに全て合わせる(好みが同じ二人)
例6)エッチも、彼の要求を一切拒まない 100%応じる アブノーマルも
例7)感じまくっている【迫真の演技】もする ときどき自分からも求める
※それを、1年くらい続ける
※そして、突然、別れる 消える 連絡を絶つ


おととい、記事を書き終えて、投稿前に見直しをしていて、僕は「あれ?」って思ったのだ。

これは、机上の空論ではないか?と。

そこで、かるく思考したら、ワ~~~っと思考が溢れ出した。

これを追加すると、めっちゃ長文になる。

そう思ったので、「追加記事を書く」とだけ書き加えて投稿したのだ。


◆ゆかりちゃんが言った

一昨日の晩ごはんのあとに、ゆかりちゃんが、その記事を読んだ。

「この復讐、・・・そんな、1年もできる~?」

「さすが! ゆかりちゃん!」

「わたしなら、できない」

「追加記事、金曜日に投稿するからね」


気づいたゆかりちゃんは、さすが。

そこから、めっちゃ深掘りする僕は、さすがの上の流石なのだ。(僕の自己肯定感は半端ない)


◆あの【復讐】を1年間

裏切った彼には、【至れり尽くせり】を徹底し、それを継続する。
例1)彼の部屋に行ったとか、彼が来たとか、同棲しているとかなら
①靴下を履かせてあげる
②入浴中に下着を揃えて、キチンと置いておく(タオルもたたんで置く)
③家事を完璧に行なう(掃除、炊事、洗い物、洗濯、収納など)
例2)浮気には気づかないフリをする
例3)一切の口ごたえをしない
例4)その、男性の好みの女性をキッチリ演じる
例5)食事も映画も娯楽も、男性の好みに全て合わせる(好みが同じ二人)
例6)エッチも、彼の要求を一切拒まない 100%応じる アブノーマルも
例7)感じまくっている【迫真の演技】もする ときどき自分からも求める

これは、【愛】だ。

愛あふれる行為だ。愛の行動だ。愛そのものだ。

1年間も、復讐のために『愛していない人を、愛し続ける』というのは、目的と行為が真逆だ。

で、それを1年間続ける?

これは、脳が、頭がおかしくなるんじゃないか?

復讐するつもりだったお姉さんは、この偽りの愛の行為が続けられなくなるか、あるいは、本物の愛に変わってしまうか。

そのどちらかだろう。

それが、現実だと思う。


◆相手の男性も変わるはず

恋人の男性は、最初は、「なになに、急にサービスが良くなったね~」とか、「おかしいなぁ」とか、「なにか企んでる?」とか、そんな反応を示すだろう。

そして、1~2ヶ月も続くと、ちょっと油断したり、調子に乗ったりするかもしれない。

でも、もっと継続されたら?

僕は、【鏡の法則】が発動すると思う。

愛には愛を。

サービスにはサービスを。

思いやりには思いやりを。

配慮には配慮を。

そういう、鏡の法則が発動するハズだ。それが自然で、人間とは、そういうものだと思う。


その男性は、愛され、自分を肯定され、とても深い幸せを感じるだろう。

彼女と一緒の時間が、楽しくなるはずだ。楽しくてたまらなくなる。

居心地も良いだろう。癒されるだろう。

そして、浮気したことを反省するだろう。

多機能トイレの使用を、深く後悔するはずだ。(いらん時事ネタ)

「この女性は、もう、裏切っちゃダメだ」と、心を入れ替えるだろう。


◆結論

①復讐がとん挫する

復讐をあきらめて、普通に別れるか、もしくは、簡単な復讐(部屋中にケチャップを24本分まき散らして別れるとか)に、変更するかだ。

もしくは、

②本物の愛に変わって、超ラブラブになる


◆同じ思考で【悪女】も深掘り

中島みゆきさんの名曲【悪女】。その、主人公の『私』と恋人の『あなた』も、深掘りしてみる。

悪女の歌詞の、超抜粋

『あなた』が、心変わりした。『私』に隠す「あの͡娘」がいる。
あの娘の所へ、『あなた』を行かせてあげよう・・・。(愛する故に)
『私』は、朝帰り。 男遊びを繰り返す【悪女】を演じる。
月夜は、隠していた言葉が、ポロリとこぼれる。「行かないで」と・・・。


◆『あなた』を深掘り(妄想)

朝帰りするわ、捨て台詞を吐くわで、すぐにでも愛想を尽かすだろう。

これは正に、『私』の思った通りの展開だ。

別に女も、いるみたいだし。

・・・。

でも、本当か?

その、「あの娘」って、本当なのか? 『私』の、思い込みとか、勘違い、誤解って、絶対にないといえるだろうか?

この『あなた』は、さんざん【悪女】をされてても、簡単に「別れよう」とは、していない。

この『あなた』は、『私』を、ちゃんと好きなんじゃないか? 少なくとも、その可能性は、残っている。

スキなんちゃうかなぁ? どうかなぁ?


◆『私』を深掘り(妄想)

この『私』は、こんな【悪女】なんかを演じていたら、どんどん、だらしない女になっちゃうんじゃないか?

ああ、それはないな。

夜遊びも、朝帰りも、フリだった。演技だ。ひとり芝居だ。

映画館やホテルのロビーや喫茶店で、ひとりで時間を潰しているだけだった。

この演技は、『あなた』を「あの娘」に渡すため。そのために、自分には愛想を尽かしてもらおう、としているのだった。

(あなたが好きだから、私はあなたに嫌われてあげるの)

そういう理屈なんだろう。

いや、それが本心なら、自ら「別れましょう」と言えばいいだけじゃないか。

『私』が『あなた』を、フレばいいじゃないか。

あ、・・・僕にも昔あった。

恋愛における自己肯定感が低くすぎて、(僕が振るなんて、申し訳ない)(僕なんかにフラれるって、この娘が、かわいそう過ぎる)って思った。そんなことがあったぞぉ。

この『私』も、【自分がフッちゃう】っていう行動を、想像できないタイプなのかな?

そして、【でも「あの娘」に負けてフラれる】ってのは、嫌なんだろうな・・・。

だから、【自分からフラれるように振舞い】、その結果、フラれた方がマシって、そういうことかも知れないなぁ。

この手法なら、【素の私】が否定されたことにはならない。【悪女を振舞った私】が、フラれたことになる。

同じフラれるにしても、この方が、傷は浅くて済む。


◆もう1つの可能性もある

もう1つの可能性。

『私』は、この【悪女の演技】を、『あなた』に気づいてほしいのではないか。

一縷の望みを捨てられない のだ。


『私』は、深夜、喫茶店の鏡の前で、男物のコロンをうなじにつける。

席にもどると、なぜか、『あなた』がそこにいる。

「ひとりで、なに、バカなことをやっているんだ・・・」

「・・・」

「おまえが誤解している『あの娘』のことだけど」

「・・・誤解?」

「ああ、マリコさんから聞いたんだ」

「マリコが?」

「マリコさん、すべてお見通しだったぞ。おまえのひとり芝居とかも」

「え・・・」

「でも、誤解させた僕が悪かった。すまん」

「そ、そんな」

「さ、一緒に帰ろう」

「うん♡ あ、でも、始発までは、まだ時間があるわ」

「じゃあ、始発まで、ここで珈琲を飲んで、いろいろ話そうか?」

「うん♡」


と、このような一縷の望みを、捨てきれないでいる。

そんな深層心理が、あるのかもしれない。


◆【悪女】の妄想に、僕なりの結論

僕の妄想に、僕が、僕なりの結論を出した。

「何じゃそれ!」って話かもしれないが、でも、一応、出した。


この【悪女】に登場する『私』と『あなた』の恋の行方は、

①『私』は『あなた』からフラれる (65%)(『私』の想定通りにフラれる)

②『私』の独り芝居に『あなた』が気づくが、『あなた』はそれを、キモイと思い、結果「あの娘」と、正式に交際することに(要は、フラれる) (20%)(『私』の想定外でフラれる その1)(※想定外:男遊びが過ぎて愛想を尽かされるという予定が、独り芝居をする変人と思われる)

③「あの娘」は誤解だったが、『私』は『あなた』にフラれる (10%)(『私』の想定外でフラれる その2)(※想定外:フラれる理由は想定通りに愛想を尽かされてだが、『あなたの隠すあの娘』なんていなかった)

④一縷の望みが叶い、2人がラブラブになる(5%)

と、まあ、僕はこんな結論に行きついた。

・・・④、5%も、無いかな。


◆もう1つの結論

この歌詞の『私』は、自ら、恋を破局へ導いている。

この『私』の望みは、「彼と幸せになる」では無いからだ。

もっと、正確に書こう。

「彼と幸せになる」も、望みの1つだろう。しかし、もっと最優先の望みを、この『私』は抱えている。

それは、「自分が傷つかないこと」だ。

この望みが、最優先になっている。

「フラれて、心がボロボロに傷つくくらいなら、誰かを好きになるのはやめよう」

「幸せを思い描くから、そうならなかったときには、こんなにもガッカリするんだ。だったら、幸せな恋なんて、思うことも、願うことも、もう、やめよう」

そういう深層心理があるのではないか。


この『私』には、勇気が必要だ。

自分の考え方を変えてみる、そんな勇気が必要なのだ。


◆嫌われる勇気

いま、Amazonのオーディオブック、Audible(オーディブル)が、僕の中で凄いことになっている。

僕に、尊重を教えてくれて、ゆかりちゃんとの仲を救ってくれたのが、このAudibleで聴いた『反応しない練習』だった。

潜在意識に刷り込みたくて、もう、十何回と聞いている。そして、まだまだ、繰り返し聴くつもりだ。(この本を1冊、丸々暗唱できるくらいになろうと、真剣に思っている)

そして、新たに1冊購入し聴き始めたのが、『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』という本だ。著者は岸見一郎、古賀史健のお2人。

まだ、10%も聴いていないが、ここまでで、もう、この本の素晴らしさに驚いている。

この記事に『嫌われる勇気』のことを、書くつもりなど無かった。

下書きの、マインドマップにも書いていない。

◆【悪女】の妄想に、僕なりの結論 の文章を書いているうちに、僕の中から「湧いてきた」のが ◆もう1つの結論 だったのだ。

そして、◆もう1つの結論 は、間違いなく、『嫌われる勇気』の影響を受けた思考だ。

この本は、凄いことになっている。

自分に勇気のない人も、勇気があると勘違いしている人も、どちらにもガンガン響く。


◆〆

おとといの記事に、kesun4さんという方からコメントをいただいた。

うわー怖い。怖い…怖い。といい続けたら饅頭怖いみたいにならないかなぁ。

とっても、ユニークだ。

饅頭怖いは、古典落語かな?

「まんじゅうが怖い」という者に、「ならば、奴を懲らしめてやろう」と、まんじゅうをあげるのだ。

ソイツは、「わあ~。まんじゅう怖い」と言いながら、美味しく饅頭を食べている。そういう話だ。

この『饅頭怖い』からの転用だから、kesun4さんは、「『怖い、怖い』と言ったら、

【至れり尽くせり】を徹底し、それを継続する。
例1)彼の部屋に行ったとか、彼が来たとか、同棲しているとかなら
①靴下を履かせてあげる
②入浴中に下着を揃えて、キチンと置いておく(タオルもたたんで置く)
③家事を完璧に行なう(掃除、炊事、洗い物、洗濯、収納など)
例2)浮気には気づかないフリをする
例3)一切の口ごたえをしない
例4)その、男性の好みの女性をキッチリ演じる
例5)食事も映画も娯楽も、男性の好みに全て合わせる(好みが同じ二人)
例6)エッチも、彼の要求を一切拒まない 100%応じる アブノーマルも
例7)感じまくっている【迫真の演技】もする ときどき自分からも求める

こんな(最高な)目にあえないかなぁ」と言っているのだ。

この発想は、僕にはなかった。

kesun4さんに言われて、それで思い至った。

「こんな1年間。メッチャ最高な1年間じゃないか~!」(じょーじの叫び)


そして、『饅頭怖い』にからめて、いやらしさをカモフラージュし、なんなら上品なコメントにさえしてしまった。

恐れ入った。

kesun4さん、この方は、只者ではない。


さて、ゆかりちゃんの感想の感想を予想しよう。

ゆかりちゃんは、

「ああ~ん? 最高の1年~? 男って、サイテ~~~」

って感じかな。


あと、「じょーじの深掘りは、長すぎる!」かな。


でも僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。




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