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【座右の銘】誠実は、己のみに使う刃

僕の座右の銘に、

誠実は、己のみに使うやいば

があります。


これとよく似ているのですが、

運転マナーは、己のみに使うやいば

という座右の銘を作りました。

今日は、この2つを解説します


◆誠実

まず、【誠実】を説明します。
名著『7つの習慣』からの受け売りです。

誠実とは、正直の逆です。

正直とは、事実を口にすること
誠実は、その逆ですので、
口にしたことを事実にする、となります。

例を挙げます。
遅刻した社会人が上司に叱られました。

上司「バカも~ん! なぜ遅刻したー!」
社員「寝坊しました! すみません!」

これは【正直】です。

社員「二度と寝坊なんてしません!」
その10日後
上司「バカも~ん! なぜ遅刻したー!」
社員「寝坊しました! すみません!」

この社員は、口にしたことを事実にしませんでした。
つまり【不誠実】です。

寝坊が事実ならば、相変わらず【正直】ではあります。


◆己のみを切る

『7つの習慣』では、【誠実】で他者を切ってはイケないと教えています。
誠実というやいばを振り回したなら、周りは血の海になります。

言行一致は、たやすくありません。

だから、

そのやいばは、己にだけ向けるもの。
著者のコヴィー氏は、そう教えてくれました。


◆運転マナー

車の運転マナーも、僕は、誠実とまったく同じように、

このやいばは、自分にだけ向けよう

と、思ったのです。

第一に、運転マナーの悪かった人に毒ついても、僕に何の益もありません
怒鳴ろうが、正論をとうが、スッキリするワケでもなく、逆に、運転への集中力が低下し、危険度が上がります。

もし、事故を起こしたり、車をこすったりしたなら、それこそ目も当てられない。
イライラしたままだと、些細なことが原因で、妻のゆかりちゃんとケンカしちゃうかもしれません。

踏んだり蹴ったりになっちゃう。

第二に、その人に意見しようものなら、99.99%、もっと不愉快なことになります。逆切れされてケンカになるか、動画を撮られて、こっちが加害者になってしまうか。

絶対に、踏んだり蹴ったり背負い投げされたりになります。

どうせ、対象者には届かない【正論】です。
対象者には1ミリも響かない【運転マナーぷち講義】です。

誰かに言ってみても、(よくあることやん)と内心思われます。
なんなら(オマエもやってるんちゃうか?)と思われます。
聞いてくれた誰かは、そう、言わないだけです。

良い運転マナーは、僕たちだけに向けるやいば

そう思って、運転中のゆかりちゃんに言ったら、どえらく機嫌を損ねられました。逆切れプンプンするのです。
僕は、愛を持って、ゆかりちゃんの運転マナー向上に役立ちたかっただけなのです。

良かれと思って、教えてあげただけなのに…。

殿のご乱心を諫めた、言わば僕は【忠臣ちゅうしん】です。
その忠臣を罵倒するお殿様。
ゆかりちゃんは、織田信長の生まれ変わりかもしれない。そんなオモシロイことを思ったりしました。

配偶者でさえ、こうなのです。赤の他人が聞く耳を持ってくれるハズがありません。

そして、さっきまで軽蔑していたやからと、同じような運転をしては、ぜ~ったいにダメです。
同レベルに落ちてはイケない。

さっき思った、あのやからが守るべき運転マナーは、

僕が、僕に課せば良い。

できているか、できていないかは、僕だけを対象にすれば良い。

そういう境地に、3年くらい前に立てました。
今では、ゆかりちゃんの運転マナーについても、ひと言も発言しないという変わりようです。


◆〆

ゆかりちゃんが、織田信長?
僕、織田信長、……好きなんですよね~。

あ、そういうことか!
僕は、ゆかりちゃんが大好きなんです。





チャオ!


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1094話です


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