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クラウドファンディングを成功に導く、5つの基本!

キンコン西野さんの、
オンラインサロンの記事を公開します。


西野さんの『西野亮廣エンタメ研究所』は、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。

月額980円のメルマガ、という感じですね。
当然ですが、【サロン記事は、公開NG】です。


でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールがあるのです。
そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただいています。
西野さんの挑戦マーケティングは、1~2年前のものでも超最先端です。

今読んでも最先端ですよ!
では、let'sサロン!(第125回)


◆2022年12月19日(月)

・記事のコピペ

おはようございます。
暖かくてイイ感じの上着を10年以上探し続けているキングコング西野です。
#まだ見つかっていないので今日も春の装いです

さて。
今日は『クラウドファンディングにはビジネスの全てが詰まっている』というテーマでお話ししたいと思います。
※10年前(2013年)の講演会で話した内容をベースに書きます。

▼「お金を作る」ということ
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以前、期間限定で1年間だけ高校生のクラスを受け持ったことがあるのですが(月1授業)、僕から学生達に出した夏休みの宿題は「企画は何でもいいから、一人一つのクラウドファンディングを企画すること」でした。

そして、夏休みの明け(9月)の授業は「クラウドファンディングの振り返り」です。

夏休みの宿題を通じて、生徒達には、
『働いて給料を貰う』と『お金を作る』の違いを知っていただきました。
実はコレ、大人になっても分からない人がほとんど。

多くの会社員は「働けばお金が貰える」と思っていますが、そこで入ってくるお金は「(多くの場合)社長が作ったお金」で、会社員がどれだけ働こうが社長がお金を作らないかぎり、お金は貰えません。

これが、「社長の仕事は『人・モノ(道具や環境)・金』を引っ張ってくること」と言われている所以です。プロジェクトごとに集合の解散を繰り返すエンタメの現場だと、「プロデューサー」がここ(社長役)を担います。

僕らは「働いて給料を貰う」ということは学生時代(アルバイト時代)から経験しているので、よくよく知っていますが、「お金を作る」ということに関しては知らない大人がほとんど。

「お金の作り方」の知識を入れておかないかぎり、基本的には(会社の)お金を溶かし続け、会社にとっては「迷惑なスタッフ」になってしまうので、どのポジションを目指すにしても、「お金の作り方」は身体に叩き込んでおいた方が良いと思って、学生達にはクラウドファンディングをさせました。
(※サロン記事の法人会員はコチラ↓)
https://salon.jp/nishino-corporatemember/
#ウチの社員に読ませたい

▼ クラウドファンディングにはビジネスの全てが詰まっている
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CHIMNEYTOWNのグッズ担当のトクさんが企画したクラウドファンディングが本日スタートしました。
化粧水(と保湿フェイスクリーム)『COMET&WHINNY』の「広告宣伝費」を集めつつ、予約販売することを目的としたクラウドファンディングです。

「グッズ担当の人間なんだから、グッズ開発に集中させてやれよ」という考えは分かりますが、僕個人的には、一度勉強と思ってやるのはイイと思っています。
というのも、クラウドファンディングにはビジネスの全てが詰まっているからです。

「ビジネスの全て」とは何か?
これから順に説明します……

① 売り手の信用の獲得
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皆が知らない商品(あるいは競合と同じような商品)を買っていただく為には「売り手の信用」が必要です。
クラウドファンディングの場合だと、「応援してもらう下地」が必要です。

突然、よく知らない商品を持ってこられて「買ってください!」と言われても買いませんし、突然、よく知らない人がやってきて、「僕に支援してください!」と言われても支援しません。もはや恐怖です。

千年前から言っていますが、クラウドファンディングは「金のなる木」ではなくて、「信用をお金に両替する両替機」なので、とにもかくにも、クラウドファンディングを始める前に「信用を獲得しておくこと(応援してもらう下地を作っておくこと)」が大事です。

たくさんのプレイヤーを見てきましたが、まず、この第一段階で50%ぐらいの人間が脱落します。

② 自分に許されたプレゼン時間を知る
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人には「その人に許されている持ち時間」がそれぞれ存在します。
まだ何者でもない人にはあまり時間が与えられませんし、すでに多くの支持を集めている(世間の信用を獲得している)人には、多くの時間が与えられています。

こんな当たり前のことが分からない社会人が結構多くて、その結果、まだ何者でもないのに「巻物」(生い立ちから始まる地獄的長文)を炸裂する事故が多発しています。

これだと、どれだけ素晴らしい商品を扱っていても、売れません
売り手には「その売り手に許された時間」があります。
クラウドファンディングはそのことを教えてくれます。

③ 利益を作ること
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「年商100億円だけど赤字」ということがあるように、どれだけ売上を出していても、原価が高かったり、人を雇いすぎてしまうと、トントンどころかマイナスになることがザラにあります。

「働いてお金を貰っている人」の中には、「売上」と「利益」を考えない人がいたりします。
そんな人(利益率を考えない人)がクラウドファンディングをすると、「支援は500万円集まったけど、実際に使えるお金は2万円」みたいな地獄を展開することもあって…そこのバカっぷり(己の無計画っぷり)を知る為には、クラウドファンディングはもってこいです。

とくに会社員は「自分にかかっている人件費」を忘れがちです。
1日働いて、8000円の売上を作って「やったー!」という会社員はザラにいますが、あなたにかかっている人件費を考えたら、売上が8000円なら働かない方が会社にとってはプラスです。

④ 商品を並べる技術
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商品は「並べ方」「並べる数」によって、売れ行きが大きく変わってきます。

トクさんから「クラウドファンディングのページを作ったので見てください!」と『COMET&WHINNY』の企画ページが送られてきた時に最初にお伝えしたのは、「リターンが多すぎっす」でした。

選択肢が多くなると選択肢の中から1つを選択する事をあきらめてしまう(=何も買わない)事はすでに証明されています。
#ジャム理論

リターンをたくさん用意しておくことは良いことですが、「商品棚に並べる適切な数」は確実にあるので、「一つの商品が売り切れたら、次の商品を棚に並べる」が良いでしょう。

⑤ 丁寧な告知と御礼
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商品は「販売を開始したら終わり」ではありません。
買い続けてもらわないと活動が止まってしまうわけですから、告知を続けることが大切です。

最終的には「告知をしなくても売れ続ける仕組み」が作れると良いのですが(※見上げる家がソレ)、そこはまだまだ難易度が高いので、まずは、告知を続けることが大切です。

当然、「聞きたくなるような(読みたくなるような)告知」を。

そして、商品を買ってくれたお客さんは、次の商品の見込み客になるので、そこを繋いでおくためにも、購入者(支援者)さんへの丁寧な御礼はすっごくすっごく大事です。
#西野はココがメチャクチャ丁寧

購入者さんへの御礼をテキトーにして、信用と未来の売上を落としている人は少なくありません。

▼まとめ
クラウドファンディングを成功させる為には、最低でも今回お話した①②③④⑤は押さえておかねばなりません。

そして、これはビジネスの基本です。

会社の研修で「社員にクラウドファンディングをさせる」は、経営者の思考を持たせる上でも、結構イイと思います。
一度、試してみてください。

現場からは以上です。

・じょーじの要約

テーマ:クラウドファンディングにはビジネスの全てが詰まっている

2013年の講演会で話した内容がベース

▼「お金を作る」ということ
以前、1年間という期間限定で、高校生のクラスを受け持ったことがある
僕が学生達に出した夏休みの宿題
・一人一つのクラウドファンディングを企画すること(企画は何でもOK)

学生達には、『お金を作る』体験をしてもらった


▼クラウドファンディングにはビジネスの全てが詰まっている
① 売り手の信用の獲得
クラウドファンディングは「信用をお金に両替する両替機」
クラウドファンディングを始める前に「信用(応援してもらう下地)を作っておくこと」が大事

② 自分に許されたプレゼン時間を知る
人には「その人に許されている持ち時間」がそれぞれ存在する
まだ何者でもない人にはあまり時間が与えられていない
自己紹介や前置きが長文では、読んでさえ貰えない

③ 利益を作ること

「売上」と「利益」を考えない人が多い
支援額は500万円、原価+経費が498万円、実際に使えるお金は2万円、なんていう失敗に注意
※会社員は「自分にかかっている人件費」を忘れがち

④ 商品を並べる技術
商品は「並べ方」や「並べる数」によって、売れ行きが大きく変わる
例えば、「リターンが多すぎ」に注意せよ

⑤ 丁寧な告知と御礼
商品は、「販売を開始」したら終わりではない
告知を続けることが大切

購入者(支援者)さんへの丁寧な御礼はすっごくすっごく大事
購入者さんへの御礼をテキトーにして、信用と未来の売上を落としている人は少なくない

・じょーじの解説

今回、じょーじの解説は省略します。(不要ですよね)


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿は、西野さんの活動を現在進行形で報告、という内容です。
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。あれです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しのメイキング記事ではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的なメイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります

この他にも、サロンへの参加メリットがあります。
それは、『サロンメンバーと仲良くなれる』です。

挑戦する人を応援する、とか、
弱者に優しい、とか、
知らない「人」や「事」を否定しない、とか、
健全でステキな文化が根付いているコミュニティーです。


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1607話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS

私、奈星 丞持(なせ じょーじ)は、note創作大賞2024に応募しました。
恋愛小説です。
タイトルは『恋の賭け、成立条件緩和中』です。

こちら ↓ です。

ご一読、お願いします!



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