それを「愛してる」って、なんか違くね?【その2】
ある歌の歌詞です。
その歌詞に異を唱えます。なので、誰の何という曲かは明かせません。
内容はそのままで、でも、歌詞を変えて紹介します。
この歌詞では、【好き】がより強くなると【愛している】に変わる、という間違った認識があると思います。
【好き】がより強くなったら、【大好き】になります。
それは「愛している」とは言えません。
それが「愛している」と言えるならば、ストーカーは追いかけている対象者を「愛している」ことになっちゃいます。
そんな表現は、正しい日本語ではありません。
ストーカーは対象者を「好き」かもしれませんが、愛してなんかいません。
好きの、最上位の表現を「愛している」とする人って、けっこういると思います。というか、若い頃の僕もそうでした。
愛は動詞です。
名詞ではありません。
(受け売りです。たしか『7つの習慣』だったはず)
愛とは、
待つことであり
耐えることであり
信じることであり
そっとしてあげることであり
身を引くことであり
叱ることであり
庇うことであり
守ることであり
聴くことであり
他にもたくさんあります。とにかく、行動が伴います。
欲しくてたまらなかった一眼レフカメラ。
1年間コツコツ貯金して、やっと購入。
これは、【一眼レフカメラが大好き】です。
購入してから、
常に持ち歩き、写真をたくさん撮り、手入れを怠らず、いつも丁寧にあつかって、かれこれ10年。
これは、【この一眼レフカメラを愛している】と言えます。
でも、
購入してから、数ヶ月で厭きてしまい、ほとんど使わない。
写真はスマホで撮る。
あれからもう10年。
この場合は、【彼は一眼レフカメラに惚れて、好きになり購入したが、そのカメラを愛することはなかった】となります。
僕は何が言いたいのか。
好きと、愛するは、違う
と言いたいのです。
その3 に続きます。
おしまい
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