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10/28-11/3の日記

10/28-11/3の日記


今週の絵のまとめ

いよいよ今週末!文フリのお知らせ。
徐々に印刷物が届き、揃ってきていて楽しみです。

◯10/28

 体調が優れず、ひたすらゴロゴロ過ごす。夜には少し回復し、夕飯を食べに大戸屋へ。弟からお薦めされた「きみだま」、前回はうっかり丼を頼んでしまったため、本領を発揮させてあげられなかった感じだったのだが、今回はちゃんと定食を頼んだ。
 小鉢に乗せられた、可愛くてきれいな濃いオレンジ色の黄身を、ころんとご飯に乗せる。ごまめしお(大戸屋に置いてある、豆入りのごま塩)もかける。もっちりとしたいい柔らかさの黄身、卵と一緒に食べるととてもおいしかった。
 帰りにスーパーに寄り、秋映を買う。このごろ、スーパーにはいろいろな種類のリンゴが並び始め、果物売り場はいいにおいがする。リンゴのにおい、好きだ。永遠にかいでいたい。
 秋映はシックな濃い色のリンゴで、フォーマルな雰囲気がする見た目。シャクシャクしていて、甘酸っぱくて美味しい。梨の食べ比べをして調子に乗っているので、いずれはリンゴの食べ比べもしたい。が、リンゴって、梨以上に入れ替わり立ち替わり、さまざまな種類が売られている気がする。食べ切れるのだろうか。果たして。

ごはんメモ
朝 ポトフ、いちじくのパン、ヨーグルト、バナナ、ブルーベリーソース
昼 焼きそばパン
おやつ かっぱえびせん、りんご
夜 デミ味噌煮込み土鍋ハンバーグ定食、きみだま

◯10/29

 無為の日。気力が湧かず、布団でゴロゴロする。ときどき文フリの作業を進める。合間に、Googleドライブにデータをアップする。すでに本に収録した分の日記とか。プロではない至って普通のiPadで原稿をしているため、容量があまり大きくない。データが重いと、時々クリスタが固まる。iPad版の月額制クリスタにはバックアップを自動保存しておいてくれる機能がなく、ドキドキである。ギリギリ復元してくれる時と、そうでないときがある。固まるのは、そうしょっちゅうあることではないが。むしろ、うっかり上書き保存をしてしまって、バックアップがなくて取り返しがつかないということのほうが多い。人間の手によるミスのほうが圧倒的に多い。無為。
 夜になって、どうしようもない重力に襲われ、ぐったりする。特に理由のない重力。重たい。自分だけ違う惑星にいるみたいな日。体調が、バイオリズムが、良くないといえば良くない。あるいは季節の変わり目のせいか。こういう嵐の夜はもう、じっとしているしかない。ぼんやりとパズルゲームをしながら、眠気が来るのを待つ。ポケモンスリープでポケモンを先に寝かしつけてしまっているので、スマホは開けない。
 ネットで注文した越冬クリームが届くのを待っている。夕飯が野菜いっぱいでうれしかった。友達から送られてきた日記本のサンプルが、あまりにも可愛い。体が鈍りきっているのでそろそろフィットボクシングを再開したい。何度止め、何度再開したか。運動が好きじゃなさすぎる。いや、いいのだ。何回やめても。やめてもやめても始めよう。いずれ。かならず。

ごはんメモ
朝 鶏皮ポン酢、ニンジンのサラダ、ごま豆腐、納豆、ご飯
昼 チョコレートブラウニー
おやつ さつまいもとチーズのスコーン
夜 エビフライ、ブロッコリー、キャロットラペ、ブロッコリーの茎ナムル、茹で玉子、カボチャの煮付け、納豆、ご飯

◯10/30 架空日記

 通販で頼んだ冬支度用の準備が届く。ふかふかの布、糸。どれも白くて手触りがいい。これから少しずつ、秋の間に、植物で煮て染める。うれしい。うれしいが、配達員を、エレベーターのない古いスターハウスの、狭い螺旋階段を登らせることに毎度いささかの罪悪感がある。
 夏に駅の向こう口から越してきて、宅配の担当の人が変わった。このあたりの区域の担当は、大柄のクマのお兄さんだ。わたしのような人間よりは、重たい荷物を運ぶのはずっと得意だろう。配達員のお兄さんは、不動産屋の担当さんと声がよく似ている。もしかしたら、親戚か兄弟かだったりするのだろうか。
 爽やかな笑顔を浮かべ、柔和な声で「今度、鳥の従業員が入ってきて」空中輸送を始めるかもしれない、とのこと。螺旋階段を登るのと、どちらが楽だろう。スターハウスは窓が三面もあるから、空中輸送には向いているんじゃないだろうか。

ごはんメモ
朝 オムレツ、ブロッコリー、キャロットラペ、ベーコン、コンソメスープ、ご飯
昼 味玉醤油ラーメン
おやつ 栗の渋皮煮
夜 コンビーフ丼

◯10/31

 いつかやらかすに違いないとずっと恐れていたことをやらかした。
 かなり裾の長い、羽衣のような上着(透け感のある長いローブみたいな)を持っている。長袖で、ほどほどの通気性と保温性があり、暑くもなく寒くもない日によく着る。
 少しでも屈めば裾が地面を擦る長さで、だから自転車に乗るときは、お腹の前で結ぶか、スカートのウェストの中に裾を入れるか、あるいは左右の裾をハンドルと共に握り込むか、いずれかの(どれもあまり人には見せられない)方法を採用していた。
 意識がよそへ飛びがちで、粗忽な人間であるという自覚がある。いつかやるかもしれないなとは思っていたのだ。今日は完全に油断していた。ぼうっとしたまま自転車に乗り、漕いでいると、ペダルに負荷、それから異音。原因にすぐに思い当たり、停車。完全に裾を巻き込んでいる。
 やってしまった。ショック。まあどうにか誤魔化せるかなというくらいの小さい穴と、チェーンの模様の黒い汚れ。自転車のこういう汚れって、なんでかやたら取れにくいよなあ。しょんぼりしながら、裾を手で持ち、出勤。手のひらが黒くなった。軽く水で洗ったが、汚れが取れる気がしない。帰宅後、いったん漬け置く。どうにかこうにかきれいになりますように。
 一日のスタート時にばたついたせいか、何かとバタバタする一日だった。水筒とペットボトル、一つずつ持っていった飲み物を一口も飲んでいないことに、帰りのバスで気がつく。このままではただただ800ミリリットルの液体を一日無意味に持ち歩いていた人になってしまうと思い、水筒の紅茶を一口飲んだ。ぬるくはなっていたが、ちゃんと淹れた紅茶はおいしかった。

ごはんメモ
朝 海老蒸し餃子、ニンジンとキャベツの鶏ガラスープ、ニンジンサラダ、ご飯、りんご
昼 いなり寿司
おやつ 豊酪、シュークリーム
夜 ローストビーフ、マッシュポテト、カボチャサラダ、茹で玉子、スープ、おにぎり

◯11/1

 十一月になってしまった。紅茶の日。TEAPONDの福袋の通販の抽選申し込みが始まる。ここ数年毎回申し込んでいるが、一度も当たったことがない。倍率が高すぎる。発売日、早朝に並ぶことでどうにか手に入れている。今年も買えますように。できれば抽選に当たりますように。このところコンビニのくじで当たり続きの母も申し込んでいたので、せめてどちらかは。
 その母が数日前にくじで得たポムポムプリンの焼きドーナツメーカーで、カボチャのドーナツを焼く。直径五センチほどの薄いドーナツをいくつかいっぺんに焼けるタイプのもので、可愛い。焼きたてのドーナツは温かく、表面が滑らかでおいしかった。

ごはんメモ
朝 ローストビーフ、マッシュポテト、ご飯、りんご
昼 ツナおにぎり、ニンジンサラダ
おやつ 焼きドーナツ(カボチャ)
夜 厚揚げと舞茸の煮込み、なすとジャガイモの味噌汁、茹でブロッコリー、ご飯

◯11/2

 犬犬犬展を見に、東京駅へ。ビニール東京(この間は新宿でも)、好きな作家さんを呼びがちである。今回のお目当ては、aska.さんのちいさなぬいぐるみと、てらおかなつみさんの絵。ちいさなぬいぐるみ、本当にびっくりするほど小さくて可愛い。ちょこんと並ぶ犬たち。さまざまな表情、自由なポーズ。いのち。
 以前、幸いなことに抽選に当たり、うちにもひとり、ハレノヒという名前の可愛い青空色のうさぎがいる。小さくて、簡単に失くしてしまいそうなので、届いたときの箱の中で横たわらせたまま、大事に大事にしている。時々外へ出してやっては、手のひらに乗せてにっこりする。家に、小さなぬいぐるみがいるという喜び。動物のぬいぐるみが好きで、あれやこれやと家にいるが、ハレノヒはその中でも一番小さく、一番色鮮やかで、一番高級である。血統書付きのうさぎ。
 てらおかさんの絵も、可愛くて良かった。小さいシールと、小さいクリアファイルを買った。小さいポストカードも可愛くて良かったが、艶々のぷっくりしたニス加工をされているほうのポストカードを選んだ。小さいものって、持っているだけでとても嬉しい。なんでだろう。シルバニアファミリーで散々遊んだころの原初の喜びが、今も胸にあるんだろうか。ミニチュアのガチャなんかも可愛くてたまらない。汚れると嫌だし、ごっこ遊びをするわけでもなく、飾りもしていないので、たいていの「小さいものたち」は全て、大事に箱にしまってある。ただ所持しているという喜び。
 ちょうど木曜日だったので、そのまま東京駅から歩いて銀座へ。木曜から土曜しか開いてない、ルスルス松屋銀座店でクッキーとプリンを購入。ルスルスのクッキー缶も、小さくて可愛い。

ごはんメモ
朝 目玉焼き、ベーコン、ブロッコリー、ご飯
昼 野菜とボロネーゼのドリア、サラダ
おやつ りんごのジェラート、ジョイフルメドレー(ゼンブミルク)
夜 ぶりの照り焼き、冷やしトマト、根野菜と挽肉のトロロ汁、ご飯、りんご

◯11/3

 ルームソックスという名目で売られて入るものの、まあ外で履いてもおかしくないだろうデザインの靴下が可愛かったので、履いて外に出る。歩き出した途端、足の熱さを感じる。調べると、ルームソックスは一般的な靴下よりも保湿性や保温性に優れているとのこと。
 防寒のために履くためのものなのだから、考えればそうなのだろうが、家の中で靴下を履く習慣がないので知らなかった。手足が年中ぽかぽかしている人間にしか見えない世界があるのと同時に、冷え性の人にしか見えない世界があるという気づき。こういうことはまあまあよくあるものの、具体的に「これ」というのは実際直面してみないと気づかないものである。ルームソックスを使う人は、こんなに保温性の高いものを家で履くんだな。
 少なくとも関東に住んでいる現在、家の中で靴下を履くことは決してないので、この靴下は、雪が降るなどしてものすごく寒いときに履くことにする。果たしてそんな日は来るのか? 手足の先まで熱を持った人間は、雪でも降らない限り手袋もしないし、裏起毛の服なんかももとても着ていられないのだ。

ごはんメモ
朝 根野菜と挽肉のトロロ汁のおじや、卵焼き、りんご
昼 フレンチトースト、ヨーグルト
おやつ クッキー、ジョイフルメドレー(ブレベ・ゼンブミルク)
夜 参鶏湯、冷やしトマト

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