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【SHISHAMO】どうしようもなく大好きなバンドと一緒にデビュー10年目が観れた話

「このバンドを追いかけるんだろうな」

初めて彼女たちのライブを生で観たときに、ふと、目の前に現れたのがこの言葉だった。

漢字で書いたらかっこいいけど読むと可愛い、SHISHAMO。
私が好きな人たちの名前である。

大好きな人たちが今日、CDデビュー10周年目を迎えた。


私とSHISHAMOの出会い

私とSHISHAMOの出会いは、おそらく8.9年前、ミュージックビデオが公開されてから、おすすめの曲!みたいな旨の呟きをSNSで見かけたことだった。
キャッチーなタイトルに惹かれてYouTubeを覗きにいった私は、
「なんだこの人たちとこの音楽…!」と驚いたことを今でも覚えている。

私にとって、バンドやロックは、ギッタギタにかっこよくて、だからこそ私にはまだまだ程遠い音楽だと思っていたのに、
こんなにも可愛くて、かっこよくて、何度も聴きたいと思うロックがあるんだ!と一目惚れ(ならぬ一聴き惚れ?)をした。

そこからライブに足を運ぶには数年を要したのだけれど、その間もずっと好きが続いていたことが私にとっては稀有なことだった。

好きなものはあるけど、特別追いかけていたものがなかったし、追いかけられる財力も人としての決断力や行動力も充たないこどもだった私は、
数年後、紆余曲折あって仕方なく進学し、

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なんていうのを毎日繰り返しながらなんとか通っていた学校でできた友人に
「SHISHAMO好きって言ってたよね、ライブ観にいく?」と誘ってもらったことから念願の対面を果たす。


夕暮れと落ちた日

初めてのライブは野外音楽堂だった。

日が傾いて影が動いて、夏の暑さがほんの少しだけ和らぎはじめる会場、目の前にある楽器たちとバックドロップ(ステージの背景幕)が混ざる風景、そしてこれからはじまるライブにドキドキしていたし、
これから始まる私のSHISHAMO人生(?)に、いやもうすでに始まっていたそれに気がつかず汗を握っていた。

やっと観れた演奏、弾けるプレイと楽しい気持ち、
念願のライブの楽しさに浸り続けながら迎えたアンコールの本当に最後の曲、

そして本日ミュージックビデオが公開された曲でもある『恋する』が流れ始めたときに、冒頭に戻る。

(CDデビュー10周年を記念してリリースされるコンセプトアルバムの中の1曲、デビューアルバムに収録されていた超名曲『恋する』を再録した『恋する -10YEARS THANK YOU-』、最高です。)


「このバンドを追いかけるんだろうな」

無意識に心にぽっと現れた気持ちが今もずっと続いている。



そこから少しずつ、どうしても行きたい!という気持ちが募って溢れそうになったことから、
身近な大人を説得してみたり、とりあえず物販(グッズ販売)にだけでも……と参加してみたりして、
好きになってから数年、初めてのライブから1年弱…ついに自らの起こしたアクションでライブを観に行くことができた。
ここからは、頻度や場所は変われども足を運び続けている。


物販に参加できたとき、初めてFC会員限定くじを引くことができたのだけれど、
このときとその次のライブで連続1等賞を引くことができて、驚きが止まらず大人に電話したことも覚えている。
(特典で撮っていただいたSHISHAMOの皆さんとのお写真は、当時も今も宝物として抱き締めているけど、あまりにも顔がガチガチすぎて誰にも見せられない。)



続いていく私たち

5周年イヤーに突入して、懐かしのフリーライブが開催されて、アルバムが出て…というお祝いが本当につい最近の感覚で、あれからもう5年も経っていることに驚くのは私だけじゃないと思う。

CMに起用され、年末の歴史ある音楽番組に出場したこと、バンドの地元である特別な場所でライブの開催が決定したこと、そして中止になったこと。
ベストアルバムが出たこと、たくさんシングルが出て、ライブツアーが開催されて、
感染症の影響を受けて今まで通りではなくなったこと、そしてまた会えたこと。

あの頃の私も、今の私も、これからの私も、
どれだけ変わっても、私のどこかにずっと在り続けてくれるのがSHISHAMOであるんだと思う。

時々、
もっと最初から存在を認識して追いかけていたかったなあとか、
会場にいる、ご家族と来たのであろう 小さくてとびきりかわいいファンの方を見て、これくらいから大好きな存在に出会えていたらなあ……、とか、
もっともっと色んな場所の色んなライブにたくさん足を運んでみたいなあ、運び続けられたらなあ、なんて気持ちが渦巻く。


でも、曲に出てくる主人公たちと同じ時を重ねて
一緒に成長していくことができている(はず)の私も結構、悪くないんじゃないかなあ。と思える自分が現れはじめた。

先輩や年上のお姉さんに憧れて、きらきらするものに夢見て、
あんまりうまくいかなくて、世の中は綺麗なものだけじゃないことを知って、
自分が想像していた大人にはなれていないけど、そんなときもSHISHAMOは側にいてくれる。

いつも女の子の味方で、頑張りたい人の味方で、現実を知ってて、夢を一緒にみて、背中を押してくれるし、寄りかかれる曲があって。
そんな音楽を届けてくれるとびきり優しくて素敵な人たちがいる。

だから好きになったし、好きでい続けられているんだなあと何度も再認識して、これからも重ね続けたい。


音楽も人柄も温かくて、どこまでも優しい。
こんな素敵な人たちに出会えただけで私の人生には意味がある。
いただいたたくさんの幸せを、皆さんに恩返しできますように。そしてたくさんの人に幸せな気持ちを届けられますように。


CDデビュー10周年目突入、おめでとうございます!!!
そしていつもいつも、本当にありがとうございます。

あの頃も今もずっと好きが止まらない
素敵なヒーロー”SHISHAMO”に 愛を抱いて 、 敬意を込めて。


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