私の彼氏の様子が変。


私の彼氏のじじちゃん。
最近じじちゃんの様子がおかしい。

多分鬱っぽくなってるんだと思う。

私は記憶力があんまりない。
だいたいの起きたこととか自分で感じたことはすぐ忘れちゃう。

だから自分が鬱っぽくなった時も、ぼんやりとその時の感情とかどういう風に過ごしていたとかは覚えてるけど、自分がどういう気持ちだったかとか何を求めてたのかまで覚えてなくて

じじちゃんがこんな風になってから、もう少し自分の当時のことをはっきり覚えておけばじじちゃんのこと傷つけなかったなとか、ふと思って少しずつ残しておこうと思った。


きっかけのケンカ。


昨日、1/23(日)のできごと。



昨日は私1人で出かけてた。
じじちゃんは今日は家から出ないと言ってたので、鍵の
意識などあんまり気にしてなかった。
鞄の中に入れっぱなしかもしれないし、もしかしたら家に置きっぱかもしれない。
どっちでもいいやと思ってた。

カフェに行って、今後の転職活動の計画やnoteの更新をまとめたりした後スーパーに立ち寄った。
ここ最近、毎日お昼の
お弁当を作っているのだ。

近くのスーパーはお店の中が狭すぎる上に人がいつもいっぱい。
欲しいものが人の行列で取れない。
この時点で私も少しイライラしてた。
仕方ないからとりあえず、確保出来たものを会計して別のスーパーに行った。



別のスーパーは家まで少し遠く、多めに買った食材が重たい。
じじちゃんがおはぎが食べたいと言うので、スーパーを探したけど出来合いのものがなかったので作る事にして材料を買った。


餅米が入ったずっしりとした袋を抱え、家に着くとドアが閉まってた。
嫌な予感。。寝てるだけかも。
インターホンを鳴らしたが、出てこない。
電話すると案の定、出かけてるとのこと。


イライラがヒートアップしてきた。
出かけないって言ってたのに!
スーパーが混んでて、2軒もハシゴしたのに!
遠いスーパーから重たい荷物持ってきたのに!
今考えると、子供じみたイラだちだ。。


近くにいたらしく、すぐ戻ってきてくれた。
でもなんだかじじちゃんの態度が喫茶店に入ったばかりなのに、、とうんたらかんたらぬかすので
私もどんどんイライラしてた

でも鍵を持っているか確認しなかったのは私も悪いと思ったので、極力イラだちを見せないようにしてたけど、

出かけないって言ったじゃん!
出かけるんだったら、連絡してよ!

とつい言ってしまった。
この言い方では100%じじちゃんが悪いって言ってるみたいだ。。

一方的に攻めたいわけではないから

お互いが悪いね、この話終わり!

と終わろうとすると


え、そういうこと言われると思わなかった。と


なんで私の方が悪いことになってんの?と思いカチンときてちょっと言い合いに。すると急に

明日からの会社行きたくなくなってきたわ、、

とぽつりぽつり。


私も怒ってるので、知らんがなと思って無視してた。


ご飯を作ろうとキッチンにいる私を前にして、リビングの引き戸を閉め始めた。

なんだよ、これからご飯作るのに閉めるのかよ。。寒いし。。


しばらくご飯を作って、リビングに用があったので引き戸を開けるとベッドの上でうずくまってるじじちゃんがいた。

泣いてる...!

さっきの言い合いしたことを猛烈に反省した。
弱ってる人に言うべきことばではなかった。
じじちゃんに寄り添って、体をさする。


じじちゃん、ごめんね。言い過ぎたね。


じじちゃんの最初の異変



じじちゃんが目に見えておかしくなったのは、一、二週間くらい前の平日の朝。


朝ふと起きるとじじちゃんはうずくまって泣いていた。


今の会社で仕事をしてるのが辛くて、会社に行きたくないと泣いていた。
でもその日は頑張って仕事に行っていた。
そこで自分に異変を感じて職場の上司に自身の心身状況について話したようだ。
診断書をもらったら3月から休ませてくれるとのこと。
それ以降、度々朝行けないことがあったので休むこともあった。


朝泣いていた日にようやく私はじじちゃんの異変に気づいたけど、それまでは朝何回か起きるようになったなと思ってたくらいで私の前では落ち込む様子がなかったので気づけなかった。。
こんなに近くにいたのに気づかなかったのか、と自分に対して少し落胆した。


そこからじじちゃんは1人で心療内科に行って、血液検査をして睡眠薬を貰ってきた。
鬱なのかは血液検査の結果を見てからはっきりするみたいだ。
でもその後は睡眠薬も効いて私より早く寝て、途中で起きることなく朝まで寝れたみたい。


元気いっぱいのつまらない冗談を言う、いつものじじちゃんになったみたいで嬉しかった。




私はすっかり治ったものだと思った。
私の前では元気になったつもりだったけど、心配させないようにしてたんだなとあの日のケンカでやっとわかった。



ケンカの日の夜

泣いてるじじちゃんに対してどうしたらよいのかわからなかった。
わたしにとってなんてことのない、いつものケンカだったけど体調が優れない人に対して言うことではなかったなと猛省した。


私は誤りながら体をさすったり、ギュッと抱きしめたりしているとぽつりと

自分の問題だから...

か細い声で言った。

そんなことない、わたしがじじちゃんに甘えすぎたんだ。


布団に顔を突っ伏したままの状態だったので、泣いてる顔をあんまり見られたくないのかなと思いそのまま少し1人にしてあげることにした。


しばらくしておはぎと夕飯を作り終え、その頃にはじじちゃんも泣き止みもそもそとおはぎを食べていた。
その後だした夕飯も食べた。
食欲はあって安心した。


その日の夜、今日泣いた理由を話してくれた。

私の言葉で責められた気分になってしまい、仕事での嫌なことや傷ついた言葉を思い出してしまったみたいだ。


じじちゃんの仕事は営業。
なかなかこのコロナ禍には厳しい業界で、例によって取引先はバタバタと店を畳んだようだ。
けど、じじちゃんの頑張りもあって、予算達成していた。

じじちゃんは自分の担当する部署で1人でこなしていた。
自分が休んでも自分のことは誰もカバーしてくれない環境で、11月は出張で続きでほぼ休みがなかった。

予算を達成しても給料は増えない、休みをくれない、どう頑張って営業をしても売れない商品に数字を求められること、、、
さまざまな事がじじちゃんの心身に支障をきたしていた。

社会人になって生きててよかった瞬間がないとまで言ってて、いつかじじちゃんが死んでしまうのかと不安になった。


でもそんな気持ちでも

「他の業種に転職しようか悩んでた時もあったけど、今の業界でやりたい事があるからそれを糧に頑張る」

とじじちゃんなりに前向きになっていた事がよかった。
私はそれを後押しできる存在になりたいなと思った。

真面目に仕事と向き合うじじちゃんだからこそ、辛い思いをすることがたくさんあるんだろうなと思う。


あれから数日たって、まだ睡眠薬は飲んでいるもの、前向きな気持ちで働いてるみたいだ。
上手に人を頼るようになって、周りとの信頼関係があことを再確認してなんだか私も嬉しくなった。


これから忙しくなるからまた大変な事があるかもしれないけど、2人で支え合って行けたらなと思った。


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