会社を経営するということ
経営者って憧れますか？
経営者って憧れますか？よく雑誌とかネットに載っている経営者ってカッコいいですよね。お金持ちそうで、人生充実していそうで。。。
何だかとてもモテそうですよね。
今日はそんな素敵な経営者では無い話です。。。
当社はもともとサラリーマンだった創業者が仲間を集めてコツコツと作った会社です。
だから、社会的信用も実績も何も無かった。サービスを作っても誰にも知られていないから、社員に飛び込み営業をしてもらい、そんな社員に愛想を尽かされて退職され、お金も無くて、銀行から借り入れもできず、苦しんでいた時の話です。
売上が伸びなくてとても苦しかったころ、社員には正確な売上や利益を言いたくても言えなかったようです。
でも創業者本人は会社の状況を痛いくらい知っているので、赤字だった、預金通帳の残高が毎月減っていくのをどうしようもない気持ちで見ていました。
社員も必死に頑張ってくれているのを痛いほど知っているから、これ以上何も言えない。。
だけど、とても苦しい。。。だから、夜、寝れないんです。２時間置きに起きてしまったり、全く寝れなかったりする。
そんな時に、当社は銀行口座に残っていた５００万円を握りしめてリスティング広告を始めました。
このまま黙っていても死を迎えるかもしれない運命なら、なけなしの最後のお金をかけてチャレンジを決めました。
”鉄の長い剣を自ら少しずつ飲み込むような感じ”のようでした。
少しずつ鉄の剣を飲み込むと、この剣は自分の胃を突き破って死んでしまうかもしれない。でももう少しだけ飲み込めたら、会社が何とかなるかもしれない。。。そうやって一歩ずつ進むと、徐々に鉄の味がしてくるんです。
たぶん、ストレスで胃液があがってきていると思うのですが、本人からすると鉄の剣を飲み込んでいて、胃を突き破ろうとしていたから鉄の味がしていたんだろう…と感じていました。
もちろん、夜も寝れません。昼間も寝れないから辛い。。でもこれも数日経つと寝れる日があるんです。
人間、ずーっと寝れないことなんて実は無いんです。そうわかると少しだけ気持ちが楽になった。。。
そして現在の僕たちは…
こういう思いを何回か繰り返して、今年も無事に新入社員１３名を迎える日を迎えることが出来ました。
今も相変わらずチャレンジしています。
今年は仙台支社を出しましたが、夏ごろには仙台支社も１２名まで拡大します。年末までには大阪支社も移転して２倍以上拡大する予定です。
そして子会社（HATME株式会社）も７月１日に設立する予定です。
” なぜ、そんな思いをしてでも前に進むのか？ ” って疑問になりますよね。
会社は立ち止った瞬間から衰退が始まる。だから、常に最大限チャレンジしてお客様、社員、取引先様にとって魅力的な会社を作らないといけない。
これが鉄の剣を何度も飲み込んで学んだ当社の教訓です。
全然、かっこよくもなく、スマートでもない、地べたを這いつくばるユニクロを着ている経営者の話でしたww
追記
実は当社には貧しかったころの備品がまだきちんと当社に残っています。本当に安っぽいものが多いのですが、当時の社員も積極的に安いものを買っていろいろ工夫していたんです。だから、言わなくても貧しかったのは社員にバレていたんですねwww
あと写真の男性は素材です。こんなに自信満々な顔、素敵ですよね。
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