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一瞬が一生の宝物に

写真を趣味にし始めてから4年が経ちました。
私はカメラを触るまでは写真に関して一切のド素人で、テクニックや知識もなく、ただ「やってみたい」という気持ちだけがありました。そんな私が、「ゆるく楽しみながら」「気が向いた時」に撮影し、4年経った結果どうなったのかを書きたいと思いました。これから写真を趣味にしてみたい方、カメラに興味がある方の背中を押すきっかけに出来たらいいなと思いブログにしてみました。

私は中学三年生の頃、カメラマンにすごく憧れてました。インスタや広告で人の笑顔や頑張ってる姿をみて、私もそういうの撮れるようになりたいと思い、親にカメラ買ってと頼み込みました。もちろん断られました。高いですもん。

「スマホで充分じゃないか」

これは親にだけではなく、友達にも親戚にも言われました。まぁそれはそうですよね。プロ目指してるわけでもないのになんでそんなに一眼レフが欲しいんだと思いますよね。単純に言えば、スマホでは撮りたい写真を思い通りに撮れないからです。

高校に入ってすぐ、私は写真部に入りました。写真部にはカメラ持ちの人ばかりで、初心者は私くらいしかいませんでした。ちゃんと環境に馴染めるか不安でしたが、先輩方から色々なカメラ技術を教えてもらい、みんなと仲良くなることができました。そして、学校のイベントがある度にカメラを貸してくれてたので、いつも次のイベントを楽しみでワクワクしてました。特にスポーツ。スポーツカメラマンは試合の様子など競技や臨場感をとらえ、私たちを感動させます。判定にかかわる重要なシーンや、選手が見せる一瞬の表情を見逃さないなど、予測できない一瞬のチャンスに反応し、確実に撮影する技術を持っています。重い機材を持ちながら、機敏に動くスポーツカメラマン、別の意味でアスリートと言えるのではないでしょうか。私はそのアスリートになりたくて、写真部でスポーツカメラ技術を中心に勉強しました。そして高3の頃に、バスケットボールチームのスポーツカメラマンとして採用され、こういう写真が撮れるようになりました。

まだまだ雑誌に載るほどの才能は持っていませんが、三年間でスポーツ写真が撮れるようになったことは誰かに褒めて貰いたいです。

他にもスポーツだけではなく風景の写真もたくさんあります。旅行に行く度に(家族の)カメラを持ち、パシャパシャ撮ってました。

思い出はキレイな方が後々人生の満足度が違う気がします。最初はスマホのカメラで十分と思ってましたが、全然違いました。決定的に違うのは、画素数とか解像度とかそういうデータではなく、1枚の写真を撮るのに要する手間と時間と思い入れです。手間をかけたものほど記憶に残りますよね?ちなみに上の(朝日の)写真は、高校の合宿の時の写真なのですが、この写真を撮るためにわざわざ目覚まし時計をかけ、砂浜まで走って、撮影に20分以上時間をかけて撮りました。この時の事はその前後のエピソードも含めてよく覚えています。多分忘れないと思います。

そして一番自慢したい写真はこれです。

NikonB500で撮った写真です。このカメラは両親からの誕生日プレゼントで、カメラの中ではとても安い方なので一眼レフにあるたくさんの機能はありませんが、光学40倍ズームが魅力です。花火や夜景も綺麗に撮れるので、もし夜撮影するのが好きな方にはとてもおすすめです。

そして最後に、人の写真もよく撮っていました。

人の記憶というものは曖昧で、過去の話をする時に自分目線で分かる範囲しか思い出すことができないのがほとんどです。なのでこういう写真があっただけで、「あの子がパーティーで着てたドレスこんなんだったっけ?めっちゃかわいい!」とか、「私痩せてたな〜」とか、「あ!髪の毛染める前の写真だ!懐かし〜」など、自分以外の人の情報も同時に引き出すことが出来ます。また、その写真を撮った時のエピソードや、前後の会話など、意外と思い出せるようになります。時にはその写真を見るだけで元気が出たり、感情が動くこともあります。それがこういう写真の魔力です。私はただ「写真を撮っただけ」なんですが、後々その写真を中心にして思い出話に花が咲くと思うと、こんなに得する事はないと思っています。

カメラマンの仕事は多くの人に出会う機会が多い仕事と言えます。被写体となる対象が幅広くあるからこそ、自分の知らない世界で活躍する人に会ったり、行ったことのない場所に行ったり、仕事を通じて自分の世界を広げることができるのです。特に、あらゆるジャンルの撮影をするカメラマンであれば、毎日一緒に仕事をする人や撮るものが違うということもあります。そうしたさまざまな体験ができるということを魅力に感じ、写真を趣味としてやりたいと思いました。マジで楽しいですよ。これからはじめたいと思っている方には是非おすすめです。私はこれからも、写真を趣味として続けていきたいと思っています。

一瞬の動きを逃さず撮影し、その一瞬のきらめきを一生残したい。

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