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考える を考える

そろそろ日焼け止めを買おうかしら の5月
いや、あっついですね!本当に3月か?なーんて思っていたら、全然5月!
も~!置いてくな置いてくな(笑)

そんな5月。やってきました!体調不良の嵐が!!
腹痛に始まり発熱、咳、気管支炎。。。 と。
5月のヤツ、相変わらずですね。恒例行事の5月病として片づけましょう❗️❗️

縦がつらくて、横になっている事が多かった数日、SNSを何度も眺めたり、映画みたり、いわゆる暇な日常を過ごしていました。

スマホから情報が沢山入ってくる。そのまま頭の中に情報が詰まって、なんだか頭が重たい。頭がぼーっとしてそのまま次の情報が入り込んでくる。

スマホは見たくないけど、見ていないとソワソワする、何かをして情報を取り込まないと落ち着かない。

そんな数日…、いや、ここ数年ずっとそんな感じです。情報が目から入り込んできて、そのまま頭に残っていく。疑いもせず。考えもせず。


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考えるって何だろう。
昨日、一本の映画を見たんです。ある有名な芸術家の事を、沢山の批評家や芸術家が語っていくドキュメンタリーのようなものでした。

1人の人間に、こんなに沢山の人が魅了され、それぞれに感じる事がある。
芸術とは、美しいや素晴らしいで終わるものではないと、改めて感じたんです。

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身近な話。
演劇を見に行った時、「考えさせられました」という感想を言ってしまいがちになります。私はこの言葉を使うのがあまり好きじゃないんです。
考えさせられる。これはとても受動的というか。考えた先には何が?と思ってしまうのです。

だから感想は、自分はこう感じこう思いましたと伝えるようにしています。考えた事に満足して終わりたくないのです。特に演劇に関しては。

でもまた、そこで終わってしまったら? 演劇を見て何かを知って、考えて感じて伝えて、そして?

考えた事を普段の生活と結び付けなければ、そこで終わってしまう。
だから、SNSをだらだら見ている私は終わっちゃっているわけです。

今まで何を考えていたのか、積み上げた価値観をゼロにして人の生活やニュースを眺めている。そこに自分の意見はない。

昨日の映画を見てハッとしました。まさに「考えさせられた」のです。悔しい!
ニュースもSNSも、誰かの意見に過ぎないのです。声が大きいからって、母数が多いからって正しいわけじゃない。
自分はこう思う。を常に持っていないと、生きている意味がなくなるとマジで思いました。

芸術は、何か考える事をお土産に持たせてくれるから大好きなんです。
だからこそ、知って感じて満足しない、考え続けないと人間は止まってしまう。ちょっと主語がでかいですかね。

でも、黙ってても座ってても情報が頭に入る時代です。
何も触らなくても問題が解決してしまう時代です。

私たちが考える事を諦めてしまったら、未来は誰のものでも無くなってしまうようなきがします。
舞台の感想だってきっと今、AIが書いてくれたりするんでしょうね。もっといえば脚本だって。でも、人間だからこそ感じられるものを大切に残していきたい。人間が手で作ってきたものを愛していきたい。

どれだけ技術が発達しても、地に裸足つけて生きる事を楽しみたいです。

芸術をなくしたくないなぁ。多くの人に必要ないと思われているものこそ、必要なんだと思います。

私も、芸術と呼べるものをつくる芸術家になれますように。いや、そうなれていますように!
考えるをやめないぞ!


な5月!

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