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10分でひとは変われる。朝の10分散歩が1日の心と体の変化にもたらすもの。

時間がない。

この言葉で、これまでどれだけのことをあきらめてきただろう。

やりたいこと、やらなきゃいけないこと、できたらやった方がいいこと…山ほどある。

3人目の育休中の私が今、1番やりたいことで、やらなきゃいけないことで、やりがいとなっているのは「子育て」だ。

けれども、子育ては24時間365日ノンストップ。

6歳、3歳、8ヶ月の3人息子たちは、それぞれの年齢ごとの可愛さがあるし、個性爆発で生まれた時から今までずーっと愛すべき存在であることはまちがいないけれど、それでもやっぱり、ずーっと一緒、というのは息が詰まりそうになることがある。

そんな私の気分転換として最近10分散歩が絶賛マイブームだ

好きな仕事だって有給とって休むもんなー

先日、二男の3歳児健診で「なかなか疲れがとれない…」と乱れ髪で相談したら、

「それはぜひ、旦那さんや一時保育でお子さんをみてもらって、半日〜1日、ひとりで好きなことして休むっていう時間を作ってください」

と、さくっと、でも真剣な顔で言われた。

「でもー…旦那も働いてるし、私も3人子ども欲しいと思って産んだので、休みたいとか言いにくくて…」

と、もごもご言い訳すると、

「普通に働いてる方が楽な時もありますよ!それに、好きでやってる仕事だって有給とりますよね??」

当たり前のように返され、妙に納得。

ふむ、たしかにそうだよなぁ。

ふわりと心が軽くなる感じがした。


とはいえ、近くの一時保育は軒並み予約でいっぱいだし、じつは1度も利用したことがなく、ちょいと敷居が高い。後追い期まっさかりの三男がギャンギャン泣くのが想像できて心が痛い。

夫だって、部署移動したばかりで頻繁に有給がとれる状況でもないので、私が育児という仕事において有給がとれるのは週末だけということになる。

10分だけ有給をとる

ある早起きできた朝、思い立って1人でふらっと10分だけ散歩してきた日があった。

そのことをTwitterでつぶやいたら、フォロワーさんからこんな返信が。

たしかに、朝の10分を1人で散歩することにあてただけで、1日心おだやかに過ごせるならば安いものだ。

もともと、自分の好きなことをする時間をとりたくて早起きを心がけてるのだけど、その活動はリビングに限られていた。

noteやブログを書いたり、読書したり、録画したドラマみたり…(有給だから家事はほぼしない)。

けど、産後なかなか減らない体重も気になり、ずっと運動したいなぁと思っていた。部屋の中で筋トレやヨガもいいけど、今の私にとっては、

子どもと離れて1人で外に出る

ということが、1番の非日常であり、リフレッシュできる方法だと感じた。

早朝であれば、子どもたちはまだ寝ているし、万が一だれかが泣いたり起きたりしても、夫がいるから大丈夫。

そこで夫にも相談して、早朝、子どもたちが落ち着いて寝ていることを条件に10分だけ有給をもらう感覚で外にでてみることにした。

驚いたのは、10分という短時間だけど、思っていた以上にそのリフレッシュ効果は絶大だったこと。

これまで、散歩やウォーキングといえば30分〜1時間くらい歩かないと意味ないような気がしていたけど、どうやらそれは思い込みだったみたい。

20分以上有酸素運動しないと体脂肪は燃えないとか、言うしね…?

そんな知識も邪魔してたけど、いまや体脂肪とかは二の次である。

とにかく、10分黙々と歩く。

家の近くの公園のまわりをぐるっと1周するとちょうど10分くらいになるので、何も考えずに歩く。

正確には、考え事をしながら歩く。

歩きながら考えると、いいアイディアが浮かぶのは昔々から言われていることだけど、改めてそれを実感する。

それから、ウエストから下を足だと思って、ちょっと大また気味に歩くと、腰や背中が気持ちよく伸びる。


前々から思ってたことだけど、育児中ってものすごく疲れる気がするけど、それは子どもの安全を守ったり、心身ともに健やかに育つように気遣うときにごっそりもってかれる精神的な消耗と、抱っこ&おんぶ(うちの場合は人間ジャングルジム)による偏った筋肉の疲労あるからで、実際は意外と運動不足になりがち。

私はベビーカーが苦手なので、日中はほぼ抱っこ紐で三男と散歩にでかける。たくさん歩いた気になるけれど、抱っこ紐でがっちり固定された背中や腰はよく悲鳴をあげている。

抱っことか授乳とかの一定の姿勢が筋肉を凝り固まらせるから、筋肉や関節の可動域も小さくなってるんだろうな…。

一方で、子どもたちの体調が崩れたりすると、極端な引きこもり生活。一気に筋力も体力も衰える気がする。

そんな意味でも、ひとりでしっかり筋肉と対話しながらウォーキングする時間って大切だ。

体重については、まだ結果はでていない。チリツモで、そのうち必ず結果がでるはず…と期待。

10分散歩を成功させるコツ

三男はまだ夜間授乳をしてるので、眠くて早起きできないこともあるけれど、無理せず起きられそうな時は、授乳ついでに4時〜6時くらいに起きだす。

最近は朝活の最優先を10分散歩にしてるので、起きたらトイレに行き、水とサプリを飲む。

子どもたちが起きる前に家をでるのが最大のミッションなので、すべてを最小限にささっと支度する。

パジャマがわりに着ているのが、3年くらい前から愛用してるUNIQLOのドライシリーズのパンツで、外でもTheジャージ!感がないので、着替えず出発できる。もしくは、アスレジャーファッションだと自分に言い聞かせる。ジャージみたいなすぐ乾く生地で、乾燥機でも傷みにくいので2着を毎日取っ替え引っ替え着ている。

靴下をはいて、スマホと鍵をポケットに突っ込み、お気に入りの帽子と白いスニーカーで出掛ける。

早朝なので知り合いには会わない想定で、ノーメイクである。


最近は雨が多いけど、気にせず、傘をさしてレッツゴー!できるようになった。

昔は雨の中でかけるのが嫌いだったけど、今はそんなことより1人で歩きたいという欲望の方が上回る。ひとって変わるもんだ。

たとえ近所でも、早朝の雰囲気はいつもとちょっと違って見える。

旅行に行くと朝早く目が覚めて、旅館近くの遊歩道を散策したりする、あの時の空気感を思い出してちょっと得した気分になったりもする。

いつもは気にしない鳥や虫の声もよく聞こえる。

すれ違うのはシニア世代の方々がほとんどだけれど、朝のあいさつを交わすのも社会とのささやかなつながりを感じられて楽しかったりする。

ちょっと名残惜しいけれど、いつものコースを1周したら迷わず帰る。

誰も起きてないかな…と、玄関のドアをこっそりガチャ…と開ける瞬間のスリルがたまらない。

時間を区切ることのメリット

たかが10分、されど10分。

10分という時間を区切って、子育ての合間にちょこっとできたスキマ時間を自分のために使う

これに味をしめた私は、この朝の10分散歩の他に、10分読書や10分英語学習を始めた。

飽きっぽい私でも、1回が10分という短時間なので続けていけそう。

結果うんぬんよりも、自分のためだけに10分間集中できたことによる満足感が大きい。


そんなわけで、最近の私のスマホのタイマーは常にこんな感じになっている(15秒はちょっとオマケ時間)。

何事も時間を区切るって窮屈だなと思っていたけど、やってみると意外とけじめをつけて集中できるので、ダラダラやってしまいがちな私には合っていた。


さて、そろそろnoteタイムを終わりたいけれど、まだ三男がお昼寝から起きなさそうだから、ちょっとお茶タイムにします。

ちなみに、お茶タイムは時間区切らない。

三男が起きるまで、楽しむぞー♬

〈おわり〉

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