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生身の人間から学ばないと分からないことがある

 食べ差しで無残な姿をさらしているのは、初めて作ったデコレーションケーキ。お菓子教室でスポンジだけ焼いて、昨夜デコレーションに悪戦苦闘した作品だ。もひとつ、ロールケーキは教室で仕上げた。

 いやあ・・・粗が目立つわぁ!
 何が難しいかって・・・初心者にとってはジェノワーズ(先生はそう言っている)。スポンジ生地のことかな。
 わたしはパン、シフォン、パウンドケーキはけっこうよく焼いていたけど、ジェノワーズはこれで3回目。一回目は本を見ながらやってみたけど、あまりにも分からなすぎて、写真付きで手順やコツを確認しても結果が悲惨だった。
2回目はお菓子教室でロールケーキを焼いたけど、イマイチ。それ以来手を付けられなかった。多分手の動きがダメなんだということは2回目にぼんやりと分かったけど、どこがダメなのかが分からない。これって、一人じゃどうしようもない。
 ところがラッキーなことに、3月は劣等生のための補習があった!当然申し込む!!!
 いつもは6人まとめて実習なんだけど、今回は3人を先生がしっかりと見てくださった。いやしかし・・補習と言っても、わたし以外みんな経験豊富な方ばかりじゃないの~~。結果、わたし一人に先生が3人みたいな感じになって。粉のふるい方から、混ぜる時のへらの角度バターの散らし方電動ミキサーとボールの角度まで細かく指導されることとなった。前から、横から・・後ろから指導の声が飛んでくる!そして、1回目がオーブンに入っている間にすぐ2回目の生地を作らされた。なんて贅沢な時間なんだぁ~♡


 指摘されたことはすべて本やネットでは分からなかったことばかりだ。(自分ではその通りにやっているつもり)どこが違うのかは、自分では気づけないのだ。やはり生身の人間と接して吸収したり、指摘されたりしなければ「分からない・できない」で終わっていただろうな。今回しみじみと感じることとなった。そしてザル頭のわたしは、いただいたレシピカードに赤ペンで細かく書き込みした(笑)

 お陰様で、目が覚めるような体験ができ、ジェノワーズと言ってもいいかな?・・みたいな仕上がりだった。(まだまだ~・・・だけどね)

  ただし・・・・ケーキのデコは習っていないし、未経験だったから、泣けてくるくらいに悲惨だった(;´Д`)だいたい雑なんだよね、雑!!!「ま、いっかぁ」の性格が良く出てる。白状すると、ロールケーキなんか巻き始めにジェノワーズの表面をカットするの忘れてクリームを塗ったため、だらしなくなってしまった。でも生地の焼き縮みがなかったのは今回の収穫だ。

 それなのに、4月から休講だなんて!まだ通い始めて間もないというのに残念過ぎる。人が人から学ぶことの大切さをせっかく実感できたというのに。
 ここは、どこにも広告を出していない隠れ家みたいな教室。一回の実習は6人までしかとらない。しかし設備はすばらしく先生は向学心に溢れ、いいかげんなことをご自分に許さないプロだ。

 ご家庭の事情が許すようになったら、是非再開していただきたいと皆でお願いした。

  最後の一切れ・・・