写真1__2_

かたつむり的世界観 第13回「 ツノ」

コラム「かたつむり的世界観」は、特定非営利活動法人グリーンシティ福岡のメルマガ・コラムに連載中です。以下は、その第13回(2019年6月)の記事の転載(一部改変)です。

2歳の息子は、親しい人との別れ際に「バイバイ」ではなく「タッチ」をしたがります。触れるということに何か特別な価値があると、子どもなりに感じているのかもしれません。

かたつむりにとっても、触れるというのは重要な行為です。周辺環境についての情報を、おもにツノ(触角)で触れることで得るからです。
ツノの役割は、凹凸などの触覚を感じるというだけではありません。「見る」「味わう」などのさまざまな感覚もまた、ツノで触れることで得ています。かたつむりにとってツノは、ヒトにとっての手足であり、目であり、鼻であり、口でもあるのです。

写真1 (2)

ここから先は

1,004字 / 1画像

¥ 200

こうもりあそびばは自己資金で平日の夕方に毎日開けていましたが、子育てが中心になってきて、現在はほぼ休止状態。今後のサポートは、執筆活動の諸費用(取材の費用、冊子『小さな脱線』の制作など)に充てます。少額でも非常にうれしく、助かります。