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人生最大のうっかりで気づいたもの〜1年間放置した細胞検査〜

2020年5月末。
IMPRO KIDS TOKYOで金曜日に開催している「インプロ実験室」が始まる前の打ち合わせ時間。
登録されていない電話番号から着信。

普段だったら絶対に出ないけれど、市外局番が埼玉県。
1月に施設に入院したおばあちゃんの病院からかもしれない。
めちゃくちゃ嫌な予感がして、Zoomのマイクをミュートにして出てみる。

「我妻さんですか?1年前に受診されている◯◯医院です。」

あれ、わたしが行った病院だ。しかも婦人科だ。その瞬間、蘇る記憶。

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人生でお腹が出たことがなかった。
が、1年前の5月くらい、人生ではじめてお腹が少し出た。
1週間くらい、引っ込まない。
「ああ、こりゃやばい。癌かもしれん。」
すぐにナーバスになる性格なので、病院へ。診察が終わって先生から一言。

「お腹が出てるのは、関係ありませんね。できものなどはありません。」

太ったってことですか?
と、めちゃくちゃホッとして爆笑して帰った。
===

帰ったのに、一体何の用なんだ。
妙な冷や汗が止まらない。すると電話越しに看護師さん。

「1年前の細胞検査の結果を聞きに来てないみたいなんですが、その後他の病院など行ってますか?
引っかかってるんです。よくない状態で。」

1年前?
引っかかってて?
よくない状態で?
今?

衝撃である。

聞くと本来であれば連絡はしないそうだが、検査結果が悪かったので気になっていて連絡しました、と。
いや、本当にありがとうございます。

が、電話を受けたのが金曜日の17時前。
今からワークショップを終えて行っても間に合わない。
月曜日の朝いちで来てください、と言われて電話を切った。

そのあと、普通に戻って普通にワークショップ。
この日ははじめて子どもたちとマスクにチャレンジした。
楽しかった。助かった。

が、ここからの金・土・日は自分のメンタルの乱れをなるべく気づかれないようにするので精一杯。
この時はまだ誰にも言えない状態だった。

次回は週明けて、検査に行った日のことを書きます。

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