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自分の癖に出会う→がんばりすぎる→自分だけでがんばってもしょうがないことに気づいた話

毎週木曜日、即興パフォーマンス集団:Dで、「オンラインコロンディー」という生配信をやってます。
即興のパフォーマンスを、オンラインで。

先週木曜日は自分的にかなり発見の多い回だったので、それについて書きます。


▼目次
①自分の癖が全開!「仲間はずれゲーム」の考察
②癖を知ってがんばりすぎた!少しうまくいかないシーン
③やりすぎてみるの大事!一緒にすすめたシーン

①自分の癖が全開!「仲間はずれゲーム」の考察

YouTube動画▶︎5:30-9:32
(※コロンディー親方からのゲーム説明)

3人で会話をする中で、誰かから出てきた提案にジョインする。
その波に乗り遅れた1人が仲間はずれになります。
しかしインプロのゲームなので、仲間はずれが目的ではありません。
勇猛果敢に、乗り遅れた人もジョインしている人も、どんどんアイディアを出していきます。誰かを惹きつけられたらまた流れが変わります。
「仲間はずれゲーム」だけど、「仲間をどうつくれるのか」というゲーム。
アイディア勝負ではなく、相手の気持ちをどう動かせるか。
どう影響を与えていくか。
ジョインする側も、心から乗れたのならジョインしていく。
人間関係凝縮版ゲーム。

我々コロンディーは、「くだらなく振り切れるむきだしのオモシロさ。それってひとつのユニバース」を掲げている団体なので、
このゲームもひたすら振り切れ全力を出していく。

YouTube動画▶︎9:33-13:08
(始めたものの親方から一旦ストップが入った理由)

ゲームは始まったのに、なぜ止められたか。
理由は、みんな全力で人の心を掴みにいけていないから!
いい感じにしようとしている。生ぬるいやりとりをしている。
これはバトルなんだと説明を受けて全員ようやく意図に気づく。
「仲間はずれにする」というのはゲームでも少し躊躇があったのかもしれない。正直慣れていない。遊びだとわかっていてもこういうことが起きるよな・・と思う。

でも、「よし、やるぞ!」みたいな妙な一体感は半端なくあった。
やり方間違ってんのに、一体感あるってなんなんだ。

そして見返してわかったけど、こんなに恐る恐るな感じでやっていたのかとびっくりした。

YouTube動画▶︎13:09-18:23
(我妻、ずっと仲間に入れない)

ただただ、ずっと仲間はずれである。
出だしがそもそも遅い。あまちゃんである。これがボクシングなら即右頬にダメージ。
そして終盤はとにかく必死。必死すぎる。けど全く響かない。
全力でパンチ繰り出してるけど、外しまくっている。当たってない。

必死に訴えているけどずっと無視してるって話もあって確かにだけど、
これはとししのせいではなく、わたしのアプローチの仕方の癖が出ているんだよなとこのあと気づく。
詳しくはこの続きへ。

YouTube動画▶︎18:24-18:23
(癖が全開!ハンデをもらったのにこうなった)

ここで自分の癖に気づく。
みんなの気持ちを動かす提案をするという前提を理解しているのに
ハンデをもらった第一手、ただただ自分の気持ちを吐露している。

一体何をやってるんだこいつは。めちゃくちゃ恥ずかしい。
先にパンチ打っていいよ!って言われてるのに、
「OKわかった!じゃあ打つね!」と言って、相手から1mくらい離れた位置で繰り出しているようなとんちんかんさである。

本当はこの動画を記事にするなんて、めちゃくちゃ恥ずかしい。
でも記事にしなくては、と思うくらい改めての気づきがあった。

▼わたしの癖とは

思えば、わたしは自分の感じたことを言語化するのは好きだし
「自分はこう思うんだ。あなたはどう思う?」という会話の仕方をよくしている。
これ自体が別に悪いとは思わないんだけど、後半の親方のコメント。
「人を巻き込む力が弱い、オファーには弱い!」

これだ。
今まで、このことに散々悩んできた。
わたしは人を巻き込む力が弱い。なぜなんだ。どうして色々提案するのに通らないんだろう?
「あれ?それわたしが3年前に提案したやつだよ?どうしてその時に通んなかったんだ?まぁ・・タイミングか・・」
なんてことをずーーーーーーーーーっと繰り返してきた。
けれど気づく。

タイミングじゃない。人を巻き込むオファーの仕方を知らない。
というか、慣れてなさすぎる。
下手!!!!!!!!!!!!!

この瞬間までそれに明確に気づけなかったというよりは、わかっちゃいたけどどうもしてなかった問題のひとつな気がしている。
けれどこのゲームを通じて、「オファー力の弱さ、すなわち、エネルギーもそうだけど、言葉のチョイスも弱い!これでどうだ!!!って感じで話すことってあんまりないぞ」と明確に気づいてしまったので
こりゃちょっと、なんとかしたいなと強く思う。

もともとめちゃくちゃ小心者だし、そこから積み重ねてきたものが全開で出ている気がする。
おそろしい。なんてことだ。なんて恥ずかしいんだ。
けれどこのタイミングで気づけてよかった。
気づけたのは多分、必死になったから。これが最初の生ぬるい状態でゲームし続けていたら、この気づきには至らなかったろう。
振り切った先に見えるものがある・・これもユニバースの一環だろうか・・・

そして思う。
このゲームで仲間はずれになりながらも必死にアプローチしつづけられたのも、終わったあと爆笑してしまったのも、冷静に考察できたのも、このチームだから出来たのかもしれない。
信頼関係がもともとあって、うまくいかない中であがきまくる経験を一緒に積んできて、悩んだり意見を交換したり笑いあってきたから出来る。
初対面の人ばかりの中で、仲間はずれ状態でここまで必死になれるかと言ったら難しいかもしれない。

親方が「10代にこれを教えるのは結構難しいという話もある」と言っていたのはよくわかる。
疑似体験だとしても、自分たちだって躊躇いが出てしまったからよくわかる。

兎にも角にも同じ轍は踏むまい。
次はせめて相手にヒットさせる位置でうて。そして相手も本気なんだから、本気で力込めていけ。
「くらえ!!!」という状態でいけ!!!!!

と、思ったわたしががんばりすぎてうまくいかなかったシーンはまた明日。

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