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「結婚についてどう思いますか?」「お仕事は何されてますか?」

最近とある大学生の女の子とお話をする機会をいただいた。

音声のみでの通話だったが、彼女の声色の変化から、今でもすごく印象に残っていることがある。

彼女から2つ質問された。


「結婚についてどう思いますか?」

(ここではわたしの見解を知りたいというニュアンスだった。)

わたしは海外で生活し始めて8年目になる。
トロントという土地柄もあり、人や文化、言語、宗教、生活スタイルなど、ほんとーに多種多様。
それに伴い、考え方や「あたり前」も千差万別。

宗教上の理由や、ただ単に必要がないからなど、さまざまな考え方や状況から『パートナーシップ』という関係を選ぶ人も少なくない。

そして、わたしも『パートナーシップ』を選択しているひとり。

日本でいうと「事実婚」みたいな位置付けになるのかな。
日本との大きな違いは、籍を入れていなくても、籍を入れているカップルと同等の扱いや制度を受けられること。

性別や年齢、バックグラウンドに関係なく、その人がその人として認められる。

そして、籍を入れていないので、万が一「別れ」を選択する時でも、行政への報告や手続きはいらない。

お互いの信頼関係(もしくは?時には?利害関係)によって成り立っている関係。

わたしはこのスタンスが気に入っている。

その理由は、わたし自身が発展途上状態だから。
自分自身(相手も然り)の成長や変化、ライフスタイルの変化あった時に、もしかしたらお互いに歩みたい人生の方向性が変わるかもしれない。だから、次を考える時にできるだけ楽に選択・決断できる姿勢でいたい。
(そもそも人間て、我慢や努力、妥協なしに、一生同じ人と一緒にいられるのか?という疑問もある。もしそれが愛なら、わたしはまだそれを知らないのかもしれない笑)

日本にいた頃は、27歳くらいまでには結婚して、32歳くらいまでには子どもを2人産んで、と考えていたが、
今思うと、これはわたしが本当に望んでいたことだったのだろうか?
そんな流れが「あたり前」だったから、そう考えていただけなのかもしれない。

こんな話をして、
・わたしは『結婚(付随するであろう出産も然り)』に対して強い願望は今のところない。と話をまとめた。

2つ目、

「お仕事は何されてますか?」

わたしは「いろいろしてます(笑)」と答えた。
事実、本当にいろいろさせていただいている。
・海外留学メンター
・英語マインドセットコーチ
・ヨガ講師
・コミュニティファシリテーター
・経理業務や事務作業
・インタビュアー など。

その時その時で違う顔がある。
総称してフリーランサーなのかもしれない。
(フリーランスという表現もしっくりはこないけど。。。)
(なんならフリースピリットの方が好きだけど。。。笑)

過去何年も、これ!と思えることを仕事にしたいと探求してきたが(どこかで、そうやって1つに絞ることが正解だと思ってきたが)、自分の性質上、無理やり1つに絞ったり、何かの枠の中に自分を入れたりしても、
ぜーーーーーんぜん、なーーーーんにも続かないと心底わかった(笑)

だから、その時その時で違う顔があるというのでもいいのかもしれない。
と今は思っている。

という話をして、
・在り方は、「何か」または「誰かからわかってもらえる」の形に囚われなくてもいいと思っている。と話をまとめた。


彼女の声色が変わったのはここから。

「人生で初めて尊敬できる女性像に出会った気がします。」
彼女はわたしにそう言った。
言い換えると、彼女の心がこう叫んでるように、わたしには聞こえた。

  • そんな生き方もあるんですね!(選択肢の広がり)

  • そんな考え方や見方をしてもいいんですね!(価値観の広がり)

  • 私って私のままでいいんですね!(自己受容の広がり)

    「私」という可能性の広がりと解放感。

彼女の周りでは、
・社会で「若く」在れるのは25歳まで
・それまでに結婚はすべき
・仕事は1つのことを長く続ける(頑張る) など

そうすることが真っ当な女性で、真っ当な社会人という考えの人(女性)が多く、彼女はそれに共感できないでいたのが、「あたり前」に飲み込まれて、「自分はきっと真っ当な社会人や女性像に当てはまらない」と思い悩むときも多々あったそうだ。


知ってほしいと思うこと。

わたしの生き方や考え方は、海外に出て変化・進化した。
日本の社会で学んだ「あたり前」だけがすべてではないと、知った。
そして、周りにいる人たちもオープンな考え方を持つ人が多くなった。
(海外生活経験者が多いのもあるかもしれないが。)

でも、海外生活をしているからすごいとか、海外生活をすべきとか、
そういうことが言いたいのではなくて、

もしあなたが、今あなたのいる場所で、
「自分はダメだ」と自己否定や窮屈さを感じているとしても、
あなたが思っている以上に、

大きく果てしなく世界は広がっているのだと、知ってほしい。
別の世界が広がる場所もあるのだと、知ってほしい。
今、目に前にある考え方がすべててではないと、知ってほしい。

どんな可能性も、選択肢も、実は無限にあって、
あなたを制限するものは何もないと、知ってほしい。

「外」に出て環境を変えるのは、手っ取り早くそれに気づくきっかけになる。でも本当に大切なのは「内」。どこにいても「内」がすべて。

まぁ、どれもこれも、とりあえず
やってみないと腑には落ちないのだけどね。

わたしも未熟で未知で。
でも「わたし」が、「わたしの経験」が、
誰かの可能性を広げるきっかけになるなら「最幸」です。


今回の彼女との会話から、ますます、、、、、、、、、、、、、、、、、


ありがとう。

Much Love,

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