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人生初のリモートワークで感じたこと考えたこと

2007年に新卒でIT・web業界に入り、かれこれ13年ほどが経ちます(時の流れは早い…震)。お世話になった企業は現在のリブセンスを含めて4社。

私が新卒の頃から、「インターネットが普及し、デジタル化が進むことで、オフィスのペーパーレスや場所にとらわれない働き方が可能になる!」と散々言われていましたが、期待していたほどのことはなく、私の知る限り実態は下記のようなものでした。
・出勤時刻を紙に手書きする超アナログ方式を選ぶ企業もある
・ミーティングの際は資料を人数分出力して持参するのが当たり前
・オフィスのPCは基本持ち歩けないデスクトップ
・毎日満員電車で通勤してオフィスに出社するのが当たり前

それが、リブセンスに入社してガラリと変わりました。
・出勤時刻はwebの勤怠管理ツールで管理。スマホからもアクセス可能。
・資料の共有は紙でなくGoogleドキュメントやConfluenceなどのweb共有ツールが基本
・PCはラップトップが基本。だから全員自席以外でも業務可能。

ただし、毎日出社するという点は変わりありませんでした。

ところが。
新型コロナの影響により思いがけず経験することになった人生初の「リモートワーク(在宅勤務)」。

今回は、2月18日から4カ月目に突入したリモートワークについて、感じていること・考えていることを書いてみたいと思います。
(前置きが長い…(∩´∀`)∩)

【1】通勤が無いってこんなにストレスフリーなのね!
通常、自宅から会社まで電車で片道40分ほどかかるのですが、所要時間もさることながら、満員電車から満員電車に2回も乗り換えることが結構地味にストレスになっていたんだなぁと、通勤時間0秒のリモートワークを経験したことで自覚できました。
また、通勤にかかっていた往復約1時間半を、洗濯などの家事に使えることで、家族との関係性にも良い影響があると感じています。

【2】会社の仕事環境ってすごく整っていたんだなと実感!
在宅勤務開始直後は、こんなに長期化するとは思っていなかったので、ひとまずPCが使えればOKと、畳に座り、ちょうどよい高さの木の椅子をデスク代わりに仕事していました。が、速攻で首・背中・腰・股関節・脚が痛くなり、仕事に集中しづらくなってしまいました。その時改めて、会社の椅子や机、あと空調なども含めたオフィス環境は、とても快適だったのだなぁと実感しました。
※ちなみにリブセンスでは、在宅勤務期間中に座り慣れた会社の椅子を自宅に持ち帰ることが許可されています♪(デスクは数人掛けの大きなものなので無理ですが)

【3】環境を整えることで家で出来る仕事も少なくないと知った!
私はいま広報を担当しており、基本的にはデスクワークが多めです。例えば、プレスリリースやブログの原稿を書いたり、各事業部で制作するPR動画や資料などのクリエイティブチェックをするなど。PCとネット環境があればできる仕事がもともと多かったので、在宅勤務への移行も比較的スムーズでした。
しかし、社内には、電話でお客様とコミュニケーションをとることがメインの業務もあります。システムに疎い私のような人間からすると「在宅での電話対応業務ってどうやるんだろう。結局出社が必要なのかしら…それとも社用携帯電話の契約数を増やして担当者に渡すのかしら…」くらいしか思いつかなかったのですが、世の中には「ソフトフォン」という、パソコンのソフトウェアを介してインターネット回線で通話ができる便利なものがあるらしく、リブセンスも今回ソフトフォンを導入することで、在宅での架電業務が可能となり、全ての社員の在宅勤務を実現することが出来ました。
「会社じゃないとできない仕事」と思い込んでいただけで、世の中には無理を可能にするアイデアやツールが様々存在することを知りました。

【4】とはいえ対面だからこそ可能なこともある!
広報の仕事はPCとネット環境があればできることが多いと書きましたが、とはいえ、テレビ取材で動画撮影いただいたり、雑誌や新聞の取材で写真撮影をいただく場合、やはりオンライン取材だと制限が多く、対面での取材にはコンテンツとしての質の良さが及ばないと感じています。
『百聞は一見に如かず』と昔から言いますが、写真や映像など視覚的な情報は、相手に何かを伝えたいときに強い力を発揮してくれます。ですので、その場の空気感とともに人物を撮影することと、リアルタイムとはいえPCのディスプレイ越しに人物を撮影することは、同じ人物がそこに映っていたとしても伝えられる熱量やリアリティに差が出てしまうと感じます。
残念ながら、新型コロナウイルス自体はまだまだ健在なので、検温・消毒・マスク着用など、感染対策を十分に行ったうえで対面の取材にも対応し、伝えたいことが伝わるコミュニケーションを心掛けたいと考えています。

つらつらと個人的なリモートワーク経験談を書きましたが、私は現状、リモートワークは性に合っている気がしています。しかし、リモートワークが合う人合わない人には個人差があると思いますし、リモートワークのメリットデメリットは両方存在します。それらを踏まえたうえで、私たち個人は、自分が最もパフォーマンス高く働ける環境がどんなものか、経験を通して知ることが大事だと感じます。
そして、企業はその個々人の個性や多様性に応じる柔軟な考え方と、環境を用意する実行力が必要になると思います。

人はみんな個性がバラバラですし、それぞれ別の人生を歩んでいます。
会社はそんな色んな人が集まって成り立つものだと思うので、人が無理して会社の決めた枠にはまりに行くのではなく、会社が色んな人に適応できるだけの器を持っておくことのほうが自然なのかなと考えたりしました。

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ありがとうございます(*´∇`*)