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話し合えば解決すると思っている人へ

”まず自分の考えを相手に伝える、

そして相手の考えをよく聞く、

その上で妥協点や解決策を話し合うことが大事なのだ”

カップルや夫婦など、

人間関係の問題が起きたときによく言われることですよね。

もちろん親子や仕事の関係、国家間でもしかりです。

私も以前はそう思っていました。

でも、最近は思います。

話し合いで問題解決はしません。

その理由について書いてみようと思います。

私は、再婚後、自分の連れ子の教育方針について、

本当に一時は離婚を考えるほど悩み、

夫とも話し合いを続けてきました。

その中で、真理のメッセージに出会い、

たどり着いた答えですが、

どんな人間関係の問題でも、

夫婦のセックスレスの問題などでも、

同じことが言えると思います。

1.他人を変えることはできない

話し合いって、結局突きつめると、

「(自分の意見や考えや感じていることを言って)

相手の行動を自分の思い通りに変えさせよう」

ということになると気づきました。

だって、相手の何かが問題だと感じていて、

それを変えて欲しいから、話し合うわけです。

相手に罪悪感を感じさせるのか、

相手に論理の矛盾を正すのか、

相手に法的な責任を認めさせるのか、

相手に同情させるのか、

あの手この手のせめぎ合いが、

話し合いではないですか?

でも、他人を変えることはできません。

人は、自分が変わろうと思わなければ、

他人の言葉によって変わることはありません。

一時的に変わることはあっても、

すぐに元に戻ります。

私も、自分が言いたいことを我慢して、

相手への不満が溜まり、

関係が悪化したときに、

その後腹を割って話しをして、

問題が改善し、

2人の関係が良くなったように感じたこともありました。

でも、それは一時的なもので、

根本的な解決にはなりません。

相手も自分も、

話し合いで変わるように決心しても、

すぐに元の自分に戻ってしまうのです。

一時的に相手が変わることで、

問題が改善した、解決した、と勘違いするのですが、

結局元に戻るので、意味がありません。

まず、問題を解決する前に、

自分が相手を思い通りに変えようとすることを

もっと言うと、

自分が現実を思い通りに変えようとすることを、

あきらめる必要があります。

今起きていることは、

起きるべくして起きている

それ以外のことは起きようがないから起きてる

その真理のメッセージを知っていれば、

あきらめる以外に道はありません。

目の前の人は、

その肉体を持って、その環境で育ったことは選べなかった。

生まれたときからどんな外部刺激を受けて、

その結果どのように内部変化するのかも、

元々備えられたプログラム通りにしか

起こりようがなかった。

だから、今この発言・行動をしていることは、

本人の責任ではなく、

自然現象として起きてきていることなんだ。

そうやって、理解することであきらめます。

そして、

もしその人を変えようとすることが起きたら、

もちろんそれも起きるべきことなので、

別に悪いことではありません。

でも、

問題が解決すると思って、

積極的に話し合う必要はないです。

もし、私が積極的にするとしたら、

話し”合い”ではなく、

話しを”聞く”ことですかね。

相手が考えていることをきちんと理解しているか確認し、

問題だと思っていることがもし誤解だとしたら、

それは少し解決します。

でも、相手の話を”聞く”と

自分も言いたくなってしまうのが分かってるので、

徹底的に流し、放っておくようにします。

ああ、自分に不都合なことが起きているなあ、

と、目の前のことを放っておくのは、

かなり難しいです。

でも、放っておけない自分も、

放っておいて大丈夫です。

言いたいことがわき起こってきて、

考えずに口にしてしまったのなら、

それは言うべきことだったということです。

それに対して罪悪感を持つ必要もないです。

そして、

やっぱり言っても無駄だったなあ

という経験をする必要があるのかもしれません。

2.話し合わなくても、うまくいく関係ならうまくいく

話し合わなくても、

うまくいく関係ならうまくいきます。

話しあっても、

うまくいかない関係はうまくいきません。

もちろんこれは、

問題解決に向けての話し合いであって、

日頃のコミュニケーションが、

必要ないと言っているわけではありません。

むしろ、

相手の変えて欲しい、問題だと思うことは

あえて口に出さずに放っておき、

共感できる部分を

「大変だったね」「しんどかったね」

「がんばったね」「よかったね」

と口に出して共感し、

感謝していることを

「あなたのおかげだよ」「ありがとう」

とその都度口に出して感謝し、

そういうことを話し合っておくことが

うまくいく秘訣なのかもしれません。

でも、うまくいく秘訣と分かっていても、

うまくいかない相手とはそういうことも

口に出せないし、

うまくいく相手とは自然にそういうことが

できるわけです。

話し合ったから問題が解決した、とか、

問題が解決しないのは話し合ってないからだ、

というのは、

後付けにしか過ぎないですね。

起きるべきことが起きるから、

2人の関係もなるようにしかならないので、

自然に任せるしかないです。

私たちにできることは何もないです。

でも、何度も言いますが、

話し合いが起きたなら、

起きたようにさせればいいです。

ただ、問題解決のために積極的にする必要はないです。

3.問題解決のために必要なこととは

まず、

起きていることを問題だと思うことが問題です。

真理が分かれば、

起きていることは全て起きるべきことで、

何一つ間違いも問題もありません。

私個人という視点から見ると、

都合が悪いことかもしれませんが、

それも別の視点で見るとポジティブな面も見えるし、

また、長期的な視点で見るとメリットもあるかもしれません。

問題解決のために必要なことは、

相手との話し合いではなく、

それが問題だと思っている自分の視点を変えることです。












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