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世界は幻想である

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世界の仕組みを知って楽に生きるためのメッセージを
YouTubeで音声でもお届けしています。
音声のみなので、
ラジオのような感じで聞き流してください。
YouTubeにアップするにあたって、
少し体系的にまとめています。
このnoteは、文字起こししたものです。

こんにちは、
世界の仕組みを知って楽に生きる
メッセージをお伝えしています、maikoです。

今日は、
世界は幻想である、
というお話をしようと思います。

1.現実・人生・世界は夢

以前の音声で話した、
4.現実はコントロールできない、
5.人生は苦しい、
と今日の
6.世界は幻想である、のお話は、
夢シリーズ3本立てで、
目的は、全て同じです。

何度もお伝えしていますが、
一般的な本や動画で話されている話は、
行動のレベルであれ、
思考や感情のレベルであれ、
この現実、この人生、この世界を、
どうやって自分の都合の良いように、
変えるか、という話です。

一方、悟りのお話は、
この現実、この人生、この世界も、
それを体験していると思っている
自分さえも夢だから、
そこでどんなことが起きようとも大丈夫だよ!
という話です。

どちらが良い悪いではなく、
スタンスが違います。

そして、
自我や自分
思考や感情と言ったものは、
自分の力で消したり、
変えたりできるものではありません。
変化するとしたら、
あくまで自然と変化するものです。

変えよう、消そうと
思えば思うほど、
コントロールしようと思っている自分、
コントロールできると思っている自分が、
逆に強まるというパラドックスを知ってください。

では早速本題に入っていきます。

2.世界は変化し消えていく

世界というのは、
時間と空間で成り立っていますよね。

そしてこの世界は、
時間的にも、
空間的にも、
幻想であると言えます。
それを説明していきます。

まず時間の観点です。

この世界には、
何一つとして永遠不変のものはなく、
現れては消えていくという点で
目覚めれば消える夢・幻想です。

宇宙物理学でも
スピリチュアルの世界でも、
「時間は存在しない」
と言われて久しいですよね。
過去とは、
「今、思い出したこと」という意味で
現在にしか存在していない。
未来とは、
「今、想像したことと」いう意味で
現在にしか存在していない。
つまり、
実体として過去や未来がある訳ではなく、
過去や未来は幻想である、
という例の話です。

そして、その話は、
結局『今』しかないのだから、
今にあることが大事だよ、とか
今を生きることが大事だよ、とか
言われることが多いのですが、
ちょっと待ってください。

今だけはこの世界に確固たる実体が
確実にあると言えるのでしょうか。

「未来」が一瞬だけ「今」になり、
「今」は一瞬にして「過去」になっていきます。
そしたら、
「過去」と「未来」が幻想であれば、
つまり「今」もまた幻想
ということになりませんか?

さっきまであったものが、
次の瞬間、
同じものはなくなっています。

例えば私の身体。
食べ物を食べたり、
排泄をしたりして、
一瞬一瞬変化し、
確固たる私の身体はこれ、
というものはないですよね。
そして、細胞は約3ヶ月で
ほとんどが入れ替わるそうです。

例えば私の思考。
先ほど考えたことは、
今、思い出さない限り、
どこかに消え去っています。

悲しみやイライラなどの感情も、
湧き上がっては、
なくなっています。

もし、
ずっと続いているように感じるとしたら、
その感情が湧く出来事を
その瞬間その瞬間思い出し、
その時の感情を
感じ直しているだけです。

その証拠に、
今、震度7の地震が起きたことを
想像してみてください。
今考えていたことも
今感じていたことも
一瞬にしてどこかに
行ってしまいませんか?
地震の揺れの最中にも、
夫へのイライラが止まらなかった、
仕事で抱えてるトラブルが頭を離れなかった、
という人がいたら教えてほしいです(笑)

そして、
他人の気持ちも、言うことも、
ほんとコロコロ変わりますよね。
もちろん自分もなんですが。

正義も善も幸せの定義も、
全ては価値観であり、
時代や場所や人によって、
変わります。

自分を含めたこの世界は、
必ず変化します。
つまり
全てが消えてゆく夢ということです。
これを聞いて
悲しいですか?
寂しいですか?
私はすごく楽になりました。
例え、
どんなに過酷な現実が
目の前に広がっていようとも、
それは永遠には続かない、
過ぎ去る夢だということを知ったからです。
必ず終わりが来る。
徐々に状況も変化する。
いいことが続かないように、
悪いことだって、
絶対に続かない。

ずっとこの苦しい状況が続くんじゃないか、
と絶望しなくていいということです。
ですから、
どうぞ安心してください。

この世界は、
時間的にも、
空間的にも、
幻想ということについて、
話を続けます。

3.世界は個人的な体験

次に空間の観点です。

この世界は、
全ての人にとって同じ確固たる出来事
というものはなく、
個人的な体験であるという点で、
自分だけがみている夢・幻想です。

物理学でも明らかになっていますが、
全てのものはエネルギーであり、
私たちは見たり聞いたりしたものを、
電気信号として脳が認識して、
私はたちは映像として、音声として、
世界を認識しています。

ですから、
私たちの目の前に確固たる空間や物質といった
世界がある訳ではなく、
あくまでも、脳の中でそのように認識している
ということです。
その脳は、個別のものですから、
認識した世界はそれぞれ別ものになるのは
当たり前です。

しかも、量子力学では、
全ては可能性という状態で存在していて、
観測した時点で状態が確定する、
とうことすらも突き止めています。
つまり、
観測者によって、
現実化されるものが違うということです。

これを、
日常生活で分かりやすく説明しますね。

私たちは普段、
まずこの世界に確固たる空間・物質があって、
そこで起きた出来事が、
私達の意識状態を作り、
思考や感情が起きてくると思っています。

でも実は、先に私たちの意識状態があって、
世界はその意識状態を映し出しています。
言い換えると、先に思考や感情といった心があって、
世界はその心が映像化、物質化しているとも言えます。

自分のことだけをとってみても、
同じ本を読んでも、
どのタイミングで読むかによって、
印象に残ることが違いますよね?

ましてや、人が違えば、
同じ話を聞いても、
覚えていることも、
その後行動に移すことも、
全然違いますよね。
全く同じ本、全く同じ話である
にも関わらずです。

例えば、
物を片付けて、部屋を掃除すると
心も整理され、人生がうまくいく
という本を読んで、
その方法を実行して、きれいな部屋になり、
結果、心がスッキリした
ということが起きるとします。

でも実際は、
本を読む前に
物事に対する執着や不要な考えがなくなり、
スッキリした心の状態ができていて、
それが、
その本を読み、その内容を実行に移し、
片付いたきれいな部屋という形で投影され、
映像化、物資化したということです。

もしそうでなければ、
その本をまず読もうとも思わないし、
読んでも納得することも、
行動に移すこともできません。

これらの仕組みを利用して、
思考や感情をコントロールし、
現実を変えようとするのが、
引き寄せの法則ですが、
表面的な意識の変化は、
表面的な現実の変化として投影されるだけですし、
もし、本当に意識が変化したのなら、
それは引き寄せの法則の本を読んだから、
そうなったのではなく、
すでにあなたの意識が変化していただけです。

少し話がそれました。

4.世界が幻想だと知ると楽になる

以上のように、この世界は、
不変でそこに存在し続ける実体がある訳ではなく、
変化し消えるという意味でも幻想ですし、
全ての人にとって唯一絶対ではなく、
個々の心が投影されたもの、
という意味でも幻想です。

もし、
今お話したことがピンと来なければ、
こう考えてみてください。

毎晩あなたが寝ている時に、
世界は消えてなくなってはいませんか。
少なくとも寝ていたら、
世界が存在していることが
自分では認識できないでしょう。
そしてその時、あなたの苦しみも
消えていませんか?

そして、
肉体が死ねば、
あなたが認識できる
この世界が消えてなくなるだろうと
思いませんか。
そしてあなたの苦しみが消えるだろうと
思いませんか?

これが何より世界が幻想である、
現実が夢である証拠です。

私は、
これらのことを知った時に、
心の底からホッとしました。

なーんだ夢だったんだ!
そうか、これは夢だった!

これを思い出すと、
本当に生きるのが楽になります。

イライラしている時、
いっぱいいっぱいになっている時、
落ち込んだ時に、
「そうだ、これは夢だった!」
って思いだしてみてください。

その時の心の底からホッとした感じ。

その時、
本当の自分を知っています。
コントロールできない現実も、
苦しい出来事も、
何一つ変わっていないけど、
深刻さが一気に吹き飛びます。

自分はまだできてない。
自分はまだ知らない。
だけど、
いつかどこかで幸せになる。
いつかどこかで
悟って楽になる。
そうやって、
時間と空間という幻想を
自分自身が
必要としていたことに
気付きました。

先のばしにする必要は全くありません。
本当の自分を思い出した時、
平安であるために、
この世界、つまり時間と空間が
必要なくなります。

夢だと思い出した、
そのほっとした感覚、安心感、
それは、
現実を変えることなく、
今感じることができます。
世界は、
現れては消えていく儚い夢と思って、
いちいち相手にしない。
興味を持たない。
そうやって
現実から距離を置いた時にはじめて、
静寂、平和、安心を感じることが
できるのではないでしょうか。
そうやって、
何が起きても安心と知った上で、
この世界で生きることは、
自由で楽です。
もしかしたら、
どうせ全て夢なんでしょ?!って
自暴自棄になったり、
全てが虚しくなったり、
することも起きるかもしれません。
でもその時には、
まだやっぱり自分が
この世界に興味アリアリだし、
まだこの世界から何かを期待しているんだなあ、
ってことに気づいてみてください。
さて、今日は、
世界は幻想である、というお話をしました。
いかがでしたか?
そして、この話を聞いて、
でもこの世界が夢だなんて思えない、
夢だと思っても安心なんて全くできない、
と思ったとしても、
それはそれで大丈夫です。
まずは、
熟睡している間だけは、
苦しみからも、
許せないという怒りからも、
ぐるぐる心配してしまう思考からも、
全て解放されて、
そこに平安、静寂があったことを、
思い出してみてください。
そんな風に皆さんが少しでも楽になれたらいいな、と
願っています。
これからもこのような
世界の仕組みを音声にあげていくので、
よかったらチャンネル登録して
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